当会が長年推し進めてきた「馬耕技術伝承プロジェクト」ですが、ノースポールステイブルの蛭川氏を始め、最近では、多くの方が馬耕・馬搬に真剣に取り組んでくださるようになりました。
さらべつポニーファームのオーナー・原山路子氏も、そのお一人。昨年からは同ファームで、馬耕・馬搬・馬車の体験会を開催。当会も、その支援をさせていただいています。
本来開催を予定していたのは前日8月31日でしたが、生憎の荒天で、一日延期。しかし、この延期が功を奏して、当日は雲ひとつない快晴となりました。そんな明るい空の下、蛭川さんと桃姫コンビが馬耕を披露。続いて行われた馬耕体験では、参加者が次々にプラウ操作に挑戦しましたが、「見ているのとは違って、なかなか大変でした」「右にプラウが逸れた時は、右にプラウを倒さなくてはいけなくて、感覚的に難しかったです」など、参加者は、馬耕の難しさに苦戦しながらも、しかし、実に楽しそうな表情で感想を語ってくれました。
その他、馬搬実演やポニーとのふれあい体験、そして、なぜかロバ君まで飛び入り参加して観客を楽しませるなど、内容盛りだくさん。爽やかな夏の終わりの一日、馬と、馬での作業に、参加者全員が充実した時を過ごすことが出来ました。