第3回馬事知識普及公開セミナー報告

2月26日、とかちプラザにて第3回馬事知識普及公開セミナーが行われました。約40名の方にご来場いただきました。
3名の講師の方に、馬についての有意義なお話をいただきました。
旋丸巴専務理事は「北海道の馬文化」。働く馬や祭り、イベントの中での馬、信仰の馬など、人の生活にこれだけ馬が関わっているということをわかりやすく教えていただきました。
古林英一理事は「北海道の馬と競馬の歴史」。ばんえいの歴史について講演していただきました。「3競オート」と呼ばれる公営競技の中で、競馬法だけが法律の目的を示しておらず「自治体の財政のために競馬を行うとは書かれていない」ことに言及。売上が赤字でも、経済的効果がそれを上回れば存在の意義があるのではないか、経済の活性化の道具としてどのように活かすかを考えるべき、との話に参加者の方々が聞きいっていました。
河合正人帯畜大准教授は「道産馬(どさんこ)の世界」。北海道和種馬の現状や歴史、飼料の話を写真を交えてお話いただきました。
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馬に対する新たな発見ばかりでした。来年度も全道で馬学セミナーを開催する予定ですので、ぜひお越しください。日程はブログにてご案内いたします。
(斎藤)

今年度最後の出前授業も終了

 2月24日、本年度最後となる「馬の出前授業」を帯広市立森の里小学校で実施しました。
 森の里小学校では、今年度、4年生が総合学習として「馬の学習」に取り組んできましたが、この日は、まず各クラス、1時間ずつ教室で馬について勉強。
 旋丸がこの授業を担当しましたが、子供たちから事前に、「馬について、もっと知りたいことは?」というアンケートを取り、それに答える形で授業を進めました。まずは、子供たちが興味を持った「馬の祖先」について、そして、一番「知りたい」というリクエストの多かった「馬の種類」について、続いて「馬の体の特徴」などについてお話しましたが、馬について詳しく説明する、というよりは、「進化と改良の違い」「どうして動物は進化するのか?」「どうして家畜は改良されるのか」という広い視野での理解を促進し、馬に興味を持ってもらうことは勿論、広く生物そのものに子供たちが楽しく興味を持ってもらうようプログラムを組み立てました。
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 さて、そんな、ちょっぴり難しかった授業の後は、待ちに待ったリッキーとの「ふれあい体験」。既に6月に、一度、馬車体験をしている同校4年生ですが、前回は「ミルキーの馬車」だったのに対して、今回は「リッキーの馬ソリ」、しかも、ミニホースの小梅ちゃんも一緒、ということで、前回にも増して大はしゃぎの子供たち。馬ソリに乗って「遊園地みたい!」と歓声をあげたり、ボランティアで駆けつけてくれた大河原騎手や長澤騎手に色々な質問をしたり、リッキーや小梅にニンジンをあげてうっとりしたり……と、全ての子供が満面の笑みで授業を終えました。
 毎回、子供たちの嬉々とした顔、真剣なまなざしに出会う出前授業は、我々スタッフにとっても、「馬の魅力」を再確認できる楽しい事業です。これも、ばんえい関係者の協力なくしては出来ない事業ですので、ばんえい応援と表裏一体で、来年度も積極的に取り組んで行く所存です。
(旋丸)

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松井和實さん ばんえい競馬写真展開催中

当会の顧問でもある写真愛好家、松井和實さんが音更町の柳月スイートピア・ガーデンでばんえい競馬写真展を開催中です。
ナイター競馬を中心とした迫力あるゴール前の写真が40枚、ポストカードも120枚!ぜひご覧ください。
また、競馬場内リッキーハウスでは松井さんのポストカードを販売しています。
写真展は31日までです(年中無休)。
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「柳月スイートピア・ガーデン」
http://www.ryugetsu.co.jp/sweetpia/index.html
音更町下音更北9線西18-2 tel:0155-32-3366
午前9時30分から午後5時30分まで
帯広音更ICを降りてすぐですよ。
(斎藤)

今日26日は、馬学セミナーin帯広です

本日、26日は当会主催の「第3回馬事知識普及公開セミナー」です。
誰でも参加可能で入場無料。馬についての新しい発見に出会えると思いますので、
近隣の方はぜひいらしてくださいね。

【会場】とかちプラザ 視聴覚室(帯広市西4条南13丁目1番地 TEL(代)0155-22-7890)
【日時】2010年2月26日(金)18時~20時
【プログラム】
1.道産馬(どさんこ)の世界 河合正人(帯広畜産大学准教授)
2.北海道の馬と競馬の歴史 古林英一(北海学園大学教授)
3.北海道の馬文化 旋丸巴(作家)

ばんえいキッズ・クラブ大好評の内に終了

昨年に引き続き実施した「ばんえいキッズ・クラブ」。今年も募集人員一杯の15名が参加し、大好評のうちに終了いたしました。
3週連続、日曜日に実施した今年度のキッズ・クラブの内容は以下の通りです。
第1回 1月24日(日)【馬と楽しもう!】
 第1回目のこの日は、まず、バックヤード・ツアーで競馬場の裏側を見学。装鞍所や検量所、コース裏側など、日頃は入れない場所を見学し、人と馬が働く姿を間近で実感しました。
 その後は、お楽しみのリッキーとのふれあいタイム。リッキー馬車に乗って、リッキーの力強さを体験した後は、ひとりずつリッキーの背中に騎乗。その大きさ、暖かさに、キッズたちは一様に歓声をあげていました。
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第2回 1月31日(日) 【職業体験】
 第一回目は、直接、馬と関わる仕事を見学しましたが、この日は、競馬場3階で着順判定や採決のお仕事を見学。ゴールを通り過ぎる馬たち見て着順をきめる職員さん、ゴール写真を撮る係員、馬がきちんと走っているかを見守る採決委員さんの姿を見、お話を聞くキッズたちも真剣そのものでした。
 ちょっと堅苦しかった執務関係の見学が終わったら、後半は、可愛いポニーとのふれあい。とは言え、ここでは単にポニーと遊ぶのではなく、ポニーのお世話を体験。服部調教師の指導を受けて、ポニーにブラシをかけるキッズは、「可愛い」「暖かい」と大喜びでした。
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第3回 2月7日(日)【ばんえい体験】
 最終日のこの日は、キッズ・クラブ細大のイベントにして、キッズの町に待った「チャレンジばんえい」。本物の騎手さんと、実際のレースそっくりのレースが体験できるとあって、キッズたちはみんなドキドキワクワク。5名ずつ3レースに分かれての騎乗となりましたが、参加したキッズのみならず、保護者の方々も大興奮。
 レース後も、「来年も絶対に乗りたい!」「またキッズクラブやってね」と子供たちからおねだりされるなど、大好評で終了することが出来ました。
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 なお、今回のキッズ・クラブの実施にあたっては、OPBMや服部調教師、谷調教師を始めとする調教師各位、そして、騎手の皆様の絶大なるご協力を賜りました。末筆ながら、この場を借りて、心より御礼申し上げます。
   
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