2月12日 第1回馬学セミナー「フット・ケアの基本」開催

 本年度第1回目の馬学セミナーとして『フット・ケアの基本』と題した講演を帯広市内で開催いたしました。今回のセミナーは、日本軽種馬協会と日本装削蹄協会の全面的協力を得て、十勝軽種馬農協、十勝馬事振興会との共催で開催したものですが、日本装削蹄協会の森達也氏からは「馬の蹄の仕組みや病気など」について、また、日本軽種馬協会の田中弘祐氏からは「削蹄などによる馬の四肢の湾曲の矯正など」について講演いただきました。両講師共に、スライドなどを多く使って実際の症例などをわかり易く解説され、蹄について知識の浅い受講者にも、かなり深い知識を持ったプロの方にも、それぞれ興味深く聴講できる素晴らしい講演となりました。
 帯広畜産大学の学生、ばん馬の生産者など多くの方々に参加いただき、予想以上の盛会となりましたが、当会会員の皆様に広く受講いただくためにも次回以降は週末の開催なども検討する所存です。また、今回は当会を含む5団体の連携という新しい形での実施でしたが、今回の実施を踏まえて今後とも同様のセミナーを開催したいと考えておりますので、その際は更に多くの皆様に受講いただきますよう、お願い申し上げます。

開催にあたつて当会理事長・三宅陽一がご挨拶
001.JPG

平日・日中の開催にも関わらず多くの方々が受講
002.JPG

栃木県にある装蹄教育センターで教鞭をとる日本装削蹄協会・森講氏からは、蹄の仕組みや病気などについて専門的でありながらわかりやすいお話が
003.JPG

馬生産・静内で多くの患馬を診ておられる日本軽種馬協会の田中氏からは、仔馬の脚の湾曲などについての実際的な治療法などについてのお話がなされました。
004.JPG

馬学セミナー(帯広・石狩)のご案内

 多くの方々に馬について学んでいただくために、本年度も「馬学セミナー(馬事知識普及セミナー)を実施いたします。今回ご案内するのは、帯広地区の札幌地区で行う2講座です。それぞれ趣の違う講座となりましたが、会員各位のみならず多くの方々のご参加をお待ちしておりますので、是非、お誘いあわせのうえ、ご参加ください。
 なお、いずれも参加無料。お問い合わせは、とかち馬文化を支える会(info@umabunka.com)事務局まで。

【2013年 第1回馬学セミナー「フットケアの基本」 帯広】
  蹄なくして馬なし、と言われるほど、馬の健康管理上、大切な蹄。その削蹄などケアについて、専門家から最新情報が提供されます。

  [日時] 2月12日(火) 14時~
  [場所] 十勝農業協同組合連合会(農協連)ビル5階
       (帯広市西3条南7丁目14番地)
  [講師] 日本軽種馬協会 田中弘祐氏
      日本装削蹄協会 森達也氏
  [参加料] 無料
第1回フットケア.jpg

【2013年 第2回馬学セミナー「御者のお仕事」 石狩】
  札幌の名物となった札幌観光馬車の御者を務める渡部さんから、馬と共に働く「御者のお仕事」についてお話を伺います。また、二部として「黒ユリ賞予想検討会」も併せて行われます。

  [日時] 2月17日(日) 13時30分~
  [場所] サテライト石狩(Aiba石狩)
       (石狩市新港南2丁目729)
  [講師] 札幌観光馬車・御者 渡部一美氏
  [参加料] 無料
2回札幌.jpg

11月18日 わくわくサンデー協力

 ばんえい十勝馬主協会が主催し実施したイベント「わくわくサンデー」に当会も協力参加。「ばん馬ふれあい体験コーナー」「オリジナル木工制作」と、2つのコーナーを担当しました。
 馬券500円を購入するとイベント券がもらえて、当会担当コーナーの他、ミニSL体験や似顔絵描きなど、様々なコーナーで遊べるこの催し。生憎の荒天で、ばん馬とのふれあいコーナーは途中で中止となりましたが、ばん馬キーホルダーなどを作るオリジナル木工制作のコーナーには70名が参加する大盛況。馬主協会との連携という新しいスタイルでの実施でしたが、微力ながら、競馬場を楽しく演出する一助となったのではないかと、密かに自負しているところです。

ばん馬ふれあい体験コーナー
ふれあい2.jpg

オリジナル木工製作コーナー
小さな子供からシルバー世代まで、たくさんの方に楽しんでいただきました。
木工.JPG

11月18日 ちびっこ大活躍 ばんえいリトル・ダービー!

 厩舎の子供たちがポニーに乗って本コースを疾走する「ばんえいリトル・ダービー」。昨年の好評を受け、この日、第2回大会を開催しました。
 昨年の覇者=川副篤志君(谷厩舎・川副厩務員の長男)・ブラック。雪辱を誓う今井千尋ちゃん(今井調教師の次女)・ハクリュウ、村上綺咲ちゃん(村加茂騎手の長女)・アアモンドポニオ。今年初参加の金田武(金田調教師次男)・ボクと金田駿人(同三男)・ダルメジャーの兄弟。
以上5組の人馬が参加し、この日の第5レース後、ゲートイン。ファイトが先行してゲートを破る馬が出てしまい、カンパイとなるアクシデントはありましたが、仕切り直しの後は、各馬元気にスタート。ポニーたちは、本コースの深い砂に膝まで埋まりながらも、力強く疾走。子供たちも、おとな顔負けの巧みな手綱さばきで観客を沸かせました。
 この熱戦を制したのは、昨年惜敗した今井千尋・ハクリュウのコンビ。第2障害を一腰で登ると、そのままゴールへ。連覇を狙う川副篤志君とブラックも、2番手で坂を下ると、激しく今井・ハクリュウコンビニに迫りましたが、届かず、2着。他3組も元気にコースを駆け抜け、観客から大きな拍手を送られていました。

激しく迫る後続を抑えて、今井千尋・ハクリュウ組が見事、優勝。
DSCF1112.JPG

健闘を称えて、当会理事長・三宅陽一から表彰状と楯・トロフィーが贈られました。
DSCF1133.JPG

第2回大会覇者となった今井千尋ちゃん。楯とトロフィーを手に満面の笑みを浮かべてくれました。
DSCF1136.JPG

11月6日 十勝当歳馬展示会に参加賞を提供

 生産者支援事業として、本年度も十勝当歳馬展示会に副賞を提供いたしました。同展示会は、生産意欲の向上などを目的に十勝馬事振興会が毎年開催しているものですが、今年は名牝サダエリコ産駒など優れた当歳馬が集結。生産者は勿論、馬主、調教師、騎手など多くの関係者が、熱心に仔馬たちに見入っていました。
 ただし、この展示会は共進会などとは異なり、馬の優劣を競うものではないため、当会からの賞品提供も参加賞とし、谷あゆみ調教師の切り絵をあしらった当会特製手ぬぐいを、参加全馬に進呈いたしました。

第二十四天竜椿 父ウンカイ、母サダエリコ(母の父ダイヤテンリュウ) 平成24年4月20日生まれ
DSCF6726.JPG