本年度「馬文化祭り」として実施したワーキングホースフェスティバル。そのフィナーレを飾る目玉企画として、帯広競馬場とかちむら特設圃場にて馬耕デモンストレーションを行いました。
各日共、11時からと13時からの2回、合計4回のデモンストレーションを行いましたが、24日は雨、25日は暴風という最悪のコンディションにも関わらず、のべ200名を超す観客が訪れる大盛況となりました。
実演してくれたのは、当会が本年度から取り組んでいる「馬耕技術伝承プロジェクト」で腕を磨いてくれた蛭川徹さんと愛馬・桃姫。このコンビを育成してくださっている指南役の森浦氏も駆けつけてくださり、解説を行ってくださいました。
各回デモンストレーションの後半には、参加者の体験タイムも設けましたが、馬耕を体験した人は「馬の力強さに感激」と口を揃えていました。
今回はプラウでの1頭引き「畑起こし」を披露しましたが、来年度は、十勝でのスタンダードスタイルであった「2頭びき馬耕」など更に質の高い馬耕を披露できるようプロジェクトを推し進めていく予定です。
10月10日、11日 ばん馬まつり協力(その2)。
ばん馬まつりでは、10日に装蹄実演、11日に馬体講座を実施いたしました。
装蹄実演は、同まつり第1回目から実施しているイベント。「もう飽きられるのでは?」というスタッフの心配をよそに、今年も多くの観客に囲まれての実演となりました。
蹄鉄を外し→蹄を整え(削蹄)→蹄鉄を合わせ→蹄鉄を装着する という一連の作業ですが、大きなナイフで蹄鉄を切りそろえたり、赤く焼けた蹄鉄を金づちで叩いて整形したりというダイナミックにして繊細な作業を、観客の皆さんは食い入るように見つめておられました。中でも、熱い蹄鉄を蹄にあてがう際には、もうもうと上がる白い煙と、たんぱく質が焼ける独特の匂いに、大きな歓声があがっていました。

また、11日の馬体講座では、今年から帯広競馬場の診療所に勤務されている海道磨里先生が初登場。馬の骨格や筋肉、特性について、獣医師ならではのお話を披露してくださいました。講座開始直前の大雨で、急遽、場所をスタンドの庇下に変えての実施となりましたが、そんな悪条件の中でも、わかりやすく楽しい海藤先生のお話に、子供からおとなまでたくさんの方が興味深げに聞き入って行っていました。

10月10日~12日「ばんえい十勝フェア in 東京競馬場」開催
首都圏の競馬ファンに、ばんえい競馬の魅力を紹介しようと毎年、東京競馬場で行っている当イベントも今年で3年目。という訳で、物産展などでも多くの方々に楽しんでいただけるよう、スタッフが商品を吟味、厳選するなど、例年にも増して力を入れて取り組みました。
イベント初日には交通事故の影響でレース発送時刻が大幅に変更。その後も天候不順など、開催の環境には厳しいものがありましたが、それでも予想以上の反響の中で、3日間の全てのプログラムを無事、終了することが出来ました。これも、JRAや中央競馬ピーアールセンター、首都圏の当会会員の皆々様、そして、開催中に当イベントに参加いただたいファンの皆様のお蔭と、心より感謝申し上げます。
☆ばんえいトークショー(10日 昼休み)
発送時刻変更のため場所をセンターコートに移しての実施となりましたが、観客の皆様には、矢野吉彦アナウンサー、キャスターの目黒貴子さん、荘司典子さんによる軽妙なトークで、ばんえい競馬の魅力をたっぷりご堪能いただきました。

☆ばんえいグッズ販売・十勝物産展(10日~12日)
正門横の特設テントで行った、ばんえいグッズと十勝物産展では、当会オリジナルのばんえいグッズと共に、豚丼のタレや十勝銘菓などスタッフが厳選した十勝の絶品を販売。好評を得ました。
☆ばんえい十勝PRブース
物販ブースの隣、最も正門から見えやすい位置には、今年もPRブースを設置。ばんえい競馬のレースシーンや、ルーツを紹介するDVDを放映するなど、ばんえい競馬の広報を行いました。また、競馬評論家で、当会顧問の斎藤修氏や矢野吉彦アナウンサーも駆けつけ、来場者に、ばんえい競馬の魅力をPRしてくださいました。
9月19日 「馬搬」講演開催
本年度の馬文化祭り「ワーキングホースフェスティバル」前半の目玉企画として、馬搬について写真家・村上昭浩氏にご講演いただきました。
馬による木材などの運搬を指す「馬搬」。機械化の波に翻弄され、今や、その姿を見ることはほとんどありませんが、岩手では、この昔ながらの運搬の継承に務める人々がいます。そんな馬搬に取り組む人々の姿を、4年以上も撮影し続ける村上氏から、38葉に及ぶ氏の写真を上映しながらご紹介いただきました。
村上氏のご講演では、馬搬に使われる馬具の紹介などの概要から、馬搬を続け、継承する人々の暮らし、馬による間伐材の運び出しが山々を傷めないエコな運搬方法であるなどなど、馬搬をめぐる状況を多角的に紹介いただきましたが、続いて行われた質疑応答では主催者の予想をはるかに超える専門的な質問が数多く飛び出す活気あふれるものとなり、馬搬について多く人々が関心を持っておられることを実感しました。
講演会で紹介された写真を含めた村上氏の作品は、10月26日まで帯広競馬場内ばん馬ギャラリーに展示されています(火曜日休館)。是非、そちらにも足をお運びいただき、馬搬をご堪能ください。











