11月3日 聴診実習開催(若手育成事業)

一昨年から実施している若手育成事業。今年もグランドワーク講習会など、様々な講習会を開催して来ましたが、講習生の要望を受けて、現役獣医師を招いた聴診実習を、この日、開催いたしました。

今回は、聴診器を使って、馬の心音や肺・腸などを実際に聞き、馬の健康状態や臓器のメカニズムを習う、という講習会。一人ひとつずつ聴診器を持って、実習に臨みましたが、初めての聴診に戸惑う場面も。しかし、講師をお願いした安田峰先生は共済組合の獣医師として長年活躍されている方なので、「聴診器を当てる前に馬の様子を観察すること」「正常な状態を把握しておくこと」など、現場の診療の経験を活かした実学を伝授。わかりやすい説明と、実習で、参加した学生さん達も「聴診器でわかることだけではなく、馬に接する基本を知ることが出来た」と感心するなど、有意義な講習会となりました。

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10月17日 「ポニーと写真を撮ろう」イベント開催

10月2日~11月1日まで開催しました本年度の馬文化祭りの一環として、「ポニーと写真を撮ろう」と題したポニーとのふれあい事業を実施いたしました。

例年、馬文化祭りでは、馬車を運行したり、ばん馬にまたがって写真を撮っていただいたり、と、ばん馬に親しんでいただく事業を展開していましたが、昨年から帯広競馬場PR馬(ハクウンリュー、フクスケ)が、活動を自粛しているため、今年度もポニーとのふれあいイベントを実施いたしました。コロナウイルス感染拡大防止を考え、ふれあい時間が短くても楽しい思い出を作っていただける「写真撮影会」という形を取りましたが、予想以上の大反響。途中、雨が降り出したため1時間半程度の短時間の開催でしたが、終了後も、帰厩するポニーを追いかけて来る子供さんもいるほど、大人気のポニーたちでした。

なお、今回は、更に馬に関する理解を深めてもらおうと、日本馬事協会発行のリーフレット「馬のいろいろ」を配布し、こちらも多くの方々に喜んでいただきました。

当会所有馬エクレア(右)と、ふれあい動物園のレディー(左)が、来場者をおもてなし。
ハロウィンイベントに合わせて、エクレアもカチューシャでオシャレ。

10月1日~11月1日まで 昭和ばんえい展開催

 毎年恒例の当会主催の馬文化祭り。今年は、「昭和ばんえい競馬展」と銘打ち、懐かしの昭和時代の「ばんえい競馬」を振り返ります。
 帯広競馬場スタンド入口右側の展示コーナーには、昭和29年の馬一のポスターや、名馬の鉛筆画などを展示。
 スタンド中央通路には、昭和30年頃の旭川競馬場の写真を解説付きで掲示。その他、種馬台帳や馬市記念品、優勝トロフィーなど当時の貴重な品を展示いたしました。
 発足間もない「ばんえい競馬」を観て知って楽しんでいただければ幸いです。
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8月15日 ばんえい夏まつり参加の芸人さんに蹄鉄プレゼント

ばんえい広報(主催者)が開催した「ばんえい夏まつり」。コロナ感染対策に万全を期してのイベントでしたが、そんな中でも、ばんえい競馬のために駆けつけてくれた、お笑いコンビのスキンヘッドカメラさんと、ピン芸人の奈良原さんに、ささやかなお礼として、当会から、ばん馬の蹄鉄をプレゼントさせていただきました。

滑り止めが付いた冬用蹄鉄は合格祈願アイテムとして知られていますが、「笑いが滑らない」というお守りとして芸人さんが買って行かれることも。今回も、デビュー間もない奈良原さんには「笑いの滑り止め」のお守りとして冬鉄をプレゼント。

また、ここ数年、本格的に、ばんえいを応援してくださっているスキンヘッドカメラのお二人には、更にミニアックに、ミスタカシマの蹄鉄を金色に塗装した「開運蹄鉄」と、ばんえい記念優勝馬センゴクエースの冬鉄を、進呈いたしました。

スキンヘッドカメラさんも奈良原さんも今売り出し中の方々だけに、そのパワーで、ばんえい競馬を更なる上昇気流に乗せてくれるものと確信しています!

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8月17日 愛馬感謝の集い開催

夏の恒例行事となった「愛馬感謝の集い」ですが、昨年に続き、本年度もコロナウィルス感染予防のため、来賓を招待してのセレモニーは中止。終日、帯広競馬場内の馬頭観音堂を開放した関係者の自由参拝のみとしました。

当日は天気が良かったこともあり、10時の開場と共に調教を終えた関係者が三々五々参拝に。調教帰りに馬を連れたまま参拝する厩務員さんや、家族総出で参拝する調教師さんなど、一日中、関係者の姿が絶えることがなく、厩舎関係者の、馬に対する強い想いを改めて痛感する一日でした。

中でも印象深かったのが、ほぼ一番乗りでやって来た阿部武臣騎手。クールで、一見、取っつきにくい印象のある方ですが、愛馬への気遣いは、ばんえい屈指。この日も、愛馬たちの健康などを一心に願っている真摯な姿が感動的でした。

また、今井調教師も、一家で参拝した後に、人気馬ブチオと共に再度参拝。「ブチオも参拝に来たよ~」と明るく登場され、ブチオも、また、今井先生の意図を汲んで粛々と観音堂に向かっている姿が可笑しくも愛らしく……。コロナ禍で寂しい愛馬感謝の集いになるかと心配していましたが、自由参拝ならではの楽しい光景も多くみられたのは、正に怪我の功名でした。