東京サポーターズ便り1 

 東京の会員さんグループ「東京サポーターズ」のKYOKOさんから、今年度の報告が届きましたので、2回に分けて掲載させていただきます。まずは、8月に大井、川崎、両競馬場で行われた「ばんえいイベント」から。

こんにちは、東京サポーターズのKYOKOです。
すでにずいぶん日が経ってしまいましたが、今年の夏は関東でのばんえいイベントが目白押しで、当会東京サポーターズでもいくつかお手伝いさせていただきました。
そのときの様子を、かいつまんでご報告します。

<8月14日(日)大井競馬場>
この日の東京はとんでもなく暑い日でした。
場内で十勝物産展とグッズ販売のお手伝いをさせていただきましたが、大井競馬場のスタッフの方がテントを持ってきてくださらなかったら、野菜ともどもゆで上がっちゃうところでした。
内馬場では、ミルキーとドオーダッシュがふれあいイベントをやっていたはず。そちらには顔を出せなかったので、レポートできなくてすみません。

夕方には、大井競馬場のステージで、須田鷹雄さんと立花優美さんがばんえいの場立ち予想イベントを実施。みなさん熱心に聞いてくださっていました。
入場門やステージ前で予想紙をお配りしましたので、受け取ってくださった方もいらっしゃったかもしれませんね。

<8月20日(土)川崎競馬場>
この日の川崎競馬場は、前週とうって変わってかなり涼しかったです。
内馬場で十勝物産展を実施するとともに、ミルキー、ドオーダッシュのふれあいイベントを実施。ドオーダッシュとフジノツヨシの現役2頭は、走路でデモンストレーションも行いました。
わたしは馬周りのお手伝いをしていましたが、当日朝、フジノツヨシがまさかの落鉄。川崎競馬場のベテラン装蹄師さんは、ばんばの装蹄は初めてだったそうですが、そこはさすがプロ。きちっと仕上げてくださいました。

2度目のイベントは、途中で雨が降ってきてしまい、ふれあいイベントでばんばの横に設置した脚立がすべらないかヒヤヒヤでした。
この日ファンサービスを務めていた西将太ジョッキー、川崎競馬所属の拜原ジョッキーを見かけて、その姿にくぎづけ。なんと、勝負服のデザインが全くいっしょなんですよ! 残念ながらお話する機会はなかったようですが。

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▲当日の朝、ドオーダッシュ。右奥に見える馬運車に乗って、帯広から川崎まで来てくれました。

<8月28日(日)大井競馬場>
ばんえい大賞典当日、大井競馬場のふるさとコーナーでレースを観戦した後、交流会を実施しました。
この日はばんえい関連のイベントが何もなかったにもかかわらず、ふるさとコーナーは東京サポーターズの熱気でむんむん(冷房が効かないとも言いますが…)。当会顧問の斉藤修さんは、公式サイトの予想通りに買っていれば馬券が当たっていたのに、ふるさとコーナーのマークシートの形式が本場と違っていたために書くのが間に合わず、締め切り時間が来て買えずにがっくりなさっていました。
その後、品川まで移動して飲み会。途中からは、仕事で集合時間には間に合わなかった当会理事の矢野吉彦アナウンサーも合流しました。当会本部からのプレゼント抽選会なども実施して、楽しく交流を深めることができました。

初の企業協賛実施

 1月1日、恒例となった当会協賛レースを実施いたしました。
 この協賛レースは、蹄鉄の売り上げの一部をプールし、毎年、元日に実施。個人協賛レースを行っていましたが、今年は、厩舎関係者に、より効率的に協賛金を受け取っていただくために、企業協賛レース(3万円)2レースを実施いたしました。
 本年も当会は、これら協賛レースをはじめ、ばんえい競馬を様々な形で応援していく所存ですので、何卒、ご支援のほど、宜しくお願い申しあげます。

企業協賛の場合、レース名が馬券に印字されます。(この馬券は、会員の方からお借りしたものです)
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平田調教師1000勝セレモニーにて花束と記念品贈呈

12月10日に1000勝を達成した平田義弘調教師の記念セレモニーが、翌11日に行われました。ばんえい競馬史上12人目(現役9人目)の偉業達成に、帯広市、調教師会などから表彰状、記念品などが贈られましたが、当会からも花束と当会オリジナルばんえいグッズを進呈。偉業を讃えました。
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12月4日 第2回馬学セミナー開催

本年度第2回目となる馬学セミナーを帯広市とかちプラザで開催いたしました。
 今回は、日本馬事協会との共催で開催。アニマルウェルフェア(動物福祉)という新しいテーマで、岐阜大学の二宮茂先生にご講演いただきました。動物福祉という今日的テーマであったためか、予想以上に多く方に参加いただき会場は満員。馬が快適に健やかに過ごせる飼育管理について、具体的な指標などを提示するわかり易い講演であったこともあり、講演の後の質疑応答も非常に活発で、実り多いセミナーとなりました。
 アニマルウェルフェアについては更に多くの方々に関心を持っていただきたいと考え、1月25日には苫小牧市のノーザンホースパークで同様のセミナーを開催する予定です。詳細については、後日、当欄でもご案内申し上げますので、札幌圏内や日高管内など、今回のセミナーを受講できなかった皆々様は、是非、こちらにご参加いただきたく、お願い申し上げます。

11月13日 第1回ばんえいリトル・ダービー開催

      
 当会では、今までマスターズカップ、トレーナーズカップ、レディース・ポニーばんばなどのエキシビションレースを実施してきましたが、今回は、ポニーと小中学生、という、ちびっこコンビのレースを開催。帯広競馬場厩舎村で、日頃、ポニーと訓練に励んで来た厩舎の子供たち5名が、腕を競いました。
 この日、参加したちびっことポニーは以下の通り。

枠番  騎乗者                学年   騎乗馬      
1番  村上綺咲(村上騎手の長女)      5年   アアモンドポニオ  
2番  今井千尋(今井調教師の次女)     5年   マックイン  
3番  川副篤志(谷厩舎・川副厩務員の長男) 2年   ブラック 
4番  川副麗華(谷厩舎・川副厩務員の長女)中3年   ゲンキ  
5番  今井果歩(今井調教師の長女)     6年   ガンダム
  
 この日のために厩舎関係者が用意してくれたお揃いのユニフォームに身を固めた5人は、それぞれの愛馬に乗ってゲートイン。安全確保のために、スタート時だけはプロの騎手さんがサポート。第一障害までは着座でのレースとしましたが、一障害を越えると、早くも先頭に立った川副篤君が起立。おとな顔負けの手綱さばきで、第2障害をクリアすると、あとは一気にゴールへ。2番手で続いた今井調教師の長女・果歩ちゃんも力走しましたが、後ろから来た妹・千尋ちゃんの迫力に惜敗。4着には川副麗華ちゃん、5着には村上章騎手の長女・綺咲ちゃんが入線。最後まで全力で走ったちびっことポニーに、観客からは惜しみない拍手が贈られていました。
 売り上げ不振など暗い話題が多いばんえい界ですが、こうして、明日のジョッキーを目指す子供たちが明るく活躍する姿を見ると、我々関係者も前向きに、ばんえい繁栄のために更に精進しなければ、と決意を新たにさせられました。

パパ=村上騎手とレースに臨む村上綺咲ちゃん
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入場行進。たくさんの観客が詰めかけました
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おとな顔負けの見事な手綱さばきで優勝した川副篤志君
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レースが終わって全員大満足
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優勝者には、当会からトロフィーが贈呈されました
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