11月22日 とかちむらにてポニーイベント

掲載順が前後しますが……

帯広競馬場に隣接する商業施設「とかちむら」の要請を受け、同施設前で、当会ポニー・エクレア号でのイベントを開催しました。

イベントは午前と午後の2部制とし、午前は、来場者にエクレアを撫でたり、写真を撮ったり、と、ふれあいを楽しんでいただきました。

午後は、エクレアの気分転換のためもあって、「ポニーの食べないもの当てクイズ」を実施。並べられた草や野菜などの中から、ポニーが「食べないもの」と思う食べ物を各自、選んでもらい、それをエクレアにあげて、食べなければ当たり!  商品として馬シールを贈呈。

ということで、参加してくれた子供たちは、エクレアが嫌いそうな食べ物を探すのですが……。

食べなければ、当たりのシールがもらえますし、食べたらハズレ、ではありますが、エクレアが美味しそうに食べる姿に満足。ということで、たくさんの子供たち、そして、おとなも参加して、エクレアの動向に一喜一憂。ただし、エクレアは偏食お嬢様。他の馬なら喜んで食べるカボチャにもプイッと横を向いてしまうなど、馬らしからぬ食性で参加者を翻弄していました。

 

とかちむらから提供された美味しそうなレタスを差し出されて……これにも偏食お嬢様は採食拒否

 

12月12~14日 若手育成研修会

年間を通じて、様々な機会を捉えて若手育成事業を行っている当会ですが、今回は馬事先進地である青森県十和田市に将来有望な大学生と高校生を派遣。様々な馬文化や馬に関わる活動を視察するとともに、前記シンポジウムにも参加し、現地の北里大学学生など同世代との交流も図りました。

まず訪れたのは、十和田乗馬クラブ。桜流鏑馬と銘打って女子にも流鏑馬を普及したり、それらを紹介するために大阪万博に参加したり、と、国内では例を見ないほど常に積極的に事業を展開する同クラブ。現地を見学するだけではなく、同乗馬クラブ代表・上村鮎子氏から「馬事業を展開するためのシステム作り」といったお話を聞くなど、多方面にわたる視察とすることができました。

その後、上村氏の案内で、馬の博物館「称徳館」を訪問。東北で馬文化や馬生産、そして、それらの変遷について学びました。北海道の馬文化、馬産業とは違う、長い歴史を持つ東北の馬事情に、学生のみならず、同行した当会スタッフも深い感銘を受け、こちらでも予想を遥かに上回る充実した視察とすることが出来ました。

そして、軍馬を飼育していた旧軍部施設を案内してもらいながら、最終目的である「流鏑馬文化祭」に到着。北里大学にんしせんサークルの発表を聴くなど、若い世代間で交流を深めました。

最後は前述のシンポジウムでのディスカッションへの参加。そのまま帰路に就く予定でしたが、ここでも、オリンピアンの北原氏とお話ししたり、地元の人と情報交換するなど、最後の最後まで馬についての知識を得るために奔走する学生たち。その姿に、馬文化の明るい未来を見る思いがしました。

馬活動を展開する事業につい上村代表から直接レクチャーを受ける学生たち

馬の博物館「称徳館」。上村氏のわかりやすく楽しい解説で、学生も大満足

 

流鏑馬文化祭では北里大学ニンジンサークルの活動発表を聴き、刺激を受けた

 

11月5~7日 馬耕・馬搬・馬車勉強会開催

馬による牽引技術の伝承を目的として様々な活動を行っている当会ですが、馬耕技術伝承プロジェクトも「啓発活動」「指導者養成」の段階を経て、現在は「技術者講習会」を継続的に実施しています。今年の勉強会も、6月に続き、今回は第2回目となりましたが、参加した方々は実践を目指す方々ばかり。自馬を持ち込んで愛馬と共に技術習得を志す参加者も多く、3日間で延べ40名近くの人たちが熱心に馬耕・馬搬・馬車について勉強されました。

また、講師の蛭川徹氏、西埜将世さん、マック鈴木さんのお三方も、「自分たちもまだまだ勉強中」と、今勉強会でも参加者と共に奮戦。講師陣と参加者の皆さんが「馬に負担をかけず効率的に仕事ができる技術」を目指して、真剣に学び合い、高め合っていました。

当会の最終目標は、こうした勉強会を通して、やがては、馬と共に働く人々が北海道に、いや、全国に定着すること。そのために、地道ではありますが、意欲のある方々への支援を続けていこうと考えています。

10月12日 馬学セミナー「ばん馬乗馬の実現を目指して」開催

馬インフルエンザの影響を受け、当初7月に予定していた馬学セミナーですが、状況が安定したため、全国乗馬俱楽部振興協会の支援と、おびひろ動物園の協力を得て、この日、満を持して開催いたしました。

令和4年から「ばん馬乗馬」をテーマとして開催してきた当会馬学セミナー。昨年は、参加者に実際に、ばんえい競馬を引退した「ばん馬」に跨ってもらい、その大きさを実感してもらいましたが、今年は更にバージョンアップし、ばん馬での引馬を実施。大きさのみならず乗り心地など、ばん馬の特性を体感していただきました。

その後は、当セミナーではお馴染みとなった地域振興のプロ=若杉清一氏と、当会馬耕プロジェクトなどでも協力いただいているノースポールステイブル代表の蛭川徹氏、それに当会専務理事の旋丸巴もコーディネーターとして加わった対談形式の講演を開催。若杉講師からは観光資源としての重種馬の価値、蛭川さんには実際に馬に関わる中で感じている重種馬の魅力などについて、話し合っていただきました。

今回の参加者のほとんどが、大学や高校などで馬に親しんでいるため、講師との意見交換も、かなり濃い内容に。その中では、参加者から「ばん馬を、わざわざ乗馬に使うより、馬車などに使う方が合理的なのでは」というシビアな質問に対し、蛭川氏と旋丸専務理事が「ソリを力いっぱい引くレースをして来た『ばんえい競走馬』は、ゆっくり馬車などを引くより、全く違った仕事=乗馬に転用する方が、案外、リトレーニングが容易」と回答するなど、忌憚のないハイレベルな討論が繰り広げられました。

ばんえい競走馬のセカンドライフとしても有用と考えられる「ばん馬乗馬」。実現へのハードルは低くありませんが、今後も当会らしいアプローチで実現への方策を模索していく所存です。

 

開会にあたって、おびひろ動物園の渡邊誠克(右から2番目)園長からご挨拶の言葉をいただきました

まずは、蛭川徹氏が、ばん馬引退競走馬ムホウマツゴロウで「ばん馬乗馬デモンストレーション」

次は、いよいよ、ばん馬体験乗馬

屋内に会場を移して、対談型講習会(左端・蛭川徹氏、中央・若杉清一氏、左・旋丸巴)

 

 

9月15日 馬耕・馬搬講習会開催

9月1日に実施した帯広畜産大学うま部に対する牽引技術指導の第2弾として、上記講習会を開催しました。

今回は、更別ポニーファームに会場を移して、かなり本格的な馬耕や馬搬を勉強してもらうプログラム。天候の影響で、1日開催が延期されたために、参加できない学生さんもいましたが、それでも1年生~3年生までの5名に、大学での指導員の方も加わって、賑やかな会となりました。

講習は馬耕、馬搬共に1時間半ずつ、計3時間。用具説明から始まり、デモンストレーションから体験、そして、馬耕については最終的には一人で実施できるようになるまで、と、なかなかのハードスケジュールでしたが、全員、集中力を切らすことなく熱心に学習していました。

参加者からも「充実した、とても贅沢な内容だったと思います」という喜びの声があがるなど、主催者としても若手育成の手応えを感じることができる講習会となりました。