11月23日 熊本にてシンポジウム「重種馬の魅力」

日本馬事協会との共催で、昨年から開催している「重種馬の魅力を伝えるシンポジウム」。今年は、8月に帯広競馬場で開催いたしましたが、更に、熊本でも同種のシンポジウムを開催いたしました。

前半の基調講演では当会理事でもある馬事振興会会長の佐々木啓文氏が、「重種馬の魅力」と題して、ばんえい競走馬の生産者として、また馬主としての喜びや充実感などをわかりやすく語ってくださいました。

続いてのパネルディスカッションでは、地元の生産者・古閑清和氏、ばんえい競馬からは金田勇調教師と長澤幸太騎手が登場。前出、佐々木氏も加わり、当会専務理事・旋丸巴の司会のもと、重種馬の魅力について大いに語っていただきました。

古閑氏は、クマモトヨカバイ号で九州産駒初勝利を記録した喜びや、九州で重種馬を生産する遺棄などを、金田調教師は、アオノブラックなどの名馬を輩出するための秘話や若手後継者の育成について、長澤騎手は競走馬の日頃の小さな管理の積み重ねやレースでの心情などについて、それぞれの立場から、幅広いお話を伺うことが出来ました。

当会としても初めて北海道を飛び出してのシンポジウムということで、馬事協会と共に暗中模索の中での開催でしたが、日頃は聞けない関係者の深い話は、参加者から大好評を博すことができました。また、参加できなかった多くの方々から「Web配信して欲しかった」ので、後日、馬文化新聞などに、この日の様子をまとめて皆々様に詳しくご報告する予定です。ご期待ください。

11月11日 おびひろ動物園「馬ふれあい舎」お披露目イベント協力

おびひろ動物園の「ばんえい引退競走馬導入」について当会は、ばんえい振興室からの依頼により、企画当初から資金面、運営面など様々な角度から協力させていただいていましたが、十年近い歳月を経て、ようやく、ばん馬を飼育する「馬ふれあい舎」が完成。12月の正式オープンを前に、おびひろ動物園で行われた同舎お披露目式にも、当会の三宅理事長など役員が参加しました。

木のぬくもりを活かした同舎は、馬にストレスをかけないよう色々な工夫がなされたユニークな厩舎。入園者と馬のふれあいを前提に、厩舎外部には手洗い場も設けられていますが、その壁に埋め込まれた、ばん馬の蹄鉄も当会から寄贈させてもらったもの。この日は、お披露目会の参加者が、蹄鉄の横にタイルを貼るイベントも用意され、ばん馬の大きな蹄鉄の横に、子供たちが思い思いにタイルを次々と張り付ける姿は実に楽しそうで、心温まる風景でした。

 

11月3日~12月18日 キャラ弁優秀作品掲示

10月に結果を発表した「全国高校生キャラ弁コンテスト」の受賞9作品を、帯広競馬場内スタンド中央の当会掲示板にて掲示いたしました。

今年は、受賞作を大きく印刷した横5メートルのポスターを掲示板いっぱいに掲示。高校生が工夫を凝らし、腕を振るったキャラ弁の細部まで、しっかりと見えるため、競馬場を訪れた人は、みんな足を止め「凄いね」「細かいね」「可愛いね」と感嘆の声をあげていました。

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10月1日 全道祭典ばんば1歳馬決勝大会協賛

「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」は、その名の通り全道で行われる草ばん馬のチャンピオンが一堂に会し、帯広競馬場の本走路で1歳馬の最高峰を目指すレース。草ばん馬の衰退と共に、年々、出走馬は減少していますが、それでも、生産者、育成関係者にとっては、晴れの大舞台。

当会も生産者支援の一環として毎年、協賛金を提供していましたが、コロナでこの3年間は実施が見送られていました。

という訳で、この日は、待ちに待った4年ぶりの開催。全道から7頭の精鋭が集結し、熱戦を繰り広げましたが、音更町産馬ホクセイマリコが、見事なレースぶりで栄冠を勝ち取りました。

10月15日~12月18日 帯広畜産大学写真サークル「ばんえい写真展」開催

コロナで頓挫していた帯広畜産大学写真サークルの「ばんえいカレンダー」が復活。会員の皆さんには、既に同カレンダーをお届けしていますが、ここに掲載された作品を中心とした「ばんえい写真展」を開催しました。場所は、帯広競馬場ふれあい動物園内の「ばん馬ギャラリー」。

7名の学生による18作品を展示しましたが、今回は額装から展示、ポスターの制作に至るまで、全て同サークルの学生が手掛けた点が例年と大きく違ったところでした。

その情熱が伝わったのか、これまでの学生写真展を大きく上回る方に来場いただくなど、評判も上々。学生たちも「楽しい経験になりました」と充実感を滲ませていました。

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