11月20日 森の里小学校出前授業実施 ~なつめ号・出前授業デビュー~

森の里小学校での出前授業も恒例の事業となりましたが、ここ数年、帯広の降雪量が減っていることから、今年は実施時期を早めて、馬とのふれあい授業の内容を、馬ソリ体験から馬車体験に変更。教室での授業は、例年通り4年生を対象に「馬と北海道開拓」という内容でしたが、ふれあい体験授業では馬車に乗り……そして、今年はポニーの、なつめ号が登場!

今までもご報告して来ましたように、春から当会が取り組んできた「人と馬の共生プロジェクト」で購入したポニーの、なつめですが、様々なイベントでも従順に観客との交流を果たしてくれて来たので、いよいよ、この日、初めての出前授業に挑戦させました。PR馬フクスケと共に馬運車で20分ほどの移動にも全く動じることなく、また、初めての場所、そして、大勢の小学生、という、馬にとっては、かなり神経を使う場面でも、なつめは終始、落ち着いて対応してくれました。

そんな中で、スタッフを驚かせたのは、子供たちの行動。「一度に、みんなで触ったら嫌だろうから」と、自主的に一列に並んで、なつめを触ることにしてくれたのです。馬の気持ちになって、馬にプレッシャーを与えないように考えてくれた子供たちの懸命さ、優しさに感動させてもらった

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出前授業でした。

 

11月8日 当歳馬展示会後援

1才馬決勝大会同様、生産者支援の一環として後援させていただいている同展示会ですが、今年も20頭を超す十勝管内の優良当歳馬が集まりました。

当日、会場に到着した当歳馬たちは体高、胸囲、管囲を測定された後に、会場に引き出され、他馬たちと並んで、観客に、その堂々たる体躯を披露。生産者は勿論、馬主、調教師、騎手、厩務員、その他、ばんえい関係者の目を楽しませていました。

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11月2日 全道祭典ばんば1才馬決勝大会協賛

全道1歳馬の頂点を決める同大会を、今年も支援させていただきました。今年は、全道各地の祭典ばん馬大会で活躍した9頭が結集。その内の7頭までが牝馬と言う華やかな戦いとなりましたが、優勝したのも牝馬のホクセイサクラ。騎手も今井調教師の息女・今井千尋厩務員、と、女性のパワーが溢れたレースとなりました。

11月2日 世界ペルシュロン大会報告会開催

本年度第2回目の馬学セミナーは、「2018世界ペルシュロン大会報告会」。当会会員でもあるフランス在住のペルシュロン愛好家ヴァージニア・クユミジャン氏と、馬耕技術伝承プロジェクトでもご活躍いただいている蛭川徹氏に、同大会について、ご報告いただきました。

同大会は「世界」と銘打たれているものの、実質的にはアメリカ大会。参加馬はアメリカ、カナダなど北米に限られていますが、それでも600頭を超す馬が参加する大規模な大会。部門もショーホースの集う共進会的なものから、ファーミング系と称される馬耕・馬搬、力比べ競走など、様々なものが集まるバラエティー豊かな大会であることなどが報告されましたが、報告者が撮影した画像や動画を見ながらの報告に、参加者も一様に驚き、感心されていました。

特に、8頭立てなどの多頭びきの馬車競技は圧巻。アメリカ風の独特のプロポーションに仕上げられた何頭ものペルシュロンが集い疾走する馬車競技の場面では、会場が歓声とタメ息に包まれました。

この報告は、当会発行の「馬文化新聞」に掲載するため、当日は「公開収録会」とし、20名限定で当会会員をはじめ、馬愛好家の方々にご参加いただきました。掲載紙となる馬文化新聞18号は、1月中旬発行の当会会報と共に、会員の皆様のお手元にお届けする予定です。

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10月18日 馬耕・馬搬勉強会開催

昨年実施し、大きな反響を得た馬耕勉強会を今年も、ノースポール・ステイブルにて開催いたしました。当会が5年計画で進める馬耕技術伝承プロジェクトも、馬耕デモンストレーションから始まり、昨年はノースポール・ステイブルの広大な畑を使っての本格的馬耕体験に。そして、今年は更に参加者が実際に馬耕や馬搬を体験する本格的技術指導講座となりました。

使用する馬も、同ステイブル代表の蛭川氏の馬など3頭を予定していましたが、自馬と共に参加する方もいて、総勢7頭の大々的な勉強会に。

蛭川氏の他にも、かつて馬耕を経験した方々が指導に当たり、各班にわかれ、昼休みを挟んで丸一日、人馬共々、馬耕や馬搬を学んだ勉強会となりました。