1月1日~1月9日 1億円馬蹄鉄&写真展示

関係者のご厚意で1億円馬アサギリ号の蹄鉄が当会に寄贈されましたので、お披露目を兼ねて、アサギリ号の蹄鉄と立ち姿の写真を、お正月開催期間中に展示いたしました。

場所は、帯広競馬場スタンド入口横「ばんえい展示コーナー」。以前、これも関係者から寄贈していただいていた1億円馬キンタローの蹄鉄と写真も共に展示。

北見の鬼と呼ばれ、重賞競走優勝10回、史上5頭目の1億円馬に輝く名馬アサギリ号。そして、ばんえい競馬を代表する名馬キンタロー号。そんな歴史的名馬2頭の蹄鉄と雄姿で来場客をお出迎えし、 2023年ばんえいお正月競馬に華を添えました。

12月24日 クリスマスイベント実施

今年のクリスマスイベントは、ポニーとのふれあいに加えて、近年の酪農家の苦境を訴えるため牛乳パックの配布も行いました。

牛乳配布については、今後の消費に繋げるためにも、来場者に酪農の窮状を知ってもらうための啓発のシールを牛乳パックに貼りつけ、開門時に入場門で配布。200パックを用意しましたが、開始から僅か6分で終了する大盛況となりました。

牛乳配布は上記のように短時間に終わりましたが、その後は、観客の皆さんに、ゆっくりポニーとのふれあいを楽しんでいただきました。使用したのは当会所有のポニー・エクレアですが、首に「牛乳消費拡大」のプレートを掲げるなど、エクレアからも来場者に今イベントの趣旨を訴えてもらいました。

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12月6日 クリスマス&お正月横断幕掲示 

クリスマスシーズン到来に合わせ、 帯広競馬場もツリーやバルーンなど賑やかな装飾で彩られしたが、当会も中央通路の掲示板に横断幕を掲示。イラストレーターらんさんの描く可愛い現役馬がズラリと勢揃いして、皆さんを歓迎いたします。
 因みに、この馬達を当てるクイズを実施しようかとも考えましたが、あまりにも難しそうなので断念。あなたは何頭わかりますか?
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11月6日 若手育成講習会「馬具工房見学」

本年度も、次代の馬文化を担う若手育成のための講習会を開催し続けていますが、今回は、受講生からの要望を受けて、馬具工房の見学を実施しまた。馬具と言っても、今回訪ねたのは、ばんえい競馬などで使われる「背ずり(乗馬の鞍の部分に装着する馬具)」や「よびだし(ガラや背ずりなどを連結させる馬具)」「天井(頭絡)」などを作る工房。

革の選定から裁断、縫製などなど、今や貴重な存在となった「ばんえい馬具職人」の技を間近で見たり、解説してもらったり、と、贅沢な内容に、参加者一同も、食い入るように観察し、メモを取り、そして、鋭い質問を繰り返したり……。濃厚で充実した見学会となりました。

背ずりの構造と材料の解説
エナメルと飾り金具で仕上げられた「ばんえい用馬具」
新品の天井を持たせてもらって大興奮の参加者

11月3日 「重種馬の魅力を考えるシンポジウム」共催

日本馬事協会が進める重種馬生産振興の一環として、生産者育成を目的としたシンポジウムが開催され、当会もお手伝いをさせていただきました。

基調講演では、当会イベントにも協力していただいているアナウンサーの矢野吉彦さんが「重種馬の魅力を語る」と題して、楽しいお話をお聞かせくださいました。

続くパネルディスカッションでは、金山明彦調教師、金田利貴騎手、当会理事でもある生産者の佐々木啓文氏、家畜改良センター十勝牧場の馬係長・田中翔子氏が登場。矢野アナウンサーの軽妙な司会で、楽しく深く、それぞれの立場から重種馬について、その魅力は勿論、生産の問題点や、ばんえい競馬での体験、これからの重種馬の在り方などについて、お話しいただきました。

コロナ禍でなければ、シンポジウムの後も、出演者と参加者の談話なども楽しんでいただきたかったのですが、この状況下では、それは断念。

次回、機会があれば、調教師さんや騎手さんとも親しく意見交換できるような、そんなシンポジウムを開催したいと考えています。

ばんえい競馬は勿論、海外の重種馬の話まで、楽しく語ってくださった矢野アナウンサー
パネルディスカッション
新人金田騎手は、伝説のミスターばんえいの横で、少し緊張気味