5月10日 南町中学校で歴史授業実施

昨年は緊急事態宣言中ということで中止になった帯広市立南町中学校での出前授業ですが、今年は、例年通り実施することが出来ました。

同校は各学年200名以上と言うマンモス校。今回、授業を受けた1年生も213名と多人数でしたが、広い体育館で充分な距離を取って着席して実施していただきました。

「北海道開拓と馬の歴史」と題した今回の授業では、開拓時代から馬と共に暮らした北海道の歴史と、機械化の波によって姿を消した馬による牽引の文化について、当会専務理事・旋丸巴がスライド写真を提示しつつ講演いたしました。

学習意識の高いことで知られる同校だけに、これだけの人数での授業でも全く私語もなく、真剣に聞き入っていた生徒さん達。後日、届いた感想文も非常にクオリティーが高く驚かされましたが、こうして若い世代が、馬と共に暮らした先人の文化を知り、受け継いでくれることに、改めて感慨を深くしました。

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3月28日とかちむらイベント「むらキャン」でポニー写真撮影会実施

帯広競馬場前の商業施設とかちむらで行われたアウトドアイベント「むらキャン」に参加して来ました。昨年10月に競馬場内で実施した「ポニーと写真を撮ろう」という企画を、そのまま踏襲したスタイルでの参加でしたが、今回は、新しく当会のメンバーとなったポニーのエクレア号が初登場。若手育成事業の参加者などが何日も前から会場にエクレアを連れて行き、スクーリングを行うなど、準備段階から、多くの人たちの手を借りての実施となりましたが、その甲斐あって、エクレアも堂々と来場者に対応。40組以上の家族連れ、カップルなどと、楽しく写真撮影に臨んでくれました。

 

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ポニーのエクレアが当会に仲間入り

JRAの支援を受け、馬の多様な利活用を目的として一昨年、当会ではポニーの「なつめ号」を購入。出前授業などに活用して来ましたが、なつめ号の持病である股関節脱臼が、なかなか改善されないため、新馬を購入し、活動に供することといたしました。と言っても、なつめも放牧療養しながら、要所要所で活動に参加させるつもりですが、まずは、まずは新馬で活動を続けていく予定です。

新馬はメスのポニー。なつめよりは一回り大柄ですが、大きな黒目がチャームポイントの温和な美形馬です。名前は……、ふれあい動物園で誰ともなく言い出した「エクレア」を、そのまま使わせてもらうことに。その名の通り、シューを連想させる茶色の馬体に、チョコレート色のタテガミと尾、額には生クリーム色の流星を掲げた、可愛いポニーです。

今後は、なつめと2頭体制で働いてもらう予定ですので、競馬場や他の場所で見かけたら、気軽に声をおかけください。

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2月25日 森の里小学校で出前授業実施

昨年度から中止が続いていた「馬の出前授業」ですが、今年度、最初で最後の出前授業を実施いたしました。ただし、帯広競馬場からの馬の派遣は中止されているため、今回は当会所有のポニーなつめ号が出動。

3年生56名を対象とした今回の出前授業では、いつものように1時間、教室で「北海道開拓と馬」について勉強し、その後は、ポニーとの「ふれあい体験」。馬車体験や騎乗体験は出来ませんでしたが、それでも、なつめと思う存分ふれあって、みんな大満足。最後のディスカッションでは「なつめの体重が100キロもあると聞いて驚きました」「今度は大きな馬にも触ってみたいです」など、小学生たちは目を輝かせて活発に発表してくれました。

3年生の授業の合間には、特別支援学級の子ども達も、なつめと楽しいひと時を過ごしました。大きな馬は、ちょっと……という低学年の児童もポニーなら安心。ということで、なつめには、しつかりとタッチ。最後には、支援学級の皆でラッピングしたニンジンもプレゼントしてくれて、思わぬボーナスに、なつめも大喜びでした。

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10月11日 ポニー写真撮影会実施

展示主体の催し、という形にせざるを得なかった今年の馬文化祭りですが、そうした制約の中でも、やはり実際の馬に接してもらう機会も取り入れたい、と、実施したのが「ポニー写真撮影会」。帯広競馬場の入口付近に当会の所有馬「なつめ」と、ふれあい動物園の「レディ」を待機させ、来場した方々には、この2頭と一緒に写真を撮ってもらう、という簡単なイベントでしたが、2時間弱の実施時間中、途切れることなく家族連れなどが訪れて好評を博しました。

ただし、屋外のイベントとは言え、馬に直接触れたりする場面もあることなどから、コロナウイルス感染拡大防止策には最大限の注意を払っての実施。三密にならないよう、順番待ちの方々の足元には誘導シートを貼ったり、担当者が適切な間隔を確保したり、また、撮影の後の消毒液や消毒シートも充分に準備したり、と、何重にも対策を設けて、安心して馬とのふれあいを楽しんでもらえるようにしました。

写真撮影をした人たちは、一様に「可愛い」「嬉しい」と歓声をあげ、撮影の後も、2頭のポニーを撫でたり、声を掛けたり……。しばし、コロナ渦の憂鬱を忘れて、馬の優しさと可愛さに癒されていました。

写真撮影の後は、馬とのふれあいを堪能。
開催前には、誘導看板とコーンを設置し、地面には誘導用のシールを貼って、感染対策を整えました。