本別駒踊り

8月21日、帯広競馬場で、本別駒踊り保存会による「本別駒踊り」が披露されました。
このイベントは、本別町にご自宅のある西邑調教師の発案。
本別馬事振興会と当会の共催で開催されました。

中高生が馬の張子を付ける装束は可愛く、しかし、一旦、踊り始めれば勇壮。
太鼓と笛による生演奏も迫力満点で、会場からは、やんやの喝采が。

酷暑の一日でしたが、汗だくで熱演する子供たちに、観客は、しばし暑さを忘れて見入っていました。
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会報第9号の発行について

9月上旬に、とかち馬文化を支える会の会報を会員の皆様にお送りいたしました。
より迅速に、当会の事業やばんえい、馬文化の催しをお伝えするために、今後は年6回、スリム化してお送りしています。従来より少し小さな封筒で、郵送にて送っていますので、もし、届いていない会員の方がいらっしゃいましたら事務局までご連絡下さい。
馬文化新聞9号も同封しております。帯広市郊外で馬と歩んだ人生について末下明光さんにお話を伺い、早川義英さんには「十勝の馬文化について」寄稿をいただいております。

とかち馬文化を支える会の会員は随時募集しております。
登録はインターネットでも可能です。以下のページをご覧下さい。
会員登録について

ばんえい十勝 in TCK & 東京支部交流会

東京支部のKYOKOです。
8月15日(日)、大井競馬場(TCK)で「ばんえい十勝 in TCK」というイベントが行われました。そのイベント終了後に東京支部の交流会を実施しましたので、かいつまんでご報告します。

まずは、当会の事業ではありませんが、イベントの模様をご報告しますね。
15時ごろ、ミルキーと子どもたちの綱引きイベント。綱引きは3戦で、ミルキーの1勝2敗でした。その後しばらくして、船山騎手と林騎手が走路でデモ走行をやったはずなんですが、ギリギリ見逃し、見えたのは後ろ姿のみ…。
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しかたないので、ふれあいイベントをやると思われる内馬場へ直行しました。
少し待っていたら、ミルキーにまたがった鈴木邦哉調教師と、ガッツくんにまたがった船山騎手、サンダーアレックスにまたがった林騎手、徒歩(!)の小林長吉調教師が登場。
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そのままふれあいイベントが始まったので、列に並んでガッツくんにまたがらせてもらいました。長蛇の列で、大盛況だったのですが、やっぱりガッツくんよりミルキーのほうが人気だったかな? でも鈴木調教師によると、「現役馬の背中はやわらかくていいぞ~」とのこと。みなさんも機会がありましたら、ぜひ。

それから、当会理事の矢野吉彦さんと、競馬キャスターの目黒貴子さん、小島友実さんがばんえい競馬についてのトークショーを実施。そしてお3方は「ふるさとコーナー」(他場発売所)に移動して場立ち予想イベントを行いました。そこに当会顧問の斉藤修さんも加わり、ふるさとコーナーに集まった人々は熱心に予想に耳を傾けていました。

この日の9Rはスピードスター賞。今までにないスピードレースで、ふるさとコーナーは一気にヒートアップ! その熱気のまま、ばんえいグランプリの出走時間となりました。
ふるさとコーナーにぎっしりと人が集まり、モニターに向かってばんえい記念さながらの大声援。実際に気温も高かったのですが(笑)、とてもとても熱い時間となりました。
関東にもこんなにばんえいファンがいるんだよ! って、本場の人たちに見せてあげたかったなあ。

終了後、とかち馬文化を支える会の東京支部+αの14人くらいで大井競馬場から品川に移動し、交流会。と言っても、ただの飲み会なんですけどね。
ふるさとコーナーの熱気をそのまま持ち込んだ飲み会となり、初対面の方同士もばんえいの話題で盛り上がったようです。なかには、ばんえい自体今日初めて見た! とおっしゃる方もいらっしゃったのですが、すっかりばんえいのファンになってくださったようです。
ふるさとコーナーでの観戦会も、この交流会も、「集まること」が応援し続けるパワーになるんじゃないかな、という可能性を感じた1日でした。

なお、東京支部の交流会は非会員も参加OKとしています(飲み代の負担はみな同じですよ~)。会員でないお友達を誘って参加しても大丈夫ですので、お近くの方はぜひご参加ください。
交流会の実施予定は、このブログか東京支部のページでお知らせいたします。
(KYOKO)

帯広競馬場・口蹄疫義捐金を宮崎県に送金

帯広競馬場では、5月29日(土)より6月29日(月)まで、宮崎県内で発生した家畜伝染病・口蹄疫に対する支援として募金活動を行われました。
この募金は、帯広市、オッズパークばんえいマネジメント、ばんえい十勝馬主会、同調教師会、同騎手会、それに、当会の6団体が協力して実施いたしましたが、寄せられた義援金額は249,189円となりました。これも皆々様のご協力の賜物と心より御礼申し上げます。

なお、この義援金は、
 6月7日に193,517円
 7月9日には、株式会社「十勝ヒルズ」からの義援金35,502円を加えた91,174円を郵便局より、社会福祉法人宮崎県共同募金会宛に、当会スタッフと騎手会、調教師会の皆さんで送金いたしました。

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仙美里小学校(本別町)と啓西小学校(帯広市)で出前授業実施

7月2日(金)、本別町の仙美里小学校で「馬の出前授業」を行いました。
本別町は、昭和22年まで陸軍軍馬補充部があったこともあり、十勝の中でも特に馬とのかかわりの深い町。当会発行の馬文化新聞の取材でも何度もお世話になっている町ですが、そんな縁もあって、今回、馬の出前授業を実施することとなりました。
仙美里小学校は、全校生徒38名の小さい学校なので、今回は全校生徒が授業に参加。いつものように、1時間目は教室で、馬の体や性質についての授業を。「馬について知っていることは?」「馬は何を食べるか知ってる?」といった質問に、1年生から6年生まで、元気よく明るく答えて、楽しい授業となりました。
2時間目は、これまた、いつも通り、子供たち待望の「馬とのふれあい体験」の時間。
校庭に到着したトラックからリッキーが下りてくると、38名から歓声が沸きあがり、馬車に乗り込むと、子供たちの歓喜は頂点に。
ポニーの小梅にも触るなど楽しい体験をする内に、至福の時間はアッという間に過ぎ去って、まだまだ馬と遊びたかった子供たちは「また来てね~」と名残惜しそうな声でトラックを見送ってくれました。

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仙美里小学校の校庭を悠々と歩くリッキー馬車

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西邑調教師にポニーの小梅についてお話を聞く児童たち

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出前授業に駆けつけてくれた長澤騎手

翌週8日(木)は帯広市立啓西小学校での第2回目の馬の出前授業。
啓西小学校の3年生84名は、今年、総合学習として馬の学習に取り組んでいますが、その一環として、当会の出前授業を活用しています。今回は、先月に続いて2回目だったこともあり、子供たちもリラックス。
1時間目の教室での授業でも活発に意見発表が行われ、動物全般への理解度もかなり進んでいる様子でした。

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2時間目の馬とのふれあい体験では、前回、馬に触り足りなかった子供たちが休み時間からミルキーの登場を今か今かと待ちわび、ミルキー馬車が現れるや、大歓声をあげて歓待。
馬車体験、乗馬体験、ポニーの小梅とのふれあい……と盛りだくさんの「お楽しみ」を堪能して、どの子も飛び切りの笑顔を見せてくれました。

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啓西小学校は帯広競馬場に最も近い小学校。なので、ミルキーも公道を走って啓西小学校に出張(画面左が啓西小学校の校庭)。途中、「ミルキー、頑張って」と市民から声を掛けられる一場面も。
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夏休みに向かうこれからの時期、馬の出前授業は一段落といった感じですが、既に冬の馬ソリ体験などの要請もあり、2学期、3学期には、また出前授業に奔走する予定です。(旋丸)