10月12日 馬学セミナー「ばん馬乗馬の実現を目指して」開催

馬インフルエンザの影響を受け、当初7月に予定していた馬学セミナーですが、状況が安定したため、全国乗馬俱楽部振興協会の支援と、おびひろ動物園の協力を得て、この日、満を持して開催いたしました。

令和4年から「ばん馬乗馬」をテーマとして開催してきた当会馬学セミナー。昨年は、参加者に実際に、ばんえい競馬を引退した「ばん馬」に跨ってもらい、その大きさを実感してもらいましたが、今年は更にバージョンアップし、ばん馬での引馬を実施。大きさのみならず乗り心地など、ばん馬の特性を体感していただきました。

その後は、当セミナーではお馴染みとなった地域振興のプロ=若杉清一氏と、当会馬耕プロジェクトなどでも協力いただいているノースポールステイブル代表の蛭川徹氏、それに当会専務理事の旋丸巴もコーディネーターとして加わった対談形式の講演を開催。若杉講師からは観光資源としての重種馬の価値、蛭川さんには実際に馬に関わる中で感じている重種馬の魅力などについて、話し合っていただきました。

今回の参加者のほとんどが、大学や高校などで馬に親しんでいるため、講師との意見交換も、かなり濃い内容に。その中では、参加者から「ばん馬を、わざわざ乗馬に使うより、馬車などに使う方が合理的なのでは」というシビアな質問に対し、蛭川氏と旋丸専務理事が「ソリを力いっぱい引くレースをして来た『ばんえい競走馬』は、ゆっくり馬車などを引くより、全く違った仕事=乗馬に転用する方が、案外、リトレーニングが容易」と回答するなど、忌憚のないハイレベルな討論が繰り広げられました。

ばんえい競走馬のセカンドライフとしても有用と考えられる「ばん馬乗馬」。実現へのハードルは低くありませんが、今後も当会らしいアプローチで実現への方策を模索していく所存です。

 

開会にあたって、おびひろ動物園の渡邊誠克(右から2番目)園長からご挨拶の言葉をいただきました

まずは、蛭川徹氏が、ばん馬引退競走馬ムホウマツゴロウで「ばん馬乗馬デモンストレーション」

次は、いよいよ、ばん馬体験乗馬

屋内に会場を移して、対談型講習会(左端・蛭川徹氏、中央・若杉清一氏、左・旋丸巴)