一昨年から実施している若手育成事業。今年もグランドワーク講習会など、様々な講習会を開催して来ましたが、講習生の要望を受けて、現役獣医師を招いた聴診実習を、この日、開催いたしました。
今回は、聴診器を使って、馬の心音や肺・腸などを実際に聞き、馬の健康状態や臓器のメカニズムを習う、という講習会。一人ひとつずつ聴診器を持って、実習に臨みましたが、初めての聴診に戸惑う場面も。しかし、講師をお願いした安田峰先生は共済組合の獣医師として長年活躍されている方なので、「聴診器を当てる前に馬の様子を観察すること」「正常な状態を把握しておくこと」など、現場の診療の経験を活かした実学を伝授。わかりやすい説明と、実習で、参加した学生さん達も「聴診器でわかることだけではなく、馬に接する基本を知ることが出来た」と感心するなど、有意義な講習会となりました。