ばんえい十勝馬主協会が主催し実施したイベント「わくわくサンデー」に当会も協力参加。「ばん馬ふれあい体験コーナー」「オリジナル木工制作」と、2つのコーナーを担当しました。
馬券500円を購入するとイベント券がもらえて、当会担当コーナーの他、ミニSL体験や似顔絵描きなど、様々なコーナーで遊べるこの催し。生憎の荒天で、ばん馬とのふれあいコーナーは途中で中止となりましたが、ばん馬キーホルダーなどを作るオリジナル木工制作のコーナーには70名が参加する大盛況。馬主協会との連携という新しいスタイルでの実施でしたが、微力ながら、競馬場を楽しく演出する一助となったのではないかと、密かに自負しているところです。
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11月18日 ちびっこ大活躍 ばんえいリトル・ダービー!
厩舎の子供たちがポニーに乗って本コースを疾走する「ばんえいリトル・ダービー」。昨年の好評を受け、この日、第2回大会を開催しました。
昨年の覇者=川副篤志君(谷厩舎・川副厩務員の長男)・ブラック。雪辱を誓う今井千尋ちゃん(今井調教師の次女)・ハクリュウ、村上綺咲ちゃん(村加茂騎手の長女)・アアモンドポニオ。今年初参加の金田武(金田調教師次男)・ボクと金田駿人(同三男)・ダルメジャーの兄弟。
以上5組の人馬が参加し、この日の第5レース後、ゲートイン。ファイトが先行してゲートを破る馬が出てしまい、カンパイとなるアクシデントはありましたが、仕切り直しの後は、各馬元気にスタート。ポニーたちは、本コースの深い砂に膝まで埋まりながらも、力強く疾走。子供たちも、おとな顔負けの巧みな手綱さばきで観客を沸かせました。
この熱戦を制したのは、昨年惜敗した今井千尋・ハクリュウのコンビ。第2障害を一腰で登ると、そのままゴールへ。連覇を狙う川副篤志君とブラックも、2番手で坂を下ると、激しく今井・ハクリュウコンビニに迫りましたが、届かず、2着。他3組も元気にコースを駆け抜け、観客から大きな拍手を送られていました。
激しく迫る後続を抑えて、今井千尋・ハクリュウ組が見事、優勝。
10月29日 東京で初の当会主催イベント「ばんえい超短期集中講座」開催
日頃、ばんえい競馬に関心を持ちながらも、なかなかばんえいに触れる機会がない、という本州の会員各位やファンの皆さんのご要望にお応えして、ばんえい超短期集中講座を、東京新橋のJRA施設Gate-Jで開催いたしました。
その名の通り、1時間で、ばんえい競馬の概要から馬券の買い方までレクチャーしようという欲張りな講座ですが、当会理事の矢野吉彦アナウンサー、同顧問で競馬評論家として皆さんご存知の斎藤修氏、そして、ばんえい初体験という須黒清華アナウンサーもご出演いただいた楽しいイベント。
当会初の北海道外での試み、ということで、集客数が心配でしたが、フタを開けると、定員70名の会場から人が溢れ、最終的には100名を超すお客様に楽しんでもらうことが出来ました。こうした熱心な観客に応えるべく、矢野アナと斎藤さんが、ばんえいのノウハウについて熱弁。須黒さんは、観客の皆さんの代弁者として、基本から細部に至るまで適切な質問を繰り出し、僅か1時間とは思えないほど、濃密な講座となりました。
今後の具体的な予定は検討中ですが、また、同様のイベントを開催し、ばんえいファンの拡大と、既にファンである皆さんには、更なる魅力を伝えるべく、頑張って行きたいと考えております。
熱く、ばんえいを語る矢野アナ、斎藤氏に、須黒アナの華やかさが加わった楽しい講座でした。
9月22日、23日 北海道和種馬祭
毎年、秋に行っている「馬文化祭り」。「馬耕まつり」「チャグチャグ馬コ in 帯広」に続いて、今年は「北海道和種馬祭」と題して北海道和種馬(ドサンコ)によるイベントを開催いたしました。
ドサンコは、ご承知の通り日本在来の小格馬ですが、開拓時代から人や大量の荷物を運び、重要な運搬力として活躍した馬。そんなドサンコのパワーを市民や観光客の皆さんに実感してもらうべく、9月22日、23日の両日、北海道和種馬保存会のメンバーが、3頭のドサンコと共に函館から来帯。伝統的な駄付(だんつけ=馬の背に荷物を載せる手法)の実演や、駄付馬によるパレード、入場者のお出迎えなどで、来場者を歓待いたしました。
今回のイベントは、日本在来種の能力や、伝統的な馬文化の紹介などの目的で実施しましたが、もうひとつ、「ばん馬とドサンコの違いを体感してもらう」というのも大きな目的でした。帯広競馬場来場者の中には、「ばんえい競馬で走ってるのはドサンコでしょ」という人が意外に多く、馬についてかなり詳しい方でも例外ではありません。
和種馬祭では、実際にドサンコと、ばんえい競馬で走る馬を肉眼で見てもらい、こうした誤解をとくための解説も実施。「へぇ、そうだったんだ」と納得していただく場面も多くありました。
チャグチャグ馬コに比べて、地味な企画だけに、どうなることかと心配しましたが、会員や観客の皆様に「貴重なものを見せてもらった」「馬達が可愛かった」と満足していただくことが出来、胸をなでおろしました。遠路はるばる函館から来ていただいた土谷進氏はじめ北海道和種馬保存会の皆々様と3頭の賢く力強いドサンコ達に、心より感謝申し上げます。
まずは、ドサンコ(北海道和種馬たちが入場門で観客をお出迎え)
次は「駄付(だんつけ)実演」。和種馬保存会・土屋進氏の手によって、ロープ1本で馬の背に次々に荷物がつけられていく。
そして、いよいよ駄付をしたドサンコたちによるパレード。
体重300キロと小柄な馬たちですが、重い荷物を積んでも堂々と、そして、従順に行進してくれました。
観客の皆さんも、整然と繋がって歩くドサンコたちに感心することしきり。多くの方々がドサンコたちにカメラを向けていました。
パレードの合間には、保存会のメンバーが昔ながらの馬上で「あぐら」をかく騎乗法も披露。
この他、帯広競馬場内でも、インフォメーション前、スタンド中央広場、ばんえいギャラリーの3か所で、ドサンコの特性や活躍、駄付の解説などを紹介するコーナーを設置。それぞれに、写真やパネル、実際の馬具などを展示。和種馬だけではなく、ばん馬との比較なども併せて紹介いたしました。