騎手不祥事事件を受けて、騎手自身が自らの姿勢を正そうと、6月1日、騎手勉強会が開催されました。
当会は、ばんえい騎手会(山本正彦会長)の要請を受け、同勉強会の講師役として参加。当会理事であり、話し方やマナーの専門家でもある小枝佳代理事が講師となり、まずは騎手の皆さんと忌憚のない意見交換を行いました。
騎手さんたちの戸惑いも多く、現状、何から始めて良いのかわからない、というのが本音のようでしたが、こうした勉強会を開くことによって、単に不祥事の反省のみにとどまらず、魅力あるばんえい競馬作りのために、騎手がどうあるべきか、その道を探り実現することができるものと期待し、今後も要請があれば当会としても勉強会に協力したいと考えています。
カテゴリー: 競馬場より
5月15日 啓西小学校「総合学習」協力
帯広競馬場に最も近い小学校・啓西小学校の3年生が、今年は、競馬場を活用した総合学習に取り組みます。例年、行っている当会主催の出前授業に加えて、今年は「地域を学ぶ」という視点から、競馬場内に畑を作ることになりました。
当会も、同校の要請を受け、計画段階からこの学習に協力しています。
15日は、その学習の初日。教頭先生を始め学校関係者や競馬場関係者があらかじめ用意しておいた畑にやって来た3年生、55人が、ヒマワリ、ニンジン、ジャガイモ、ダイズの4種を蒔きました。3年生が小さな手で順番に種を蒔く姿は心温まるものでした。この畑は、内馬場ソーラーパネルの手前にあり、観客席からも見える場所にあります。今は、まだ何も目印がないので分かりにくいのですが、ヒマワリが成長すればきっと、観客の皆さんの目を楽しませてくれることと思います。
手入れや収穫を含めて、秋まで何度か児童が、この畑を訪れる予定ですが、その他にも、恒例の馬の出前授業など様々な形で啓西小学校3年生の馬にまつわる出前授業が展開されることになっていますので、その都度、会員の皆様には、これらの様子をお知らせいたします。
なお、この畑作業については、競馬場の道路整備などを委託されている山路工業の山路社長様から、馬糞堆肥を大量に提供いただきました。心より感謝申し上げ、会員各位にご報告する次第です。
内モンゴル視察報告会のお知らせ
先月15日より5日間、当会は帯広市ばんえい競馬振興室主催の内モンゴル競馬事情視察旅行に参加いたしました。つきましては、それら視察の報告会を下記要領で行いたいと思います。
今回は、競馬開催日の催しとなりますので、参加は当会会員他、関係者に限定。また、事前のお申込みが必要となりますので、必ず、電話0155-67-6890、FAX 0155-67-6891、メールinfo@umabunka.comに17日午前中までにお申し込みください(事前申し込みのない場合は、入場できませんので、お手数ですがよろしくお願い申し上げます)。
「内モンゴル競馬事情・視察報告会」要綱
【主催】NPOとかち馬文化を支える会
【会場】帯広競馬場 2階会議室
【日時】平成24年3月18日(日)13時30分~15時00分
【報告者】帯広市ばんえい競馬振興室 佐藤徹也次長
とかち馬文化を支える会専務理事 旋丸巴
【プログラム】
1. 内モンゴル視察の概要と、中国競馬事情 …… 旋丸巴
2. 内モンゴル馬事関係者との交流と、今後について …… 佐藤徹也次長
【参加費】無料
【問合せ先】NPO法人とかち馬文化を支える会(事務所開所日は毎週火曜日と金曜日)
電話0155-67-6890 FAX0155-67-6891
E-mail info@umabunka.com
11月13日 第1回ばんえいリトル・ダービー開催
当会では、今までマスターズカップ、トレーナーズカップ、レディース・ポニーばんばなどのエキシビションレースを実施してきましたが、今回は、ポニーと小中学生、という、ちびっこコンビのレースを開催。帯広競馬場厩舎村で、日頃、ポニーと訓練に励んで来た厩舎の子供たち5名が、腕を競いました。
この日、参加したちびっことポニーは以下の通り。
枠番 騎乗者 学年 騎乗馬
1番 村上綺咲(村上騎手の長女) 5年 アアモンドポニオ
2番 今井千尋(今井調教師の次女) 5年 マックイン
3番 川副篤志(谷厩舎・川副厩務員の長男) 2年 ブラック
4番 川副麗華(谷厩舎・川副厩務員の長女)中3年 ゲンキ
5番 今井果歩(今井調教師の長女) 6年 ガンダム
この日のために厩舎関係者が用意してくれたお揃いのユニフォームに身を固めた5人は、それぞれの愛馬に乗ってゲートイン。安全確保のために、スタート時だけはプロの騎手さんがサポート。第一障害までは着座でのレースとしましたが、一障害を越えると、早くも先頭に立った川副篤君が起立。おとな顔負けの手綱さばきで、第2障害をクリアすると、あとは一気にゴールへ。2番手で続いた今井調教師の長女・果歩ちゃんも力走しましたが、後ろから来た妹・千尋ちゃんの迫力に惜敗。4着には川副麗華ちゃん、5着には村上章騎手の長女・綺咲ちゃんが入線。最後まで全力で走ったちびっことポニーに、観客からは惜しみない拍手が贈られていました。
売り上げ不振など暗い話題が多いばんえい界ですが、こうして、明日のジョッキーを目指す子供たちが明るく活躍する姿を見ると、我々関係者も前向きに、ばんえい繁栄のために更に精進しなければ、と決意を新たにさせられました。