集客数2万人を超す帯広競馬場最大のお祭り「ばん馬まつり」が今年も開催され、当会も「装蹄実演」「馬体講座」「ばん馬ウォッチ制作」と三つの事業を展開し、同まつりに協力いたしました。
まず、4日に実施した「装蹄実演」では、例年通り帯広競馬場内で開業されている千葉装蹄所の皆さんが、ミルキーを使って実際に蹄鉄の着脱、削蹄など装蹄の過程を披露。その傍らで、同装蹄所の千葉社長が、蹄鉄の作成方法や削蹄技術などについて解説してくださいました。今年で第 回目となる「ばん馬まつり」の、その第一回目から続く装蹄実演ですが、毎年、厚い人垣が出来る人気企画。今年も、大勢の方々が1時間以上の実演書いてすべてを見物されるなど、関心の高さがひしひしと感じられる実演となりました。
まつり2日目の「馬体講座」は、昨年に引き続き当会の旋丸専務理事が担当。リッキーの協力の下、実際の手綱やハミ(馬の口に入れて馬を操作する馬具)を使っての説明に、この日も多くの方が、熱心に聞き入ってくださいました。
この両日を通じて実施されたのが、毎年、大好評を博している工作ブースでの工作体験。今年は、オリジナルの時計を作る「ばん馬ウォッチ」の制作を体験してもらいましたが、例年以上の人気で、昨年以上の数を用意した工作材料が、途中、不足する事態に。「毎年、ばん馬グッズ制作を楽しみにして来るのに~」という方も多く、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、これだけ多くの人たちに楽しみにして下さることに、スタッフ一同、改めて喜びを感じた2日間でした。
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9月27日(土)~ 馬文化体感展開催
毎年秋に開催している「馬文化祭り」。本年度年は、昨年度に引き続き「馬文化体感展」を開催。かつての「働く馬」の姿を写した写真65点を帯広競馬場内4か所に展示する写真展を中心に、18日には「馬をもっと知ろう」と題した「馬体感講座」を実施。26日には、往時の馬の牽引力を体感していただくために「馬車運行」も実施します。
今年は、東京の物流博物館のご提供で、日本通運で働いていた馬の写真も展示。また、この写真展に付属して「わらび型」や「がら」、昭和30年代に使われていた冬用蹄鉄などもショーケースで展示し、昨年度の同展より更に馬力時代を肌で感じていただけるように工夫しました。
写真・馬具展示は10月30日まで行っておりますので、是非、帯広競馬場にお越しいただき、現在の馬達が活躍する「ばんえい競馬」と、昔日の馬達の姿を知ることのできる「体感展」を併せてお楽しみください。
中央通路掲示板に飾られた昭和30年代十勝管内・帯広市内の「働く馬」の写真
9月6、7日(土日)全道共進会に賞品提供
4年に1度開催される北海道総合畜産共進会が、9月6日と7日の両日、音更町の家畜共進会場アグリアリーナで開催されました。全道から選り抜かれた駿馬が集う同共進会。今年度は前回を上回る出場馬が集結し、生産意欲の向上が伺われましたが、そんな生産者への支援の一助となれば、と、当会から今年度も、「農用馬」「和種馬」「小格馬」3部門、それぞれの最高位に輝いた馬達に副賞を提供いたしました。農用馬の生産数が激減し続けるなど、馬生産を取り巻く現況は厳しいものがあります。そんな中でも懸命に生産を続けられる方々を、微力ではありますが当会も応援し続けたいと考えています。
7月26日、8月2日、9日 夏の風物詩=馬車運行を実施
帯広競馬場と百年記念館の間を往復する当会主催の馬車運行も、今年で4年目。すっかり帯広の夏の風物詩となった感があります。今年度はリッキー、ミルキーの体調などを考慮し、3回のみの運行としましたが、すべての運行で満員となる盛況ぶり。一部、予約を受け付けたことが乗車率のアップに繋がったようです。
毎年、必ず乗車してくださる方も多く、「馬のいる街・帯広」をPRするためにも、来年度以降も長く続けて行きたいと考えています。
2014年 馬車アンケート集計
馬車運行をどこで知りましたか?
新聞 3 ポスター・チラシ 4 広報おびひろ 7 その他 1
帯広競馬場には何度来ましたか?
初 2 2~4回 5 5回以上 5
とかちむらを知っていましたか?
はい 12 いいえ 1
馬券を買いましたか?
はい 4 いいえ 9
競馬場内(とかちむらを含む)で飲食はしましたか?
はい 11 いいえ 2
お土産は買いましたか?
はい 7 いいえ 6
馬車に乗ってみていかがでしたか?
たのしい体験でした。
楽しかった。(4)
子どもは楽しそうでした。
良かった。
とても良かったです。
とても子どもが喜びました。
乗り心地が良く、馬の歩く力がそのまま伝わってきてよろしい。
リッキーががんばっているのを近くで感じれて、感激です。
のんびりして良かった。
他にご意見・ご要望があればお書き下さい
毎年乗りたいです。
また乗りたいと思います。
馬車のもっと多く乗れる機会があればよい。
有料でもよいから、市内観光もあればよい。
お住まいは
市内 5 道内 5 道外 未記入 3
回答総数 13名 乗車総数 57名
初日はあいにくの雨となりましたが、リッキーと服部調教師をはじめとした服部厩舎スタッフのご尽力で、無事に運行することが出来ました。
8月17日 馬達に感謝をこめて「愛馬感謝の集い」実施
懸命に働いてくれる馬たちへの感謝をこめて、毎年、この時期に執り行う「愛馬感謝の集い」も、今年で4回目。当会会員の皆様を始め、ばんえい十勝馬主協会、ばんえい十勝調教師会、ばんえい十勝騎手会、ばんえい振興室、コンピュータ・ビジネス、千葉装蹄所、極東警備(敬称略)と、ばんえい競馬をめぐる各団体の皆さんが参加し、盛大な集いとなりました。
また、今年は、正調十勝馬唄保存振興会が設立50周年を記念し、宗範・九本栄一氏、第30回大会名人位・石黒みゆき氏、山口幸代氏が、道連最高師範・平間友蔵氏の尺八に合せて十勝馬唄や、どさんこ甚句を披露してくださいました。心ゆすぶる美声に聞き惚れながら、参加者はそれぞれのスタイルでお参りされていました。
今年も多くの方にご参加いただきました。また、調教師会始めたくさんの皆様に環境整備などご協力いただきました。
素晴しい歌声をご披露下さった正調十勝馬唄保存振興会の皆さん。九本宗範(右から2番目)自ら十勝馬唄を熱唱いただきスタッフ一同感激