鈴木勝堤騎手引退式

ばんえい界を代表する名手・鈴木勝堤騎手が11月22日11レースの騎乗を最後に、引退されました。
1981年デビューの同騎手は、アサギリ、ミサキスーパーなど数々の名馬と共に40もの重賞を制覇。生涯成績17,850戦2,313勝、歴代6位の勝利数を記録した歴史に名を刻む名ジョッキー。
引退式でも、その引退を惜しむ声がそこここから聞こえましたが、勝堤騎手は
「今後は、生産や育成など、後方から、ばんえい競馬を支援します」と、さわやかに挨拶。
多くのファン、関係者から花束が贈ら、当会からも、ばんばショップでモデルを務めてくださったTシャツなど勝堤騎手ゆかりのグッズを進呈いたしました。

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引退式で「これからは後方から、ばんえい競馬を支援します」と挨拶した勝堤騎手。

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場内には勝堤騎手が制した重賞レースの肩掛けが飾られた。

1000勝記念!

先月末から今月初めにかけて、おめでたい記録が2つ達成されました。
10月23日に大口騎手が1000勝を達成。
11月1日には鈴木恵介騎手も1000勝を達成されました。

大口騎手の記念セレモニーは10月24日に行われましたが、当会からも、同騎手の勝負服に合わせたピンクと紫の花を使った花束を用意進呈いたしました。

また、11月7日に行われた鈴木恵介騎手の記念セレモニーでも当会から記念品を進呈。
現ばんえい界のプリンスにも激励の言葉を添えてプレゼントいたしました。

両騎手共に、1000勝にとどまらず、2000勝、3000勝と勝ち星を重ね、今後のばんえい界を牽引してくれることでしょう。

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写真提供 松井和実氏

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騎手交流会報告(遅ればせながらですが…)

ご報告が遅れて1ヶ月も経ってしまいましたが、10月8日に実施した「ばんえい騎手交流会」のご報告です。

 毎年、恒例になった騎手交流会ですが、今回は、「いつもNPOの皆さんにお世話になってばかりでは申し訳ない」と騎手会のメンバーが奮起。当会のメンバーと共に食料の買い出しに出かけたり、調理や会場準備に立ち働いたりと大奮戦して下さいました。
 そんな騎手さんの心意気が通じたのか、参加者も50名弱と、これまでの最高数を記録。定時18時は賑々しく開会となりました。
 まずは、藤本匠騎手会長の挨拶。

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乾杯が終われば、後は当会メンバーと騎手さんが作った海鮮鍋や藤野騎手が腕をふるう焼きそばなどを肴に歓談の時間。日頃は勝負に燃える厳しい騎手さんが見せる和やかな素顔に、参加者さんたちも大喜びで楽しい時間を過ごしておられました。

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生き別れの兄弟? と思うほど激似の藤島騎手(左)とファン。

 そんな歓談の合間には、恒例のお楽しみ抽選会も!
 いつもレアなプレゼントが用意されるこの会ですが、今回は、鈴木恵介騎手の勝負副など、いつもにも増して超レア、豪華な賞品が騎手さんたちから提供され、会場の熱気も更に上昇。佐藤希世子騎手のサイン入りパネルや、尾ヶ瀬騎手提供のフクイズミ優勝写真などなど、ファン垂涎の賞品の当選者が決まるたびに大きな歓声が沸きあがりました。

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プレゼントにサインを入れる安部騎手。(若いファンに、ちょっと照れ気味?)

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ファンとの記念撮影に応じる松田騎手。レースでは絶対に見られない、辣腕の勝負師のこの笑顔!

歴史を伝える貴重な馬文化、雄大な馬達が繰り広げる迫力のレース……ばんえい競馬には色々な意義や魅力がありますが、この気さくで楽しい騎手さんたちのキャラクターも、ばんえい競馬の大きな魅力です。
 今回参加された皆様には引き続きのご参加を、そして、今回されなかった皆様には、是非、次回のご参加いただき、ばんえい騎手さんの暖かい人柄を実感していただきたく、切にお願い申し上げる次第です。(旋丸)

トレーナーズカップ

マスターズカップ、レディース・ポニーばんばに続く当会主催エキシビションレース第3弾トレーナーズカップを9月12日に開催いたしました。
 ポニーばんばと同様、このレースも金山明彦調教師の発案。日頃、ファンの前に出ることの少ない調教師さんと親しんでいただこうという趣旨で行いました。
 今回、参加いただいたのは以下の5名の調教師さん(敬称略・カッコ内は主な調教馬)。
1. 小北栄一(タケタカラニシキ)
2. 槻館重人(ミサイルテンリュウ)
3. 小林長吉(アアモンドヤワラ)
4. 長部幸光(ウメノタイショウ)
5. 谷あゆみ(ヤエノリュウ)
 長部先生を除く4師は、いずれも騎手未経験の方々。さて、どんなレースになるのかな、とドキドキワクワクでしたが……。入場行進では、観客と騎乗者が気軽に声を交わすなど、エキシビションレースならではの和やかな雰囲気。……でしたが、ゲートが開けば、さすがは勝負師の面々。鮮やかな手綱さばきで、騎手さんも驚く華麗な騎乗ぶり。

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 2枠の槻舘師が、最内枠の小北師との激しい叩きあいを制し、見事優勝! ミサイルテンリュウなど有名馬を育てた若き名伯楽が、ここでも辣腕を発揮。実は、シャイな槻舘先生、このレースに参加されるのを一番、嫌がっておられたのですが、「いざ、勝負になったら、本気になってしまって」と恥ずかしそうな笑顔で表彰式に。

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 表彰式では、東京から、ばんえい観戦に来られていた当会東京支部のKYOKOさんがプレゼンテイターとして、優勝賞品のビールと、参加賞の「ばんえい記念肩掛けレプリカタオル」を各調教師に授与……のはずが、あれれ? なぜか、谷調教師とは腕相撲を展開。最後まで楽しいトレーナーズカップとなりました。

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レディース・ポニーばんば

 マスターズカップに続き、当会が主催するエキシビションレース第二弾「レディース・ポニーばんば」を9月5日(日)に行いました。

 「ミスターばんえい」こと金山明彦調教師の発案で生まれたこのレース。金山師の友人が、草競馬で活躍する力自慢のポニーを提供。このポニーたちの手綱を取ったのは、以下の、ばんえい関係の女性5名。

 1番 佐藤希世子(騎手)
 2番 寄木由紀 (厩務員 皆川調教師の長女)
 3番 清水由佳 (厩務員 皆川調教師の次女)
 4番 長澤沙也佳 (厩務員 長澤幸太騎手の夫人)
 5番 谷あゆみ (調教師)

 レースは果敢に飛び出した寄木さん騎乗のトカチイサムが他馬を圧して優勝しましたが、他のポニーたちも、さすがは日ごろから鍛え上げられた力自慢のポニーたち。小さな体ながら、本こースの障害を難なく越えてゴール。愛らしくもパワー溢れるポニーたちと、女性騎乗者のあでやかさに、観衆はやんややんやの大声援を送っていました。

 レース後の表彰式では、当会理事・村上貴擁俊から騎乗女性全員に記念品が贈呈されましたが、どの騎乗者も美貌を朱に染めて、熱戦を楽しそうに語ってくださいました。

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他馬を引き離して寄木厩務員が優勝!

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谷調教師の、この真剣な表情!

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佐藤希世子騎手も、日頃とは違う小さな馬とのコンビでご機嫌気。