二科展などで活躍する澤田真結氏による大型作品を、今年も展示いたしました。毎年、ばんえい記念前に展示し好評の、この企画。今年の作品は、昨年の「ばんえい記念」覇者メジロゴーリキ号を描いたもので迫力満点。
競馬場スタンド改装の関係で、リッキーハウス横の、やや目立ちにくい場所での展示となりましたが、力に満ちた作品に引き付けられ、多くの人たちが立ち止まり、時には撮影する人もいるなど、人気を博していました。
二科展などで活躍する澤田真結氏による大型作品を、今年も展示いたしました。毎年、ばんえい記念前に展示し好評の、この企画。今年の作品は、昨年の「ばんえい記念」覇者メジロゴーリキ号を描いたもので迫力満点。
競馬場スタンド改装の関係で、リッキーハウス横の、やや目立ちにくい場所での展示となりましたが、力に満ちた作品に引き付けられ、多くの人たちが立ち止まり、時には撮影する人もいるなど、人気を博していました。
岡田敦氏の著書『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』のJRA馬事文化賞授賞を記念して本展を開催いたしました。
岡田氏は、木村伊兵衛写真賞などビッグタイトルを獲得する気鋭の写真家として知られていますが、そんな氏が魅了され追い続けているのが無人島ユルリ島に放たれている重種馬たち。過酷ともいえる自然の中で凛として生きる馬たちが、しかし、岡田氏のレンズの前で見せる優しい眼差し。そうしたユルリ島の馬たちを含め、島の空気を丸ごと、そのまま凝縮した鋭い映像は、観る人を震撼させるほどです。
全国の馬好き、特に重種馬を愛する人たちが集う帯広競馬場。その片隅に建てられた「ばん馬ギャラリー」は、著名なアーティストが匿名で建設費を寄付し2015年に完成したものですが、その場で、重種馬アートの真骨頂とも言うべき本展が開催できるのは正に天啓。
開催期間中、過去に例を見ないほど多くの方が会場に足を運んでくださいましたが、岡田氏の切り取ったユルリ島の馬たちの息遣いを、視線を、そして、肌触りまでも、御実感していただいたと確信しています。
今年度も、十勝の家畜共進会、馬の部の後援をいたしました。
あまり知られていないようですが、近年、農用馬(重種馬)の生産頭数は減少の一途。平成6年には8000頭を越えていた生産馬が、令和6年には900頭を割るという深刻な事態に陥っています。
農用馬の活躍の場である「ばんえい競馬」も、この状態が続けば、存続の危機を迎えることは火を見るより明らかです。
生産頭数の減少は、生産者の高齢化や市場の動向など複雑な要因が絡み合っているため、容易に打開策が見いだせるものではありませんが、そんな現状を改善するためにも、当会は微力ながら生産者支援を続けていきたいと考えています。
今回は、同共進会参加の馬生産者全員に参加賞を提供。微々たる支援ではありますが、会員の皆さんから生産者へのエールとしてお届けいたしました。
4年に一度の全道共進会ですが、今回も、当会から馬の部門の「最高位」1頭、「一等一席」7頭、参加全馬50頭に、それぞれ賞品を提供いたしました。
同共進会は、その名の通り、北海道全域から各地区の大会を勝ち抜いた駿馬が集う大きな大会。馬部門の他にも乳牛や和牛の部門もありますが、馬部門も、農用馬(重種馬)のみならず、北海道和種馬(ドサンコ)と小格馬(ポニー)部門が設けられ、様々な馬と出会うことの出来る貴重な機会となっています。農用馬、和種馬、小格馬、それぞれの部門でチャンピオンが選ばれ、更に、その三部門のチャンピオンの中から最高位(グランドチャンピオン)が選出されますが、今年は、農用馬の繁殖牝馬ホワイトマンカツ号が、最高位の栄冠を獲得しました。
(写真上)最高位に輝いたホワイトマンカツ号
(写真下)同号には当会からも副賞として、ばん馬を意匠したステンドランプを贈呈いたしました。
首都圏在住の画家・さわだまゆさんのイラストを、帯広競馬場中央通路の当会掲示板に展示いたしました。