11月6日 若手育成講習会「馬具工房見学」

本年度も、次代の馬文化を担う若手育成のための講習会を開催し続けていますが、今回は、受講生からの要望を受けて、馬具工房の見学を実施しまた。馬具と言っても、今回訪ねたのは、ばんえい競馬などで使われる「背ずり(乗馬の鞍の部分に装着する馬具)」や「よびだし(ガラや背ずりなどを連結させる馬具)」「天井(頭絡)」などを作る工房。

革の選定から裁断、縫製などなど、今や貴重な存在となった「ばんえい馬具職人」の技を間近で見たり、解説してもらったり、と、贅沢な内容に、参加者一同も、食い入るように観察し、メモを取り、そして、鋭い質問を繰り返したり……。濃厚で充実した見学会となりました。

背ずりの構造と材料の解説
エナメルと飾り金具で仕上げられた「ばんえい用馬具」
新品の天井を持たせてもらって大興奮の参加者

11月3日 「重種馬の魅力を考えるシンポジウム」共催

日本馬事協会が進める重種馬生産振興の一環として、生産者育成を目的としたシンポジウムが開催され、当会もお手伝いをさせていただきました。

基調講演では、当会イベントにも協力していただいているアナウンサーの矢野吉彦さんが「重種馬の魅力を語る」と題して、楽しいお話をお聞かせくださいました。

続くパネルディスカッションでは、金山明彦調教師、金田利貴騎手、当会理事でもある生産者の佐々木啓文氏、家畜改良センター十勝牧場の馬係長・田中翔子氏が登場。矢野アナウンサーの軽妙な司会で、楽しく深く、それぞれの立場から重種馬について、その魅力は勿論、生産の問題点や、ばんえい競馬での体験、これからの重種馬の在り方などについて、お話しいただきました。

コロナ禍でなければ、シンポジウムの後も、出演者と参加者の談話なども楽しんでいただきたかったのですが、この状況下では、それは断念。

次回、機会があれば、調教師さんや騎手さんとも親しく意見交換できるような、そんなシンポジウムを開催したいと考えています。

ばんえい競馬は勿論、海外の重種馬の話まで、楽しく語ってくださった矢野アナウンサー
パネルディスカッション
新人金田騎手は、伝説のミスターばんえいの横で、少し緊張気味

10月13日 芽室町立上美生小学校で出前授業

2年に一度の上美生小学校での出前授業。本来は昨年が実施年度でしたが、コロナのために延期され、今年度の開催となりました。

農村部の小規模校ということで、複式学級も多く、今回も、1年生と2年生、3年生と4年生が、それぞれ一緒に授業を受けてくれました。

1、2年生は「草食動物と肉食動物(理科)」、3、4年生は「北海道開拓と馬(社会)」というメニューで、各45分ずつ教室でお勉強。通常、理科のメニューは3年生対象なのですが、今回、1、2年生も頑張って、動物の食べ物について考え、活発に発表もしてくれました。

という訳で、それぞれ教室での学習が終えると、今度は外に飛び出して、お待ちかねの「馬とのふれあい体験」に。

当会所有のポニー=エクレアも、すっかり出前授業に慣れて、多くの子ども達を相手に楽しく授業に臨んでいました。

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全国高校生ばん馬キャラ弁コンテスト受賞者決定!

当会が実施いたしました「全国高校生ばん馬キャラ弁コンテスト」は、厳正な審査の結果、以下のように決定いたしました。

なお、受賞作品は10月22日より、帯広競馬場スタンドにて展示いたします。

【総評】

今回のコンテストは、ばん馬への理解醸成を図ることを目的として開催いたしましたが、南はh熊本・慶誠高等学校から、中部地方は三重県四日市農芸高校、静岡県の焼津水産高等学校、東北からは青森県や山形県、勿論、地元北海道からも帯広農業高等学校や大樹高等学校と、正に「全国」から多数の応募がありました。

山形学院高等学校のように授業で取り組んでいただいた学校や、部活、夏休みの宿題などとして制作していただいた学校もあり、予想以上の広がりを見せたのは、主催者といたしましては望外の幸せでしたが、それだけに、どの作品もレベルが高く、審査は難航いたしました。その中で、お弁当の完成度もさることながら、「ばん馬」を良く表現しているか、制作過程で、どのような「学び」があったか、なども審査の大きなポイントとなりました。

表彰作品は、作品画像に添えられたコメントも含め、それら「ばん馬の表現」や「作品制作による成長」なども加味された作品となっていますので、是非、皆様、それらの点にご注目の上、受賞の高校生各位を祝福していただければと思います。

 

大賞       押野みなみさん   山形学院高等学校

賑やかな中にヒョーキンなばん馬の顔。様々な具材を使った丁寧な本作は、テーマ通り「笑顔になる」お弁当として審査員全員から高い評価を得、堂々の大賞授賞となりました。

 

優秀賞   木村蓮太さん      青森県立三本木高等学校

 ばんえい競馬をストレートに表し、応募作品中唯一の視点で作成した点が高く評価されました。粗削りながら、これぞ男子弁当という具材の取り合わせも好印象でした。

 

優秀賞   原七星さん  静岡県立焼津水産高等学校

 親子馬をモチーフとした「ほのぼの感」が好印象。「茶色い馬が好きな弟のために母と作った」というエピソードも添えられた家族愛溢れる作品として優秀賞に輝きました。

 

優秀賞   本保琳温さん      北海道大樹高等学校

 学校での授業の一環として取り組んだ作品。最初の制作では、色合いなどで同級生からダメ出しが。その反省などを踏まえて作ったこの作品は、丁寧な作業が評価され見事、優秀賞を射止めました。

 

アイデア賞 市川真琳さん 三重県立四日市農芸高等学校

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坂を駆け上がる、ばん馬の躍動感と、たてがみの飾りなど、ばん馬の魅力が詰まったお弁当。上半身だけの構図に賛否がありましたが、その独創性は正にアイデア賞に相応しいものでした。

 

アイデア賞 村上絵里さん 慶誠高等学校

芸術性では一頭地を抜く秀作。ばん馬というにはスマートな馬のシルエット、平面な構図で、優秀作にはあと一歩届きませんでしたが、上位でのアイデア賞授賞となりました。

 

アイデア賞 髙橋悠月さん 山形学院高等学校

「あえてリアルな馬を」のコメント通り、立体的で愛らしい馬が描かれた秀作。「ばん馬キャラ弁」という観点から点数が伸び悩みましたが、表現力では他を圧倒した珠玉の作品でした。

 

ばん馬へのラブレター・コンテスト受賞者発表!

当会が実施いたしました「ばん馬へのラブレター・コンテスト」は、厳正な審査の結果、以下のように決定いたしました。

なお、受賞作は、10月22日から帯広競馬場スタンド内に掲示する予定です。

【総評】

本コンテストは100文字以内で、ばんえい競馬や、ばん馬たちへの思いを語っていただこうというものでしたが、予想をはるかに上回る112通の作品が寄せられ、主催者である我々も、嬉しい悲鳴を上げながら、予選作業や、審査集計に追われることとなりました。また、単に作品が多かったというだけでなく、いずれ劣らぬ秀作ぞろいで、審査員の票も大きく割れ、受賞者選定に理事長以下、苦悶することとなりました。

しかし、その中でも、素直に「ばん馬への、熱い想い」が感じられる作品が選定されたのは、当然の成り行きだったとも思います。受賞作は、いずれも、ばん馬たちへの思いのたけをのびのびと語った作品ですので、是非、その点をお感じいただきながら、受賞者の皆さんに賞賛の拍手などを賜れば、と思います。

【大賞】  内山雄子さん(新潟県)                                                                 

 一目惚れでした。慈愛に満ちた瞳、圧倒的風格、闘志忍耐、私が求める全てに溢れていました。訪れる度、帰りの機内で次回を画策している私は、あなた達に恋しています。この先もずっと熱い視線とエールを送っていきますね。

 

【優秀賞】 船戸優里さん(帯広市)8歳                                                           

小学校3年生になって社会科の教科書をもらったよ。そこで大好きなブチオくんを見つけたよ。すごくうれしかったよ。ユーチューブでもブチオくんの体は牛乳をこぼしたみたいでカワイイよ。大好きです💛

 

【優秀賞】 半田水晶さん(茨城県)                                                                 

北海道開拓時代に大活躍したばん馬たち。大きい体に美しい眼。私は一瞬にして彼らの虜になった。彼らの躍動する筋肉、吐く息、全てに歴史と命の躍動がある。ああ、ばん馬達よ、今宵も夢と歴史をひいてゆけ。         

 

【佳作】 山本博子さん(音更町)

 大地をふみしめて力強く歩むあなたの姿は私の人生の教科書。過去にとらわれ先が見えなくなった時、前だけを見て進む大きな瞳。試練の時、坂の途中で一息入れ力を蓄え乗り越える術。大きくて温かなあなたの存在に感謝。大好きです。

 

【佳作】 奥山晴翔さん(函館市) 6歳

 ばんばは、いつもがんばっているね。おもいそりをひっぱってつかれるよね。とまったりひざをついてやすんじゃっても、またあるきだしてゴールにむかうからかっこいいよ。ぼくも、べんきょうやスポーツをがんばるね。

 

【佳作】 小松崎有美さん(埼玉県)

 八年前のBG1。白血病と言われた私は落ち込んでいた。しかし何度も膝をついては立ち上がるキタノタイショウを見て決意した。転んだって走り続ければたどり着ける場所がある。今は人生というレースの完走をめざす。