ばんえいフォーラム開催

お知らせしておりました「2010ばんえいフォーラム」を3月22日(祝・月)を帯広市とかちプラザで開催いたしました。
「ばんえい競馬は本当に必要か」という、ショッキングなサブタイトルを付けましたが、帯広市民のみならず、十勝の人々、ひいては北海道全体の人々に、ばんえい競馬の存在意義について真剣に検討していただこうと、勇気をもって開催いたしました。

第一部では、以下の二講演が行われました。

 一、耕野拓一・帯広畜産大学准教授が「ばんえい競馬開催による十勝経済への波及効果」と題し、ばんえい競馬を経済学的見地から分析、その結果、経済波及効果が65音円以上あることをご報告いただきました。また、それらの経済効果が他の事象に比べても多大であることなどが説明されました。
                   
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 二、競馬評論家の須田鷹雄氏からは「内地から見た十勝とばんえい競馬」と題して、東京を始めとした道外から見た「ばんえい競馬」魅力と、同競馬の更なる可能性についてお話いただきました。「3名でふるさと納税を呼びかけただけで1500万円が集まったように、ばんえい競馬が持つポテンシャルは非常に高い」など、説得力ある話に、聴衆は聞き入っていました。

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第二部では、各界の有識者などをお招きしたパネルディスカッションを行いましたが、この場では、会場の参加者からも意見をお伺いし、討論いたしました。
 ばんえい競馬については、一部、「帯広市民だけが、ばんえい競馬の赤字を背負うべきではない」「調教師や生産者など多大な犠牲を払っているばんえいは廃止されるべき」など、ばんえ競馬開催にに否定的な意見も出されましたが、「北海道の貴重な馬文化を次世代に伝えるべき」「帯広市にとって大きな産業であるばんえい競馬を潰すと、その被害はじん帯である」などの意見も出されました。また、生産者からは「我々馬関係者は、経済的に苦しくても、誇りと喜びをもって生産を続けている。ばんえい競馬を更に有効に活用するよう前向きに検討して欲しい」などの意見が出されました。

 予定時間を大幅に超過するほど白熱した討論会となりましたが、勿論、これだけの時間で結論の出るはずもありません。今後とも、ばんえい競馬が存続するために、いかなる手法が有用化、などについて、多くの方々と語り合う場を設けていきたいと思いますので、皆々様、何卒、宜しくご支援の程、お願い申し上げます。(旋丸)
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ばんえい記念前夜祭!

お待たせしました! 本年も、ばんえい記念前夜祭、実施いたします。
しかも、今年のゲストは西弘美調教師!
昨年、一昨年、ばんえい記念を連覇したマダムキラー西さんが来て、お話して下さるんですよ~。

とってもシャイな西さん、最初は出演を嫌がられていたんですけど
「ファンの方が楽しみにしておられるので……」と、
口説き落として出演してもらうことになりました。
でも、来春からは調教師として本格的に指導する方ですから、今回が最初で最後の出演になるかも……

騎手サイン入り「ばんばグッズ」などが当たるお楽しみ抽選会もあり!
という訳で、今年もファン必見の前夜祭。当日、競馬場に来られる方は、いや、競馬場2来られる予定がなかった方も、無理矢理、都合を合わせて、おいで下さいませ。

27日(土)最終レース後、2階ファンルームでお待ちしています!
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平成22年3月27日(土) 17:45(最終レース後)~19:00
帯広競馬場 2階ファンルーム 参加無料

1.ばんえい記念出走騎手コメントVTR上映
2.西弘美調教師が語る「ばんえい記念」
3.ばんえい記念予想会
4.お楽しみ抽選会

2010ばんえいフォーラムの開催について

とかち馬文化を支える会・専務理事の旋丸です。

帯広では、ごく少数ながら「ばんえい競馬なんか廃止してしまえ」という人がいます。圧倒的多数は「ばんえい、あった方がいいんじゃない」という人たちだと私は認識していますが、廃止論者が大声で叫び、それをマスコミが取上げると、あたかも「ばんえい廃止の声が高まっている」ように見えてしまいます。

という訳で、NPOとかち馬文化を支える会では、本当の市民の声を聞くために、「ばんえい競馬は本当に必要か」と題してフォーラムを実施いたします。
貴重な馬文化であり、とかち馬文化を支える会の大きな産業であり、また、素晴しい観光資源である「ばんえい競馬」を、更に発展させ、地域に活用するために、皆さん、是非、会場にいらして、ばんえい存続の意志表明をして下さい。会場で拍手するだけでも、存続への大きな力になります。
お友達など、お誘い併せの上、22日、競馬場の帰りに、是非!!
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講演
(1)ばんえい競馬開催による十勝経済への波及効果(地域経済への効果)
耕野拓一(帯広畜産大学准教授)
(2)ばんえい十勝の可能性について
須田鷹雄(競馬評論家)

-休憩15分-

パネルディスカッション・フリートーク
高橋正夫(十勝町村会会長・本別町長)
秋元和夫(帯広信用金庫 地域経済振興部 執行役員部長)
大江史晃(未来の帯広競馬場デザインコンクール大賞受賞者)
古林英一(北海学園大学教授)
観光関係者 市民オンブズマンの会 ほか

2010年3月22日(月)18時30分~21時
とかちプラザ レインボーホール
(帯広市西4条南13丁目1番地 電話(代)0155-22-7890)

太田宏昭写真展『ばんえい競馬 光と砂』

写真家の太田宏昭さんのばんえい十勝写真展が、いよいよ11日から東京・銀座で開催されます。
今後、梅田、札幌、帯広で開催予定です。

太田宏昭写真展 『ばんえい競馬 光と砂』
期間:2010年3月11日(木)~3月17日(水)
時間:10:00~19:00(最終日は15:00まで)
休館:日曜祝日
会場:キヤノンギャラリー銀座
(東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング1F
TEL:03-3542-1860)
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太田さんは、できる限り会場にいるそうです。
馬文化を支える会会員の方は、ぜひ声をかけてくださいね!とおっしゃられていました。

また、11日19時以降は関係者を中心としたオープニングセレモニーが開催されます。
馬文化を支える会の会員の方で、参加したい方はいらしてくださいね、とのことでした。
(斎藤)

2010ばんえいフォーラムについて

当会では3月22日(祝日)に、「2010ばんえいフォーラム」~ばんえい競馬は本当に必要か~ を開催します。

売り上げ不振ばかりが取り沙汰される「ばんえい競馬」。
「経済波及効果65億円」「世界唯一の馬文化財」「十勝の貴重な観光資源」と言われながら公的資金の投入を巡って迷走するこの時期に、賛否両論者を招いて「ばんえい競馬がいかにあるべきか」を検証します。

ばんえい競馬の経済波及効果について帯広畜産大学の耕野拓一准教授に、ばんえい十勝の可能性について競馬評論家の須田鷹雄氏に講演をお願いします。
また、パネルディスカッションと参加者とのディスカッションも行います。
詳細が決まり次第、ブログにてご案内いたします。ご参加をお待ちしております。

2010年3月22日(月)18時30分~21時
とかちプラザ レインボーホール
(帯広市西4条南13丁目1番地 電話(代)0155-22-7890)
講演
(1)ばんえい競馬開催による十勝経済への波及効果(地域経済への効果)
耕野拓一(帯広畜産大学准教授)
(2)ばんえい十勝の可能性について
須田鷹雄(競馬評論家)

-休憩15分-

パネルディスカッション・フリートーク
高橋正夫(十勝町村会会長・本別町長)
秋元和夫(帯広信用金庫 地域経済振興部 執行役員部長)
大江史晃(未来の帯広競馬場デザインコンクール大賞受賞者)
古林英一(北海学園大学教授)
観光関係者 市民オンブズマンの会 ほか