9月8日 啓西小学校「競馬場農園」で馬耕実演

 啓西小学校の競馬場農園でも作物が実り、この日、収穫作業が行われましたが、今年は、収穫後の「秋起こし」を馬で行いました。
 これは、昨年度から準備を進めて来た当会の「馬耕技術伝承プロジェクト」の一環として実施したものですが、夏場の馬耕指導者養成実習で技術を磨いた蛭川徹氏が、愛馬「桃姫豪」で馬耕実演に臨んでくださいました。
 同プロジェクト第1回目の「馬耕実演」となって今回は、安全面を考慮して、蛭川さんの奥様が桃姫の口取りをしてくださいましたが、そんな心配をよそに、桃姫は蛭川夫妻の合図に従って堂々と馬耕をこなし、啓西小学校3年生80名に、かつての馬耕の姿を、しっかりと披露してくれました。

まずは、馬耕について先生から説明が
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いよいよ馬耕実演
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畑横の砂山から見学する3年生
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8月9日 愛馬感謝の集い開催

 日頃、我々のために力いっぱい走り続けてくれる馬たちに感謝をこめて、本年度も愛馬感謝の集いを開催いたしました。当日は、当会会員の皆様を始め、調教師、騎手、厩務員、装蹄所勤務の皆様、ばんえい振興室、馬主協会、北海道有線放送、極東警備、ティワイネットなど、帯広競馬場に関わる多くの方々にご参加いただき、5年目を迎えたこの事業も競馬場行事として定着したことを実感いたしました。
 ご参加いただいた皆々様、また、ご協力いただいた皆々様に、心より感謝申し上げます。

馬主や調教師の有志の皆さんのお力で、見事に飾り付けられた馬頭観音堂。
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開催場所は馬頭観音堂ではありますが、同集いは無宗教。ですので、十勝馬唄、江差馬子唄など、馬たち所縁の唄をBGMに、参加した皆さんは各自、思い思いのスタイルでお参りをしてくださいました。
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集いの最後には、佐藤ばんえい振興室長にご挨拶いただきました。
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馬車運行、無事終了

帯広競馬場と百年記念館を結ぶ当会恒例の馬車運行が、8月9日で終了いたしました。
 夏休み期間の土曜日、計3回運行した今年の同事業。猛暑や豪雨など不安定な天気が続く今夏でしたが、運行日は天気にも恵まれました。
 最終日となった9日も、曇天ではありましたが、気温も上昇せず、キングも軽い足取りでほぼ満員となった馬車をひいてくれました。
 ご利用いただいた乗客の皆様と、馬車運行にご協力いただいた服部調教師、鈴木調教師、厩舎関係者の皆々様、そして何より、暑い中、頑張ってくれたミルキーとキングに、厚く厚く御礼申し上げます。

多くの車が走る一般道でも、キングは落ち着いて馬車をひいてくれました。
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百年記念館から20分かけてキング馬車か競馬場に到着
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シエロ・クラブ作品販売開始

様々な原因で学校に行けなくなった子供たち。登校拒否児童・生徒などとして、多くのメディアなどでも取り上げられていますが、そうした子供たちが義務教育期間を経ても社会に出ることが難しく苦しんでいる、という現状はあまり知られていません。釧路にあるシエロ・クラブは、革細工製品などを制作し、販売することで、そうした子供たちと社会を繋いでいこうとしているクラブです。
当会でも、こうした活動を支援するため、同クラブ員が制作した革細工作品を販売することといたしました。現在は、まだ試作の段階ですが、実際のお客様の意見をクラブに伝えたり、馬のデザインについてアドバイスさせていただいたり、と、革細工を通じて、クラブ員が社会と接することができるよう、微力ながら協力させていただいています。
ネットショップでの販売も開始いたしますので、是非、多くの方に、彼らの作品を購買いただきたく、お願い申し上げます。

リッキーハウスで販売を開始したシエロ・クラブ作品
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完成度抜群の蹄鉄型キーホルダー
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注目商品! 馬のお尻型キーホルダー
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イラストもラッピングもクラブ員が手がけています
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キーホルダーカバー。小さなホースヘッドが付いているのがおしゃれ
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鍵に付けるとこんな感じ
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啓西小学校、今年も競馬場農場作り開始

今年で4年目となった啓西小学校の競馬場農園作りですが、総合学習の一環として今年も3年生80名が取り組みます。
 農園活動第1日目となった5月19日は、生憎の雨となりましたが、競馬場まで徒歩でやって来た児童たちはジャガイモの種イモを畑に植えてご満悦でした。
 今年度は、競馬場の整備を行っている山路工業さんのご厚意で、ダンプ30配分の客土を実施。それを坂本調教師がトラクターで整地し、素晴らしい畑となりました。
 観察会などを経て秋の収穫まで、子供たちの思いを受けた作物が元気に育つために、当会も陰ながら応援して行きたいと思います。

雨の中、傘をさしながら、頑張って種イモをまく3年生たち
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調教に励む馬達をバックに、坂本調教師自ら畑の整備
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