今年の馬文化祭りのテーマは「ひっぱるお馬」。ということで、今回は、実馬を使った催しとして、ポニーによる馬搬の実演を行いました。
この日開催された十勝振興局「木の暖房フェス」との関連イベントでもあったため多くの観衆の来場が予想されていましたが、豪雨にたたられ、集客はイマイチ。それでも馬文化に興味ある方々が集まり、馬搬にも挑戦していただきました。

今年の馬文化祭りのテーマは「ひっぱるお馬」。ということで、今回は、実馬を使った催しとして、ポニーによる馬搬の実演を行いました。
この日開催された十勝振興局「木の暖房フェス」との関連イベントでもあったため多くの観衆の来場が予想されていましたが、豪雨にたたられ、集客はイマイチ。それでも馬文化に興味ある方々が集まり、馬搬にも挑戦していただきました。
今年の馬文化祭りは「ひっぱるお馬」と題して、牽引馬の文化を紹介。スタンド中央に牽引に関する解説を掲示すると共に、牽引馬具などを展示いたしました。
展示した牽引馬具の内、天井(頭絡)と胴びきなどは、当会が馬耕技術伝承プロジェクトのために制作した新品のもの。帯広にある馬具工房に発注して作ってもらったものを展示いたしました。
また、わらび型とガラについては、ばんえい競馬に使用されたものと、かつて農家で使用した旧式のものを比較展示。素材や大きさの違いを実感していただけるよう工夫いたしました。
なお、この競走馬用の巨大なガラは、谷あゆみ調教師から拝借したもの。標津柄と呼ばれる今日では珍しくなった市松模様のデザインもさることながら、「今、うちの厩舎では使う馬がいない」と谷さんが語るほどの特大サイズも貴重なガラ。
おがわじゅりさんによる解説イラストも好評でしたが、掲示期間には多くの競馬場イベントが行われたこともあり、多くの観客が足を止めて解説や展示品に見入っていました。
日本馬事協会が主催する馬学セミナーの第一弾として、帯広競馬場特設スタンドで「重種馬の魅力」と題したトークショーを開催。当会も共催者として企画立案から協力いたしました。
同日、帯広競馬場では「ばんえい夏祭り」を開催。このトークショーも、それらの催し物のひとつとして特設ステージで実施されました。
馬学セミナーとタイトルは硬めですが、ゲストにメムロボブサップの生産者である竹澤一彦さんや、ばん馬の獣医師として活躍されている武山暁子さん、そして、お馴染みの島津新騎手と谷あゆみ調教師、と、四名の、エキスパートを招いた楽しいパネルディスカッション。矢野吉彦アナウンサーの軽妙なリードで、笑いの中にも深い学びもある、そんな有意義なトークショーとなりました。
スタンド中央掲示板に、イラストレーターらんさんに描いていただいた横断幕を掲示し、競馬場来場者を歓迎いたしました。例年、春の開幕から掲示を開始する歓迎横断幕ですが、諸事情により、本年度は7月からのスタート。掲示期間も一か月と短かったため、掲示板での掲示終了後は、当会運営のリッキーハウスの南壁面に掲示いたしました。今年度中は掲示を続ける予定ですので、帯広競馬場にお越しの際は、是非、ご一覧の上、らんさんの描く愛らしい競走馬の姿をご堪能下さい。
全国乗馬俱楽部振興協会の支援を受け、毎年開催しているセミナーですが、今年は、昨年に引き続き、ばん馬の多様な利活用、というテーマで講演会とワークショップを行いました。
基調講演では、講師に地域振興のプロである食彩創研代表取締役の若杉清一氏を招き、ばん馬や、ばんえい競馬の観光資源としての価値や、その活用法についてのヒントをお話しいただきました。
続いて、6つの小グループにわかれてのワークショップを行いましたが、ばん馬の魅力の洗い出しから、ばん馬と共に出来る様々な活動についてまで、参加者が各グルーブ検討。楽しく、しかし、真剣に活発な討論が行われました。
そして、最後に各グループが、それらの意見をまとめて発表。ばん馬の大きさを魅力の核として、外国人向けの乗馬イベントやコスプレなどに活用する案や、動物園での展示方法など、多様な意見が出されました。
今回は、帯広市職員や動物園関係者などもプライベートで参加されるなど、参加者も多様なメンバーとなりましたが、それだけに多角的で活発な討議なども行われる活気あふれるセミナーとなりました。