一昨年度から当会が取り組んでいる「馬耕技術伝承プロジェクト」ですが、この日は二頭引き馬耕に挑戦。指導役の森浦氏の畑を借りて、蛭川氏が愛馬「桃姫」と「チョウスケ」を使ってプラウの練習をしました。
単なるデモンストレーションではなく、本格的な馬耕を目指している同プロジェクトですので、この日も、馬の訓練に留まらず、畑の耕作具合も確かめながらの練習となりました。
馬の操作については、森浦氏が片道360mという広大な畑を練習用に提供してくださったため、馬たちも同じペースで黙々と働くことを学習。初めての二頭引きでしたが、作業になれるに従って、歩調を合わせることも覚えてくれました。
耕作についても、プラウの調整を行うなどの試行錯誤の末、奇麗に土を反すことに成功。
2時間以上のハードな練習となりましたが、大きな成果を得ることが出来ました。今後も、蛭川さんと愛馬たちには練習を重ねてもらい、補助者なしでの二頭引き馬耕の実現に励んでもらう予定です。