お待たせしました! 「ばん馬の絵コンテスト」と「ぬり絵コンテスト」、募集の準備が整いました。
お待たせしました! 「ばん馬の絵コンテスト」と「ぬり絵コンテスト」、募集の準備が整いました。
啓西小学校3年生が取り組んでいる競馬場農園での畑作業ですが、この日が収穫、つまり最後の農園活動になりました。春から一生懸命育てた大豆やニンジン、ジャガイモを収穫し、その量の多さに歓声をあげた子どもたちでしたが、収穫を終えた畑を耕すために、馬が登場すると、更に大きな歓声が……。
当会の馬耕実演といえば、お馴染みの蛭川さんと愛馬・桃姫号。この日も、このゴールデンコンビで馬耕実演を披露するために、児童たちの見守る中、畑に入り……と、ここで、しかし、アクシデント発生。前日の大雨でぬかるんだ畑に、桃姫が足を取られて、あわや転倒! 好天で表面は乾燥状態、蛭川さんや当会スタッフが確認した後ではあったのですが、やはり大きな馬が入ると、軟弱な地盤では、このような結果に。
そこで急遽、蛭川さんが機転を働かせて、プラウを児童たちで引っ張ってみることに。十人以上の子どもたちが、馬の代わりにプラウをひいて、やっと畑に畝ができる様子を見て、「これを桃姫一頭でやってるんだぁ」「馬の力って凄いねぇ」と感心することしきり。桃姫の馬耕姿は披露できませんでしたが、馬の力を実感できる授業となりました。
十勝地方でも数少なくなってしまった草ばん馬大会ですが、鹿追の大会は半世紀以上も続く歴史ある大会。そんな貴重な草ばん馬文化と、ばん馬の生産支援を支援しようという趣旨で、今年も、同大会に協賛金と賞品を提供いたしました。あいにくの雨ではありましたが、悪天候をものともせず、熱戦が繰り広げられました。
NPO法人とかち馬文化を支える会では、平成19年の設立以来、高い理想を掲げて、人と馬が共生できる環境の構築のため様々な活動を続けています。しかし、近年、馬関係機関には、人馬の安全性や馬の快適性などが強く求められるようになり、帯広競馬場を始めとする当会活動域でも、そうした諸問題と向き合う必要に迫られてきました。こうした状況を踏まえ、当会でも、人と馬とが安全に楽しく共生する環境づくりに向けて、本年度から全国乗馬倶楽部振興協会の補助を得て、「人と馬の共生プロジェクト」を実施することとなりました。同プロジェクトの概要は以下の通りです。
馬資源確保・育成事業 ~ポニーの購入と調教~
現在、出前授業では引退ばんえい競走馬が使用されているが、以前は、ポニーも併せて使用し、幼児や低学年児童が、馬とふれあう際の「入口」として有効に使用されていた。
このポニーが個人の所有物であったため、ポニーの死亡と共に、ばん馬のみを使った事業となっているが、小型馬の導入によって、以前のようなスムーズな馬とのふれあい体験を復活させる。
人材確保・育成事業 ~若手の人材育成~
ふれあい動物園を拠点とした様々な活動の中を将来に繋ぐためにも若手の人材、特に馬を管理、調教でき、なおかつ、人と馬を繋ぐ人材の育成が急務である。若い厩舎関係者に、相応の報酬を約束し、今後の活動に加わってもらうことを目標とする。
講習会の開催 ~初心者から指導者、児童からシニア層まで~
馬に精通した指導者を招いた講習会を開催し、具体的に、どうすれば安全に楽しく馬と共生できるかを、様々な人々に学んでもらう。対象は、既にプロとして馬を扱う人々から、競馬場を来訪した全くの初心者まで。また、年齢層も、出前授業などでは小学生・中学生など、健康乗馬会ではシニア層を対象とし、あらゆる人々が馬と接することの喜びを感じられることを目的とする。
そして……ポニー「なつめ」が到着!
6月中旬、上記プロジェクトの第一歩として、ポニーを購入いたしました。昨年生まれの男の子。名前は、若手人材育成対象となった若者たちによって「なつめ」と命名されました。
今後、基礎調教を経て、秋頃には、ふれあい事業や出前授業などでデビューできることと思います。
東京競馬場の秋の恒例イベントとなった「ばんえい十勝フェア」の実施に際して、当会も「ばんえいグッズ」販売などの部門で協力いたしました。
当会主催から帯広市主催に移行して今年で3年目の同フェアですが、従前と変わらず当会も運営には全面的に協力。ばんえい競走馬の大きな蹄鉄を提供するなど、グッズ販売でも、ばんえいを体感していただくよう努めました。
パドック横の「ばんえいPRブース」(入場門歩道橋より撮影)
PRブースには、実物大の「ばん馬バルーン」も設置されました
お昼休みには、矢野吉彦さん、荘司典子さん、目黒貴子さんによる「ばんえいトークショー」が開かれました
トークショーでは、馬場中央に据えられた超大型ターフビジョンに、ばんえいの画像が!!