例年行われる啓西小学校3年生の「馬の学習」。その第1弾として帯広競馬場での「農園活動」が実施されました。勿論、今年も当会が同学習を全面的にバックアップ。ばんえい振興室や北海道有線株式会社の協力を得て、農園の畑起しなど、前準備をお手伝いいたしました。
その甲斐あって、今年の畑のコンディションは絶好。ふかふかの畑に、3年生54名が、ジャガイモ、大豆、ニンジン、ひまわりと4種類の作物を播種しました。
なお、この畑では、今年も、秋の収穫後に「馬耕」の実施を予定しています。
5月9日 帯広市立南町中学校で出前授業
今年も、帯広競馬場からほど近い南町中学校で、出前授業を行いました。
同校では3年前から郷土学習として「ばんえい競馬学習」を行っていますが、馬に実際にふれるのは、帯広競馬場で。ということで、この日は、当会・旋丸専務理事が同校を訪れ授業をしてまいりました。テーマは昨年同様「帯広の開拓と馬の歴史」について。明治16年に依田勉三が帯広に入植して以降の、人と馬の暮らしについて1時間の講義を行いました。
1学年200名というマンモス校ですが、いつも、その学習態度の素晴らしさには感嘆させられます。今年も、熱心に話を聞き、その後には、心のこもった感想文も当会に届けられました。

人と馬の共生プロジェクト始動!~より安全で快適な人馬の姿を求めて~
NPO法人とかち馬文化を支える会では、平成19年の設立以来、高い理想を掲げて、人と馬が共生できる環境の構築のため様々な活動を続けています。しかし、近年、馬関係機関には、人馬の安全性や馬の快適性などが強く求められるようになり、帯広競馬場を始めとする当会活動域でも、そうした諸問題と向き合う必要に迫られてきました。こうした状況を踏まえ、当会でも、人と馬とが安全に楽しく共生する環境づくりに向けて、本年度から全国乗馬倶楽部振興協会の補助を得て、「人と馬の共生プロジェクト」を実施することとなりました。同プロジェクトの概要は以下の通りです。
馬資源確保・育成事業 ~ポニーの購入と調教~
現在、出前授業では引退ばんえい競走馬が使用されているが、以前は、ポニーも併せて使用し、幼児や低学年児童が、馬とふれあう際の「入口」として有効に使用されていた。
このポニーが個人の所有物であったため、ポニーの死亡と共に、ばん馬のみを使った事業となっているが、小型馬の導入によって、以前のようなスムーズな馬とのふれあい体験を復活させる。
人材確保・育成事業 ~若手の人材育成~
ふれあい動物園を拠点とした様々な活動の中を将来に繋ぐためにも若手の人材、特に馬を管理、調教でき、なおかつ、人と馬を繋ぐ人材の育成が急務である。若い厩舎関係者に、相応の報酬を約束し、今後の活動に加わってもらうことを目標とする。
講習会の開催 ~初心者から指導者、児童からシニア層まで~
馬に精通した指導者を招いた講習会を開催し、具体的に、どうすれば安全に楽しく馬と共生できるかを、様々な人々に学んでもらう。対象は、既にプロとして馬を扱う人々から、競馬場を来訪した全くの初心者まで。また、年齢層も、出前授業などでは小学生・中学生など、健康乗馬会ではシニア層を対象とし、あらゆる人々が馬と接することの喜びを感じられることを目的とする。
そして……ポニー「なつめ」が到着!
6月中旬、上記プロジェクトの第一歩として、ポニーを購入いたしました。昨年生まれの男の子。名前は、若手人材育成対象となった若者たちによって「なつめ」と命名されました。
今後、基礎調教を経て、秋頃には、ふれあい事業や出前授業などでデビューできることと思います。

4月28日 2018年度フェアプレー賞表彰式
高潔なフェアプレー精神を貫く騎手に授与する「ばんえいフェアプレー賞」の表彰式を開催いたしました。今年で第3回となるフェアプレー賞には、昨年度・特別奨励賞を受賞した阿部武臣騎手が、ついに本賞を獲得。スワロフスキーのトロフィーと賞金50万円が当会理事長・三宅陽一から授与されました。また、西謙一騎手、渡来心路騎手には、次代を担う若手騎手の旗手として活躍することを期待し、特別奨励賞として、ばんえいメダルを埋め込んだ特製盾と賞金5万円が贈られました。

2018年度フェアプレー賞は阿部武臣騎手!~特別奨励賞は西謙一騎手と渡来心路騎手に~
2018年度ばんえいフェアプレー賞 阿部武臣騎手
【授賞理由】 今年度の騎乗数が1039回と全騎手の中で最多であったにも関わらず、戒告、騎乗停止の処分が皆無であったことは、高い技術とフェアプレー精神を示すものである。また、リーディング鈴木騎手との勝鞍の差は僅か「2」、重賞勝鞍においても「5」と鈴木騎手に次ぐ優れた成績であること。加えて、ばんえい新記録23連勝を果たしたホクショウマサル号に騎乗するなど、ばんえい競馬への注目度を高めることにも貢献したことなどから、疑義を挟む余地なく、選考委員全員が阿部騎手に本賞を授与することで意見が一致した。
阿部騎手には、今後もフェアプレー精神溢れる騎乗で、後進の目標となるよう一層の努力向上を期待する。
2018年度ばんえいフェアプレー賞 特別奨励賞
フェアプレー賞・本賞を授与する基準には至らなかったが、ばんえい競馬に対する真摯な態度に加え、観客に感動を与える行動を讃え、以下2名の騎手に特別奨励賞を授与することとした。
西謙一騎手
【授賞理由】騎乗数が阿部騎手に続く1011鞍と多数に上ったにも関わらず戒告、騎乗停止が皆無であったことから、特別奨励賞を授与することで選考委員の意見が一致した。
また、初のリーディング・ベスト3入りを果たし、若手騎手の旗頭として奮戦していること、騎手会長として積極的にイベントに参加するなど、騎手界を牽引していることなども高く評価された。
今後も、若手騎手を代表する存在として、より一層技術向上を図り、フェアプレー精神を貫く騎手として活躍することを期待する。
渡来心路騎手
【授賞理由】デビューから8年間で188勝と成績が低迷していた本騎手が、9年目の2018年度は78勝と飛躍的に勝星を伸ばし、同年最も顕著な成長を見せた。また、勝率に於いても1割を超え、技術の確かさが認められることや、積極的な騎乗で馬の能力を発揮させることを心がけるなど、爽やかな騎乗ぶりでファンを沸かせたことなどが高く評価された。
今後の成長を期待し、激励する意味を持込めて特別奨励賞を授賞するものである。
