トレーナーズカップ

マスターズカップ、レディース・ポニーばんばに続く当会主催エキシビションレース第3弾トレーナーズカップを9月12日に開催いたしました。
 ポニーばんばと同様、このレースも金山明彦調教師の発案。日頃、ファンの前に出ることの少ない調教師さんと親しんでいただこうという趣旨で行いました。
 今回、参加いただいたのは以下の5名の調教師さん(敬称略・カッコ内は主な調教馬)。
1. 小北栄一(タケタカラニシキ)
2. 槻館重人(ミサイルテンリュウ)
3. 小林長吉(アアモンドヤワラ)
4. 長部幸光(ウメノタイショウ)
5. 谷あゆみ(ヤエノリュウ)
 長部先生を除く4師は、いずれも騎手未経験の方々。さて、どんなレースになるのかな、とドキドキワクワクでしたが……。入場行進では、観客と騎乗者が気軽に声を交わすなど、エキシビションレースならではの和やかな雰囲気。……でしたが、ゲートが開けば、さすがは勝負師の面々。鮮やかな手綱さばきで、騎手さんも驚く華麗な騎乗ぶり。

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 2枠の槻舘師が、最内枠の小北師との激しい叩きあいを制し、見事優勝! ミサイルテンリュウなど有名馬を育てた若き名伯楽が、ここでも辣腕を発揮。実は、シャイな槻舘先生、このレースに参加されるのを一番、嫌がっておられたのですが、「いざ、勝負になったら、本気になってしまって」と恥ずかしそうな笑顔で表彰式に。

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 表彰式では、東京から、ばんえい観戦に来られていた当会東京支部のKYOKOさんがプレゼンテイターとして、優勝賞品のビールと、参加賞の「ばんえい記念肩掛けレプリカタオル」を各調教師に授与……のはずが、あれれ? なぜか、谷調教師とは腕相撲を展開。最後まで楽しいトレーナーズカップとなりました。

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レディース・ポニーばんば

 マスターズカップに続き、当会が主催するエキシビションレース第二弾「レディース・ポニーばんば」を9月5日(日)に行いました。

 「ミスターばんえい」こと金山明彦調教師の発案で生まれたこのレース。金山師の友人が、草競馬で活躍する力自慢のポニーを提供。このポニーたちの手綱を取ったのは、以下の、ばんえい関係の女性5名。

 1番 佐藤希世子(騎手)
 2番 寄木由紀 (厩務員 皆川調教師の長女)
 3番 清水由佳 (厩務員 皆川調教師の次女)
 4番 長澤沙也佳 (厩務員 長澤幸太騎手の夫人)
 5番 谷あゆみ (調教師)

 レースは果敢に飛び出した寄木さん騎乗のトカチイサムが他馬を圧して優勝しましたが、他のポニーたちも、さすがは日ごろから鍛え上げられた力自慢のポニーたち。小さな体ながら、本こースの障害を難なく越えてゴール。愛らしくもパワー溢れるポニーたちと、女性騎乗者のあでやかさに、観衆はやんややんやの大声援を送っていました。

 レース後の表彰式では、当会理事・村上貴擁俊から騎乗女性全員に記念品が贈呈されましたが、どの騎乗者も美貌を朱に染めて、熱戦を楽しそうに語ってくださいました。

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他馬を引き離して寄木厩務員が優勝!

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谷調教師の、この真剣な表情!

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佐藤希世子騎手も、日頃とは違う小さな馬とのコンビでご機嫌気。

本別駒踊り

8月21日、帯広競馬場で、本別駒踊り保存会による「本別駒踊り」が披露されました。
このイベントは、本別町にご自宅のある西邑調教師の発案。
本別馬事振興会と当会の共催で開催されました。

中高生が馬の張子を付ける装束は可愛く、しかし、一旦、踊り始めれば勇壮。
太鼓と笛による生演奏も迫力満点で、会場からは、やんやの喝采が。

酷暑の一日でしたが、汗だくで熱演する子供たちに、観客は、しばし暑さを忘れて見入っていました。
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会報第9号の発行について

9月上旬に、とかち馬文化を支える会の会報を会員の皆様にお送りいたしました。
より迅速に、当会の事業やばんえい、馬文化の催しをお伝えするために、今後は年6回、スリム化してお送りしています。従来より少し小さな封筒で、郵送にて送っていますので、もし、届いていない会員の方がいらっしゃいましたら事務局までご連絡下さい。
馬文化新聞9号も同封しております。帯広市郊外で馬と歩んだ人生について末下明光さんにお話を伺い、早川義英さんには「十勝の馬文化について」寄稿をいただいております。

とかち馬文化を支える会の会員は随時募集しております。
登録はインターネットでも可能です。以下のページをご覧下さい。
会員登録について

ばんえい十勝 in TCK & 東京支部交流会

東京支部のKYOKOです。
8月15日(日)、大井競馬場(TCK)で「ばんえい十勝 in TCK」というイベントが行われました。そのイベント終了後に東京支部の交流会を実施しましたので、かいつまんでご報告します。

まずは、当会の事業ではありませんが、イベントの模様をご報告しますね。
15時ごろ、ミルキーと子どもたちの綱引きイベント。綱引きは3戦で、ミルキーの1勝2敗でした。その後しばらくして、船山騎手と林騎手が走路でデモ走行をやったはずなんですが、ギリギリ見逃し、見えたのは後ろ姿のみ…。
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しかたないので、ふれあいイベントをやると思われる内馬場へ直行しました。
少し待っていたら、ミルキーにまたがった鈴木邦哉調教師と、ガッツくんにまたがった船山騎手、サンダーアレックスにまたがった林騎手、徒歩(!)の小林長吉調教師が登場。
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そのままふれあいイベントが始まったので、列に並んでガッツくんにまたがらせてもらいました。長蛇の列で、大盛況だったのですが、やっぱりガッツくんよりミルキーのほうが人気だったかな? でも鈴木調教師によると、「現役馬の背中はやわらかくていいぞ~」とのこと。みなさんも機会がありましたら、ぜひ。

それから、当会理事の矢野吉彦さんと、競馬キャスターの目黒貴子さん、小島友実さんがばんえい競馬についてのトークショーを実施。そしてお3方は「ふるさとコーナー」(他場発売所)に移動して場立ち予想イベントを行いました。そこに当会顧問の斉藤修さんも加わり、ふるさとコーナーに集まった人々は熱心に予想に耳を傾けていました。

この日の9Rはスピードスター賞。今までにないスピードレースで、ふるさとコーナーは一気にヒートアップ! その熱気のまま、ばんえいグランプリの出走時間となりました。
ふるさとコーナーにぎっしりと人が集まり、モニターに向かってばんえい記念さながらの大声援。実際に気温も高かったのですが(笑)、とてもとても熱い時間となりました。
関東にもこんなにばんえいファンがいるんだよ! って、本場の人たちに見せてあげたかったなあ。

終了後、とかち馬文化を支える会の東京支部+αの14人くらいで大井競馬場から品川に移動し、交流会。と言っても、ただの飲み会なんですけどね。
ふるさとコーナーの熱気をそのまま持ち込んだ飲み会となり、初対面の方同士もばんえいの話題で盛り上がったようです。なかには、ばんえい自体今日初めて見た! とおっしゃる方もいらっしゃったのですが、すっかりばんえいのファンになってくださったようです。
ふるさとコーナーでの観戦会も、この交流会も、「集まること」が応援し続けるパワーになるんじゃないかな、という可能性を感じた1日でした。

なお、東京支部の交流会は非会員も参加OKとしています(飲み代の負担はみな同じですよ~)。会員でないお友達を誘って参加しても大丈夫ですので、お近くの方はぜひご参加ください。
交流会の実施予定は、このブログか東京支部のページでお知らせいたします。
(KYOKO)