2月19日 帯広市立啓西小学校で馬そり体験

一昨年から取り組んできた啓成小学校での馬をテーマとした総合学習の、この日が総仕上げの日。競馬場内馬場での畑体験や、出前授業、馬車体験などを経て、すっかり馬に慣れた3年生79名ですが、ミルキーが深い雪をものともせず、馬ソリを引いて疾走すると、「速~い」「凄~い」と大喜び。「昔は、冬には馬ソリで買い物や用事に出かけたんだよ」という当会スタッフの説明に、「いいな~」「羨ましいな~」と可愛い感想も飛び出していました。

力強いミルキーのソリに乗って歓声をあげる子供たち
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ソリ体験の後は、ミルキーにまたがってご満悦
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最後は、お世話になったミルキーに感謝をこめて一人一人がニンジンをあげました
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馬学セミナーでイタリア重ばん馬協会事務局長が講演

 本年度第2回の馬学セミナーは、イタリア重ばん馬協会ジュゼッペ・ピゴッツィさんをお招きして、2月4日、帯広市の「とかちプラザ」で、「イタリア重ばん馬の現況とこれから」と題して講演をいただきました。
 重種馬を巡る生産や活動は、フランスやドイツなどが日本では多く紹介されていますが、イタリアでも、この種の馬の愛好家などによる活動が活発に行われています。今回、来日されたジュゼッペ・ピゴッツィさんが事務局長を務められるイタリア重ばん馬協会では、肉用として活用されてきた歴史を尊重しつつも、更に、「乗馬」や「馬車競技」など重ばん馬をパートナーとした多角的な活用を模索。それらの現状や意義などについて、お話しいただきました。重ばん馬が実際に活躍している写真など多くのスライドを用いた講演は、ピゴッツィさんの明るいキャラクターと相まって参加者の方々に大好評。本邦ではあまり知られていないイタリアでの重ばん馬の歴史や活用方法、その他について多くを知ることが出来た内容の濃いセミナーとなりました。
 「肉用」と「パートナーとしての活用」という2本立てで重種馬を活用している、という点でイタリアと十勝は似ており、「若い世代に馬の魅力を伝えましょう」「馬がいれば、人は自然に集まります」というジュゼッペさんの言葉に当会活動の背中を押していただいたような気がしました。
 今回は、日本馬事協会の協力を得て、このような国際的な視野のセミナーを開催できましたが、今後も機会があれば、こうしたセミナーの開催にも積極的に取り組んでいきたいと考えていますので、ご期待ください。

イタリア重ばん馬事情をお話し下さったジュゼッペ・ピゴッツィ氏
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札幌の会員さんなど、多くの方々に参加いただきました
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講演では、ばん馬との活動のスライドなども多く紹介されました
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新年年頭恒例の協賛レース実施

今年も新年最初の1,2,3レースを協賛いたしました。
 ご承知の通り、当会では「受験のお守り蹄鉄」「開運蹄鉄」「有名馬蹄鉄」などの蹄鉄商品を販売していますが、年頭の協賛レースは、これら蹄鉄商品の売り上げの一部を使って実施しています。
 今年は、約88000円の蹄鉄売上積立金に、当会が若干の金額を足して、3万円×3レースを協賛しました。
 協賛レースの表彰式には、当会会員の方々にプレゼンターとしてお手伝いいただいたお蔭で、寒風吹きすさぶ寒い元日でしたが、和やかな協賛レースとなりました。

平成26年1月1日 第1レース
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第2レース
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第3レース
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ばんえい市民写真展開催中

年明けの帯広記念を皮切りに、いよいよ、ばんえい競馬が熱くなる時期を迎えましたが、ファンの皆様をお迎えするスタンド入口の「ばんえいギャラリー」では、昨年12月初旬から「市民写真展」を開催中。ばんえい競馬をこよなく愛するアマチュアカメラマンの皆さんの作品を展示しています。様々な作品が寄せられているので、狭いスペースに全てを展示することはできないのですが、なるべく多くの作品を展示できるよう、作品を入れ替えて展示中です。
 市民展は1月末までの予定ですが、2月~3月末までの別企画の後にも、同種の展示を予定していますので、展示希望の方は、当会までご連絡ください。

調教風景やレースシーン、引退馬のポートレートなどなど、多彩な作品が寄せられています。
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島津騎手の写真を展示した途端に、同騎手が大活躍。ギャラリーに飾られた騎手は活躍する、って暗号???
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10月31日 馬文化体感展好評のうちに終了

 今年の「馬文化祭り」として開催した「馬文化体感展」。
 9月21日から帯広競馬場内4か所で、昔日の「馬と人の暮らし」や「ばんえい競馬」などを紹介する写真70点余を展示。併せて、当会発行の馬文化新聞なども配布いたしましたが、競馬ファン、観光客、関係者など、多くの方々から、「懐かしい」「こんな生活があったんだね」「これこそ、ばんえい競馬のルーツだね」など、予想以上に大きな反響をいただきました。
 体感展期間中には、別欄でご案内いたしました「特別対談講演」や「馬車運行」なども実施。全般にわたって派手さのない企画でしたが、「これこそ馬文化」「ばんえい競馬の足元を固めるためにもこうした活動を」などと絶賛いただき、ばんえい援や北海道の馬文化の継承を、微力ではありますが、後押しできたのではないかと喜ぶと同時に、写真提供など様々な場面でご協力いただいた多くの皆様に感謝しつつ、10月31日、同体感展を無事終了いたしました。

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