ばん馬の導入を機に、おびひろ動物園の支援を行っている当会ですが、支援の一環として当会案内ポスターの貼り出しを、9月1日から開始しました。
正門を通過してすぐの好立地に貼り出されているため、PR効果も満点。有料広告を出して、少しでも同動物園の経営に寄与しようという趣旨始めたものですが、当会の存在や活動を広く来場者に知ってもらうことが出来るので、当会が動物園にサポートしてもらっている感も……(笑)
ばん馬の導入を機に、おびひろ動物園の支援を行っている当会ですが、支援の一環として当会案内ポスターの貼り出しを、9月1日から開始しました。
正門を通過してすぐの好立地に貼り出されているため、PR効果も満点。有料広告を出して、少しでも同動物園の経営に寄与しようという趣旨始めたものですが、当会の存在や活動を広く来場者に知ってもらうことが出来るので、当会が動物園にサポートしてもらっている感も……(笑)
当会が長年推し進めてきた「馬耕技術伝承プロジェクト」ですが、ノースポールステイブルの蛭川氏を始め、最近では、多くの方が馬耕・馬搬に真剣に取り組んでくださるようになりました。
さらべつポニーファームのオーナー・原山路子氏も、そのお一人。昨年からは同ファームで、馬耕・馬搬・馬車の体験会を開催。当会も、その支援をさせていただいています。
本来開催を予定していたのは前日8月31日でしたが、生憎の荒天で、一日延期。しかし、この延期が功を奏して、当日は雲ひとつない快晴となりました。そんな明るい空の下、蛭川さんと桃姫コンビが馬耕を披露。続いて行われた馬耕体験では、参加者が次々にプラウ操作に挑戦しましたが、「見ているのとは違って、なかなか大変でした」「右にプラウが逸れた時は、右にプラウを倒さなくてはいけなくて、感覚的に難しかったです」など、参加者は、馬耕の難しさに苦戦しながらも、しかし、実に楽しそうな表情で感想を語ってくれました。
その他、馬搬実演やポニーとのふれあい体験、そして、なぜかロバ君まで飛び入り参加して観客を楽しませるなど、内容盛りだくさん。爽やかな夏の終わりの一日、馬と、馬での作業に、参加者全員が充実した時を過ごすことが出来ました。
岡田敦氏の著書『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』のJRA馬事文化賞授賞を記念して本展を開催いたしました。
岡田氏は、木村伊兵衛写真賞などビッグタイトルを獲得する気鋭の写真家として知られていますが、そんな氏が魅了され追い続けているのが無人島ユルリ島に放たれている重種馬たち。過酷ともいえる自然の中で凛として生きる馬たちが、しかし、岡田氏のレンズの前で見せる優しい眼差し。そうしたユルリ島の馬たちを含め、島の空気を丸ごと、そのまま凝縮した鋭い映像は、観る人を震撼させるほどです。
全国の馬好き、特に重種馬を愛する人たちが集う帯広競馬場。その片隅に建てられた「ばん馬ギャラリー」は、著名なアーティストが匿名で建設費を寄付し2015年に完成したものですが、その場で、重種馬アートの真骨頂とも言うべき本展が開催できるのは正に天啓。
開催期間中、過去に例を見ないほど多くの方が会場に足を運んでくださいましたが、岡田氏の切り取ったユルリ島の馬たちの息遣いを、視線を、そして、肌触りまでも、御実感していただいたと確信しています。
7月27日から開催した「岡田敦写真展」のために来帯した写真家・岡田敦氏を囲む懇談会を実施いたしました。参加したのは、帯広畜産大学写真サークルの面々。同サークルは、当会の全面的な協力の下、毎年、ばんえいカレンダーを作成、同時に帯広競馬場で写真展を行うなど、ばん馬をモチーフとした作品作りに力を入れていますが、今回は、多くの賞を獲得する気鋭の写真家・岡田氏と間近でお話しできるとあって、最初は緊張気味。しかし、設営が終わったばかりの岡田作品が飾られた会場での懇談とあって、時間が経つに従って「この写真の、この光は?」「この馬たちへの想いは?」「どうやったら、こんな瞬間が捉えられるんですか?」など様々な質問が出始めました。そうした質問にも、岡田氏は丁寧に答えられ、なごやかでありつつ濃厚な会となり、学生たちは一様に、「いや~、勉強になりました」と、充実感に満ちた顔で、でも、ちょっぴり名残惜しそうな表情で帰って行きました。
当会「若手育成事業」に参加してくれている学生さんからのリクエストで、「馬体講座」を開催いたしました。まずは初歩的な馬体についての解説ということで、今回は当会専務理事の旋丸巴が講師となり、帯広競馬場ふれあい動物園で開講。
乗用半血馬のツトム号に協力してもらい、馬体各部の名称から、各部の理想的な形質、歩様の良否などについて解説。 途中、何度も実際に馬体に触ってもらい、馬の皮膚の厚さや、腱の状態、蹄の質などについても理解できるよう、楽しみつつ体感できる講座としました。
十勝晴れの暑い日でしたが、参加した学生さん達は、いずれも興味津々。馬体にも積極的に触れ、予定の一時間を大幅に超える熱い講習会となりました。