6月13日 帯広市立清川小学校で出前授業

巨大校・南町中学校から一転、今回の出前授業は農村部にある小規模校・清川小学校。今回授業を受けた児童数も、3年生6名、4年生9名のみ。……とは言え、数が少なくても、元気なことは他行に負けません。今回も、2時間目・3年生「草食動物と肉食動物」、3時間目・4年生「北海道開拓と馬」、4時間目・3,4年生「馬とのふれあい体験」というスケジュールでしたが、どの時間でも、子どもたちは活発に授業に参加してくれて、有意義で楽しい出前授業となりました。

特に、4時間目の「ふれあい体験」では、子どもたちのパワー炸裂。今年も、ばんえい振興課の方針で、ばん馬の出動はかないませんでしたが、小さなポニー「エクレア」でも、十全に授業を楽しんでくれたようで、馬の好きな草を当てるクイズでは、自分が選んだ草をエクレアの前に差し出し、「結婚してください!!」とお願いする児童も。みんな笑顔で、馬や歴史について学べる時間となりました。

 

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5月8日 帯広市立南町中学校で出前授業

今年も、南町中学校1年生200余名を対象に、馬の出前授業を行ってきました。同校では、郷土学習の一環として当会の出前授業を召喚してくださっていますが、馬に直接触れる授業は、後日、競馬場で行うため、この日は、旋丸専務理事が講師を務める「開拓と馬」というテーマでの座学のみが行われました。

マンモス校の授業とあって、体育館での授業となりましたが、毎年のことながら、同校の授業は、大人数にも関わらず私語をする生徒は皆無。真剣に馬との歴史に耳を傾け、時には、講師から発せられる質問に挙手して活発に発言するなど、理想的とも言える授業態度で、多くのことを学んでくれました。

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5月4日 フェアプレー賞表彰式

「2023年度フェアプレー賞」の表彰式を、この日、帯広競馬場にて実施いたしました。例年通り、「ばんえいアワード」の表彰式と併せて行う式典ですが、今年からは、アワードが帯広市主催となったため、アワードのパンフレットにフェアプレー賞も記載されるなど、ばんえい主催者との一体感を更に強く感じる表彰式となりました。

フェアプレー賞を受賞した金田利貴騎手には賞状とスワロフスキーのトロフィー、そして賞金50万円を贈呈。特別奨励賞に輝いた今井千尋騎手には、賞状と盾、賞金10万円を贈呈いたしました。

「この賞を取ったら、地域に何らかの形で還元したいと思っていました」とインタビューに答えた金田騎手には、その爽やかな姿に、会場からも大きな祝福の拍手が贈られていました。

 

 

5月16日~18日 馬車・馬耕・馬搬勉強会開催

当会「馬耕技術伝承プロジェクト」の一環として、今年も勉強会を実施いたしました。

お馴染みのノースポールステイブルで行われた今回の勉強会。1日目は馬車、2日目が馬耕、そして3日目は馬搬と、馬による牽引作業をフルコースで体験・学習・研究するという本格的な勉強会。では、馬持ち込み参加者も多く、元ばんえい競走馬からポニーまで様々な体格の馬が参加し、各人各様、各馬各様のスタイルでの作業技術を楽しく模索、研磨していました。

2015年に取り組みを開始した「馬耕技術伝承プロジェクト」も今年で10年目。当初の目標「指導者育成」の段階から参加していただいている蛭川徹氏が今や馬牽引技術指導の第一人者に成長。蛭川さんの指導を受ける人々や、その人々の指導を受ける人々……と、確実に馬牽引技術が伝承されつつあります。資源を食い尽くすだけの機械化文明に慣れきってしまった我々ですが、本当の意味での豊かさを考えさせられる勉強会でもありました。

4月27日~5月27日 おびひろ動物園にて「ばん馬の歴史展」開催

おびひろ動物園での、ばん馬2頭の導入を受けて、当会では同動物園で「ばん馬の歴史展」を開催。機械化以前、ばん馬が人と共に働いた時代の貴重な写真や、当時の馬具、蹄鉄などを展示。また、かつての馬文化を記した馬文化新聞なども配布し、ばん馬と人の歴史を体感していただきました。

おびひろ動物園の冬期閉鎖が終わる4月27日からゴールデンウイーク終了の5月6日までは、動物園センターで大規模展示を行い、その後は、入場者が気軽に訪れることが出来る入場門横のビジターセンターに会場を移した「ミニ展示」を行いました。

いずれの期間も、老若男女、年齢を問わず、多くの方々が訪れ、ばん馬が活躍した時代に想いを馳せていらっしゃいました。

 

 

5月7日からは、ビジターセンターでミニ展示