8月17日 愛馬感謝の集い開催

夏の恒例行事となった「愛馬感謝の集い」ですが、昨年に続き、本年度もコロナウィルス感染予防のため、来賓を招待してのセレモニーは中止。終日、帯広競馬場内の馬頭観音堂を開放した関係者の自由参拝のみとしました。

当日は天気が良かったこともあり、10時の開場と共に調教を終えた関係者が三々五々参拝に。調教帰りに馬を連れたまま参拝する厩務員さんや、家族総出で参拝する調教師さんなど、一日中、関係者の姿が絶えることがなく、厩舎関係者の、馬に対する強い想いを改めて痛感する一日でした。

中でも印象深かったのが、ほぼ一番乗りでやって来た阿部武臣騎手。クールで、一見、取っつきにくい印象のある方ですが、愛馬への気遣いは、ばんえい屈指。この日も、愛馬たちの健康などを一心に願っている真摯な姿が感動的でした。

また、今井調教師も、一家で参拝した後に、人気馬ブチオと共に再度参拝。「ブチオも参拝に来たよ~」と明るく登場され、ブチオも、また、今井先生の意図を汲んで粛々と観音堂に向かっている姿が可笑しくも愛らしく……。コロナ禍で寂しい愛馬感謝の集いになるかと心配していましたが、自由参拝ならではの楽しい光景も多くみられたのは、正に怪我の功名でした。