12月13日 馬事普及セミナー「馬と共に生きる」シンポジウム開催

2023年から日本馬事協会主催、当会共催で開催している馬事普及セミナー。今年は、桜流鏑馬などで知られる馬事先進地=青森県十和田市で開催いたしました。開催数日前の地震や、折からの大雪や吹雪など、数々のトラブルの中、当初参加予定だった一般社団法人ばんえい十勝の新名常務理事も、搭乗便欠航で欠席となりましたが、当会から参加した5名は、何とか現地に到着し、無事開催の運びとなりました。

前半部は東京オリンピックに馬場馬術選手として出場したJRAの北原広之氏による基調講演でしたが、オリンピック選手としての活躍談のみならず、JRA職員として競走馬のセカンドライフの創出や馬術振興などについて講演。難しそうに思えるテーマでしたが、北原氏の爽やかで軽快なトークは来場者を大いに楽しませてくれました。

後半部は、この北原氏も含めて、全国乗馬俱楽部振興協会乗馬部長の音道氏、そして、質問者として帯広畜産大学・坂元葉菜さんと帯広農業高校の門脇灯蕗さんが登壇。当会専務理事・旋丸が司会を務めて「馬と共に生きるとは」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。

最初は緊張気味の学生2名も「馬の魅力を伝えるには、どうしたら良いか」「馬と暮らすのには、具体的にどんな方法があるか」などの質問に、北原氏と音道氏が、わかりやすく具体例などをあげてお話しされる内、壇上のみならず会場も和やかな空気に包まれ、楽しくも内容濃いディスカッションとなりました。

また、ディスカッションの後には、来場した地元の大学生、中学生などから「馬に関わる職業に就きたいが……」などといった感想や質問が飛び出すなど、若い世代が積極的に参加できたことも、今回のセミナーの大きな特徴でした。

11月5~7日 馬耕・馬搬・馬車勉強会開催

馬による牽引技術の伝承を目的として様々な活動を行っている当会ですが、馬耕技術伝承プロジェクトも「啓発活動」「指導者養成」の段階を経て、現在は「技術者講習会」を継続的に実施しています。今年の勉強会も、6月に続き、今回は第2回目となりましたが、参加した方々は実践を目指す方々ばかり。自馬を持ち込んで愛馬と共に技術習得を志す参加者も多く、3日間で延べ40名近くの人たちが熱心に馬耕・馬搬・馬車について勉強されました。

また、講師の蛭川徹氏、西埜将世さん、マック鈴木さんのお三方も、「自分たちもまだまだ勉強中」と、今勉強会でも参加者と共に奮戦。講師陣と参加者の皆さんが「馬に負担をかけず効率的に仕事ができる技術」を目指して、真剣に学び合い、高め合っていました。

当会の最終目標は、こうした勉強会を通して、やがては、馬と共に働く人々が北海道に、いや、全国に定着すること。そのために、地道ではありますが、意欲のある方々への支援を続けていこうと考えています。

10月24日 牽引講習会実施(若手育成事業)

若手育成事業の一環として、牽引講習会を実施しました。

今回は、帯広畜産大学の学生が対象だったため、大型馬での牽引実習は時期尚早と考え、ポニーのエクレア号を使っての講習を行いました。

講習の第一歩は牽引馬具の付け方。当会スタッフの指導の下、参加した学生たちは順にガラや胴引きなどを順に装着してもらいました。ポニー用の小さな牽引馬具ですが、それでも長い手綱など、平素は使わない馬具類に悪戦苦闘していました。

次に、ロングレーンでの常歩……ですが、これも、いつもの騎乗とは勝手が違い、まっすぐに歩行させるのは、なかなかの難作業。ということで、ここからは、現役のトップ調教師・服部先生に登場いただき、直々に指導いただくことに。先生なら簡単に直進させられるのに、いざ学生がトライすると指示が伝わらず、エクレアも困惑顔。直進させるだけでも大変……ということで、ソリや農具を連結して馬で作業をしていた昔日の人々の苦労に、改めて思いを馳せた学生達でした。

 

最初は馬具の装着から。いつもの乗馬用馬具との違いに戸惑いつつ……

 

服部調教師の見事な手綱さばきに、驚きつつ、おっかなびっくりロングレーンを握り……

 

最後は、コンテナを目指して直進歩行にトライ

 

10月19日 帯広南商業高校「課題活動」に協力

帯広競馬場ウエスタンフェスティバルに参加した当会ですが、同フェス2日目のこの日は、当会テントの一部を提供し、帯広市立南商業高校3年生の「課題活動」を支援。

「商業高校で学んだことを活用し地域社会へ貢献する」という目的を掲げた同活動ですが、「ばんえい競馬に関わる活動を」という生徒さん3名の希望を受けて、当会は企画段階から協力。生徒さんの希望である「『誕生月カラーの馬ガチャ』を実施し、収益を地域に還元したい」という企画に全面的に協力いたしました。

ガチャに入れる馬フィギュアの手配からアクセサリーへの仕上げ、そして何より、当日のガチャ販売と、高校生には未知の苦労の連続でしたが、それでも、訪れる人々に笑顔で対応する3名の姿は感動的でした。

また、競馬場の広報スタッフや警備担当者なども、販売に協力してくださり、正にオールばんえいで公庫vの活動をサポート。そうした「繋がり」を感じられる、我々にとっても新鮮な体験となりました。

 

10月18~19日 ウエスタンFにてチャリティーバザー&ポニーとのふれあい体験実施

競馬場に関係する全ての団体が参加するイベントを……という趣旨で、今年、ばんえい広報が新設したウエスタン・フェスティバルに、当会も参加いたしました。

当会の催しは「ポニーとのふれあい体験」と「チャリティーバザー」。それに付随して帯広南商業高校の課題研究活動にも協力いたしましたが、こちらについては後述するとして……。

ポニーとのふれあい体験イベントについては、今年度、出来得る限り様々な場面で実施してきましたが、今回もエクレア号の大勢のお客様に愛嬌を振りまき、楽しい一時を提供。多くの方との接触にも馴れ、小さなお子様とも仲良く写真撮影などに臨んでいました。

そして、もうむひとつのイベントが、当会イベント新機軸の「チャリティーバザー」。当会会員さんから提供された馬グッズを並べて、気に入った商品があれば、寄付をしていただくというバザー。

お好みのグッズを見つけた方に「ばんえい支援」「馬耕技術伝承事業」「教育福祉活動」と記された3つの瓶の、いずれかに寄付金を入れていただくというシステムで行ったバザーでしたが、予想以上の好評に、対応が間に合わずスタッフが慌てるシーンも。

一般の人々への馬文化への理解醸成に繋がれば、と、試みたバザーでしたが、2日間合計で39505円の寄付金をいただくことが出来ました。このご支援を無駄にしないよう、今後も、各事業に盛進しようとスタッフ一同、改めて心を引き締める試みとなりました。