全国乗馬俱楽部振興協会の補助を得て、ばん馬の多様な利活用を目的とした「ばん馬と共に出来ること」も、今回で3回目。過去2回は、ばん馬を核とした商品開発というテーマで、講義やワークショップを行ってきましたが、ばん馬を、より深く知った上での商品開発を考えよう、ということで、「ばん馬騎乗体験会」も実施。ワークショップの前に、「おびひろ動物園」の馬ふれあい舎で、ばん馬にまたがってもらいました。
参加者の大半は乗馬経験者でしたが、それでも、体重1000キロの大きな馬に乗るのは初めて、という人がほとんど。毎回、このセミナーに参加してくれている帯広農業高校の生徒たちも、平素乗っているサラブレッドとは全く違う雄大な馬体に「可愛い~」「でか~」などと声をあげ、すっかり魅了された様子でした。
そんな感激を胸に刻み、後半の「ばん馬を活用した商品開発」のワークショップに臨んだ参加者ですが、実際に大型馬の魅力を感じた後だけに食品や観光商品などのアイデアも豊富に湧き出て、賑やかなグループ討論が展開されました。
最後は、このセミナーでもお馴染みとなった講師の若杉清一氏の指導の下、グループで出されたアイデアの発表を行いましたが、回を重ねるごとに「ばん馬をテーマとした商品」のアイデアも多角的になり、参加者みんなが楽しめるセミナーとなりました。