2月10日 ホースメッセで「ばんえいトークショー」開催

ホースメッセでは、PRブースでの活動と併せて、開催初日の10日にはトークショーも開催いたしました。

今回は、「世界で唯一のばんえい競馬 人々と歩んだ馬の文化から世界の大一番まで」と少々長いタイトルでしたが、この通り、前半は当会の旋丸専務理事が、ばんえい競馬の原型である「馬による牽引の文化」について講演。後半は、競馬キャスターの荘司典子も加わり、ばんえい記念を前にした有力馬の動向などについてトークショーを展開しました。

前半部については、馬が活躍した昭和の画像などをふんだんに用意し、機械化以前の馬たちの活躍ぶりを解説。後半は、メムロボブサップやアオノブラックなど活躍馬の素顔を、調教師からのコメントなども加えて紹介しましたが、荘司さんの用意した「メムロボブサップの祖父アキバオウショウ」の写真には、トークショー終了後も多くの人たちが集まって見入るなど、大好評。

入場人員も、100名収容の会場に150名以上が駆けつけ、多めに用意した来場者プレゼントも足りないなど、スタッフを慌てさせるほどの盛況ぶり。「首都圏では、ばんえいなんてマイナーだから、お客さん、来るかしら」という事前の我々の心配は完全な杞憂となりました。

 

2月10日~12日 ホースメッセ2024参加

2年に一度、行われる馬の祭典「ホースメッセ」。今年から東京世田谷のJRA馬事公苑に会場を移し、開催されましたが、今回も、当会は、ばんえい振興課と共に参加。開催3日間、PRブースを設置すると共に、10日には「ばんえいトークショー」(後述)も行いました。

PRブースでは、ばんえい支援のみならず、教育福祉や、若手育成活動などに取り組む活動報告パネルを掲示。併せて、ばん馬グッズの販売も行いましたが、何といっても人気は「ばん馬の蹄鉄」。販売した蹄鉄は初日の午前中に売り切れましたが、展示用に持参した使用済みの「ばん馬蹄鉄」に、来場者は一様に「大きい!」と感嘆の声をあげ、手に取ったり、撮影したり……。当会スタッフも、約40日で蹄鉄を打ち替えること、鉄製の分厚い蹄鉄であること、サラブレッドとの比較などなど、解説を行い、来場者に、ばん馬の雄大さや力強さを実感していただくよう奮闘しました。

馬房を利用した小さなブースでしたが、当会活動紹介パネルの展示(下)や、物販(上)と共に、蹄鉄などを用いた解説コーナー(上、左端)も設け、多くの方々とお話しすることが出来ました。

今回は、ばんえい振興課と共同での参加でしたが、当会ブース(右)と、ばんえい振興課ブース(左)で一馬房ずつを借り切り、活動いたしました。

1月14日 重賞スケジュール掲示開始

年明けからは高重量戦が続き、ばんえい記念に向けて熱い戦いが繰り広げられますが、この「ばんえいシーズン」に合わせて、今年も、帯広競馬場スタンド中央に重賞スケジュール表を掲示いたしました。ばんえい競馬のレース体系が一目でわかる重賞路線図ですが、レース前には、過去の優勝馬などを列記した「レースの歴史」を、レース後には勝馬やレース展開などを記した「レース結果」と「レース写真」を掲示し、ばんえい競馬への理解促進を図りました。

毎年、好評を得ているこの企画ですが、今年は、ばんえい記念終了後も、少し寂しくなった帯広競馬場を少しでも明るくできれば、と、3月末までそのまま掲示を続けました。

12月23日 クリスマスイベント「ポニー撮影会」 ~若手育成事業の一環として~

ここ数年、帯広競馬場のクリスマスイベントとして実施している「ポニー撮影会」ですが、今年も、当会所有のポニー=エクレアを使って、来場者に馬ふれあい体験と写真撮影を楽しんでもらいました。

ただし、今年は帯広農業高校や帯広畜産大学の生徒・学生さんも参加してもらい、馬を使ったイベントを体験学習してもらいました。つまり、ファンサービスと若手育成事業を併せて行う、当会としてはエポックメイキングな試み。

まずはポニーの安全な扱い方を指導者から学び、その後は、会場設営。そして、競馬場開門後はお客様の対応……と大忙し。ポニーを静かに立たせ、お客様に触ってもらったり、写真を撮ってもらったり、と、はた目から見れば簡単な作業ですが、退屈したポニーをじっとさせたり、馬を知らない幼児に怖がらず馬に触ってもらったりするのは、意外に大変。それでも、馬好きな高校生、大学生ですから、悪戦苦闘しつつも、楽しそうにポニーの魅力を皆さんに伝えていました。

 

12月4日 帯広農業高校「畜産研修班」馬学講座&懇談会実施 

帯広農業高校では、正規の授業である「研究班活動」において、昨年度から「畜産活用研究班」が発足し、この中で「地域における馬」を課題とした研究班活動を開始。当会との連携を模索して来られましたが、この日、課外活動として当会を訪問。講習を受けるとともに、今後の方針について懇談するなど、当会と連携した活動が本格始動しました。

まず、北海道の馬文化とばんえい競馬の関わりについて、当会専務理事・旋丸巴の講演を受講。その後、生徒さん達から、今後の活動についての希望や相談などが述べられました。生徒さん達の希望は多彩ですが、生徒さんの自主性を第一として、当会は、それらについて出来うる限りの支援をすることを約束しました。