11月5日~1月下旬(予定) コンテスト入選作展示

「思い出の馬フォトコンテスト」「ばん馬キャラ弁コンテスト」の入選作品を帯広競馬場スタンド中央にある当会掲示板に掲示いたしました。

思い出の馬フォトコンテストは、

「ばん馬写真の部」の最優秀作1点、優秀作2点、とかちむら賞5点、計8点を

「歴史的写真の部」の最優秀作1点、優秀作2点、とかちむら賞3点、計6点を

ばん馬キャラ弁コンテストは、

金賞1点、銀賞3点、銅賞5点、計9点を掲示いたしました。

当ブログや、十勝毎日新聞電子版などで、全作品は公開されていますが、全作品が並べられた様子は、また格別。競馬場を訪れる人々の目を引き付けています。

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11月3日 聴診実習開催(若手育成事業)

一昨年から実施している若手育成事業。今年もグランドワーク講習会など、様々な講習会を開催して来ましたが、講習生の要望を受けて、現役獣医師を招いた聴診実習を、この日、開催いたしました。

今回は、聴診器を使って、馬の心音や肺・腸などを実際に聞き、馬の健康状態や臓器のメカニズムを習う、という講習会。一人ひとつずつ聴診器を持って、実習に臨みましたが、初めての聴診に戸惑う場面も。しかし、講師をお願いした安田峰先生は共済組合の獣医師として長年活躍されている方なので、「聴診器を当てる前に馬の様子を観察すること」「正常な状態を把握しておくこと」など、現場の診療の経験を活かした実学を伝授。わかりやすい説明と、実習で、参加した学生さん達も「聴診器でわかることだけではなく、馬に接する基本を知ることが出来た」と感心するなど、有意義な講習会となりました。

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10月17日 「ポニーと写真を撮ろう」イベント開催

10月2日~11月1日まで開催しました本年度の馬文化祭りの一環として、「ポニーと写真を撮ろう」と題したポニーとのふれあい事業を実施いたしました。

例年、馬文化祭りでは、馬車を運行したり、ばん馬にまたがって写真を撮っていただいたり、と、ばん馬に親しんでいただく事業を展開していましたが、昨年から帯広競馬場PR馬(ハクウンリュー、フクスケ)が、活動を自粛しているため、今年度もポニーとのふれあいイベントを実施いたしました。コロナウイルス感染拡大防止を考え、ふれあい時間が短くても楽しい思い出を作っていただける「写真撮影会」という形を取りましたが、予想以上の大反響。途中、雨が降り出したため1時間半程度の短時間の開催でしたが、終了後も、帰厩するポニーを追いかけて来る子供さんもいるほど、大人気のポニーたちでした。

なお、今回は、更に馬に関する理解を深めてもらおうと、日本馬事協会発行のリーフレット「馬のいろいろ」を配布し、こちらも多くの方々に喜んでいただきました。

当会所有馬エクレア(右)と、ふれあい動物園のレディー(左)が、来場者をおもてなし。
ハロウィンイベントに合わせて、エクレアもカチューシャでオシャレ。

ばん馬キャラ弁コンテスト全受賞作品

ステイホーム時間に、馬をテーマにしたお弁当を作って、楽しんでいただければ、と企画したコンテストですが、やはり実際に作るとなるとハードルが高かったのか、期待ほどには作品数が集まらず、スタッフ一同、少々焦りましたが、それでも最終的には45作品が寄せられ、それら応募作は、どれも質の高い、素晴らしい作品ばかり。質の高いコンテストとなりました。

なお、当コンテストの審査にあたっては、帯広市ばんえい振興課、ばんえい競馬騎手会、ばんえい競馬馬主協会、ばんえい競馬オーナーズクラブ、とかちむらの皆様にご協力いただきました。

金賞 野澤未来さん(静岡市)

「カラフル」「馬の描写力抜群」「お弁当としても美味しそう」「躍動感に満ちている」など審査員全員が口を揃えて大絶賛した作品。マッシュポテトにお醤油で陰影をつけたばん馬は、力強さと可愛さも良く表現されており、文句なし、ダントツで最優秀賞に決定されました。

 

銀賞 加藤可奈子(帯広市)

二人の小学生のお子さんに、しかも、お揃いで、という点が可愛く高評価を得ました。ばんえい十勝のマスコットキャラクター「リッキー」を、子どもさんの好きなハンバーグで作るなど、お母さんとしての愛情も感じられましたが、何と言っても一番のポイントは、十勝産の食材をふんだんに使ったこと。十勝のばんえい競馬を十勝の食材で表現したことが銀賞受賞に繋がりました。

 

銀賞 3匹の大ぶたさん(静岡県掛川市)

彩りの美しさが目を引く可愛いお弁当。小さな馬が並んでいる様子は、愛らしいだけではなく、ゲートに入った競走馬を彷彿させて楽しい、という審査員の評価もあり、審査員全体から、まんべんなくポイントを得て銀賞となりました。

銀賞 堀田紗花さん(熊本市)

遠く熊本からの、高校生の応募作品。食物科に通う高校3年生が、栄養価まで計算して作った力作。ハムや薄焼き卵を花に仕上げるなどの細かい細工も光りました。また、「私には3歳の妹がいます。妹は生まれて一度も馬を見たことがないので、迫力あるばん馬を見ながら食べたい」というコメントも審査員のハートを鷲掴みにして、銀賞入賞が決まりました。

 

銅賞 田中麻捺さん(帯広市)

こちらも高校生の作品ですが、「初挑戦したキャラ弁! 四時間かけての力作です」と、ご本人のコメントにもあるように、丁寧に文字を浮き彫りにしたリンゴや、ハムとチーズの花など細かな細工を施した作品。薄焼き卵を馬型に切り抜いた独創性と、躍動感ある馬の造形も高く評価されました。焼きそばのタテガミも美味しそう!

 

銅賞 藤田裕史さん(帯広市)

これぞ、ばんえいファンのキャラ弁! ばんえい記念を制したスター馬センゴクエースを立体的に表現。しかも、ガラや胴びきと言った馬具まで細かに再現したり、この馬の特徴である目元の白い斑点を白ごまで表現するなど、超コアなファン振りが印象的。男弁当といったテーストも併せ、今回のコンテスト最高の個性作として入選を果たしました。

 

銅賞 八鍬扶美さん(常呂町)

二段重のお弁当を繋げると……ばん馬とソリが! この発想の素晴らしさが審査員のハートをキャッチ。先日、生まれて初めて帯広競馬場に来られたものの、開催日ではなく、調教するばん馬を遠目にご覧になっただけ、とのこと。その時の様子を思い出しながら「いつかレースを見に行きたい想いで作りました」というコメントも胸に染みる優しい雰囲気の作品でした。

 

銅賞 明石博美さん(音更町)

何と言っても中心に据えられた「ばん馬ハンバーグ」が目を引き、インパクトという点では一頭地を抜く作品。馬の表情も愛らしく、また、横に添えられた馬の足には蹄鉄が丁寧に描かれていました。「かれこれ18年ぶりのキャラ弁」とのことで、お子さんが幼稚園に通っていた頃を思い出しながら懐かしく作られた、というコメントにも心打たれました。

 

銅賞 田中麻優真さん、雅彩寛さん(帯広市)

中学2年生の息子さんと、お母さんとの共同作品。この年頃の男の子が、お弁当作りに参加される、というだけでも素敵なのですが、馬は可愛く、躍動感もあり、誰が見てもニコニコしてしまう魅力的な構図にも高く評価する声が多数集まりました。ただし、お弁当からはみ出したレイアウトがーについて「蓋が閉まらないのは、お弁当として実用的ではないのでは」「固定観念にとらわれないところがいい」と賛否が分かれ、最終的に銅賞ということになりました。

 

思い出の馬フォトコンテスト【歴史的写真の部】全受賞作品

最優秀賞 「農耕馬」 岩佐明治さん

[応募コメント] 昭和39年頃は、まだ畑作は馬が主役の時代で外国製トラクターが活躍している姿は珍しい程でした。各農家には5~10頭の農耕馬が飼育されていて、夕刻多数の馬が農作業から戻ってきた時などは水やりに大変苦労したことを今でも鮮明に覚えています。この写真は兄が青年期農業を担い始めの懐かしい1枚です。

 人馬一体の馬耕時代を伝える貴重な写真。高価であったカメラを持っている人は少なかった昭和30年代に、晴れ着の記念写真を撮る人はいても、こうした日常を撮影した作品は稀。画質も良く、コメントを含めて、馬文化のみならず、かつての農業の姿を鮮明に伝えた素晴らしい作品に、審査員全員が高ポイントを付けて最優秀賞に決定しました。


優秀賞 「阿寒国有林で」 岡田高市さん

[応募コメント] 阿寒国有林で、父が足寄の畑中林業に依頼され、夏から冬にかけて木材の切り出しを手伝っていた頃、父の馬を林業会社の人が撮影してくれた一枚。馬は作業を覚えて、山の上で丸太を繋ぐと一人(一頭?)で、坂を下り、土場(材木集積場・写真下部)まで行き、人間が丸太を外すのを待っていた。父は農業を営んでいたが、こうした材木運搬用の馬を2頭飼育しており、あちらこちらの、お祭りばん馬でも、この馬たちは活躍。1トン近い大柄な馬だったので、たくさんの優勝カップなどが、今も家に残っている。

馬の力強さ、賢さ、高い運動能力に加え、人馬の厚い信頼関係も感じられる一葉。山林で働く馬の姿を捉えた、これも貴重なショットとして、高く評価されました。

 

優秀賞 「馬」 石川潔さん

[応募コメント] 支那事業当時は戦場へ農家の馬を提供するすることになった。農家の馬を競馬場に集め「軍馬」を決定しました。父は「馬がすき」であったので軍馬に選ばれた事が自慢であったと思います。

馬好きの亡父の若かりし頃の写真。軍馬として買い上げられたことは、大きな誇りであり、自慢であった、とのことですが、この満面の笑みが、戦中の人々の気持ちを如実に語っており、その後の軍馬の末路を思い合わせると複雑な感慨を催さしめる写真です。保存状態の良さも併せて、歴史資料として高ポイントを獲得しました。

 

とかちむら賞 「父の可愛がっていた馬」 佐竹早苗さん

[応募コメント] 今回は、亡くなった父が大切に持っていた写真を見ていただきたくて申し込みました。父は養子で、馬の青と山を登ったり遊んだことを聞いたことはありますが、この写真の馬のことなのか分かりません。生前にもっとたくさん話を聞いておけば—と、後悔しています。高齢の母に聞いても定かではありません。どなたかご存知でしたら、戦時中のことかもしれません。話を聞かせてくださると幸いです。

これも軍馬出征の写真ですが、詳細は不明とのこと。馬が大好きだったお父様の大切な思い出の一葉としても貴重ですが、軒が隠れるほどの大雪の中、赤ちゃんまで集っての愛馬との記念撮影は、当時を偲ばせるに十分です。「(父の)生前にもっと話を聞いておけば……と、後悔しています」という応募者のコメントも印象的でした。

 

とかちむら賞 「懐かしい草ばんば大会の思い出」 内芝義一さん

[応募コメント] 昭和40年代には農作業の機械化も進み馬の姿はあまり見かけない時代でしたが、富良野近郊の地方祭で農家等の馬好きの人達の楽しみとして地元では最後の「草ばんば大会」が東山で開催されました。我が家からは力自慢の愛馬を2頭出走させ、また亡き母は婦人レースの騎手として参加し優勝し、亡き父が優勝旗を手に持ち馬と共に馬場を一周し観客から祝福の拍手を頂き、自慢気な父の姿を懐かしく思い浮かべる写真です。

富良野市東山でかつて行われていた草ばんばの風景。今は亡きお母様が、婦人レースの騎手として愛馬の手綱を取った時の写真とのこと。昭和43年の珍しい風景、しかもカラー作品でもあり、貴重な一枚ですが、何より、画面から草ばんばの熱気が伝わる迫力ある作品と言う点が高く評価され、入賞作に選ばれました。

 

とかちむら賞 「移住三年記念」 浅野年實さん

[応募コメント] 浅野家一家族。馬も含めて! 幼い頃、タンスの引き出しの中に入っていた数枚写真。「絵本」がわりに取り出してみていた私。

大正八年九月に撮影された貴重な一枚。応募作の中でも最古の写真に、審査員からも「北の大地に移住されて3年。その間の過酷な暮らしを支えた農耕馬。その存在の大きさを窺わせる歴史的にも価値ある一枚」と絶賛される作品でした。