10月13日 芽室町立上美生小学校で出前授業

2年に一度の上美生小学校での出前授業。本来は昨年が実施年度でしたが、コロナのために延期され、今年度の開催となりました。

農村部の小規模校ということで、複式学級も多く、今回も、1年生と2年生、3年生と4年生が、それぞれ一緒に授業を受けてくれました。

1、2年生は「草食動物と肉食動物(理科)」、3、4年生は「北海道開拓と馬(社会)」というメニューで、各45分ずつ教室でお勉強。通常、理科のメニューは3年生対象なのですが、今回、1、2年生も頑張って、動物の食べ物について考え、活発に発表もしてくれました。

という訳で、それぞれ教室での学習が終えると、今度は外に飛び出して、お待ちかねの「馬とのふれあい体験」に。

当会所有のポニー=エクレアも、すっかり出前授業に慣れて、多くの子ども達を相手に楽しく授業に臨んでいました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

8月11日 めむろ夏フェス協賛

帯広の隣町・芽室町で2015年から始まった「めむろ夏フェス」。若い人たちが中心となって実施されている熱いお祭りですが、今年は馬車を走らせたい、という相談を受け、微力ながらお手伝いさせていただきました。とは言っても、馬耕技術伝承プロジェクトに参加いただいている蛭川徹さんを紹介し、僅かな協賛金を提供させていただいただけですが、それでも、「朝ドラ『なつぞら』で使った蛭川さんの馬車は大人気でした」との報告を受けて、少しはお役にたてたかな、と嬉しくなりました。

リヤカーのような平らな荷台に干し草を敷いただけ、という素朴な馬車でしたが、オシャレな洋風馬車よりも、かつて十勝を走っていた馬車が登場したことで、馬文化への理解が深まったようです。

夏フェス実行委員の若い皆さんが、歴史的な馬車に興味を持ち、こうした機会を設けてくださったことに感謝!

7月20日 十勝共進会後援

 3年ぶりの開催となった十勝総合畜産共進会に生産者支援事業の一環として賞品(参加賞)提供等をさせていただきました。
 頭数こそ少なかったものの、精鋭が集う共進会の開催は喜ばしく、しかも、親子の部では、あの! コマクイン(コマサンダイヤやコマサンブラックの母)が可愛いメスの当歳馬を連れて登場!!   久々に名牝に会えて、益々、嬉しい催しとなりました。
 ※未だにコマクインが描かれたメモ帳は人気です。

7月16日 鹿追競ばん馬競技大会協賛

 待ちに待った草ばん馬の復活。鹿追で3年ぶりの大会が行われました。が、今回を最後の大会とし、60年の歴史に幕を降ろすとの発表があり、寂莫たる念を抱きながら、しかし、当会としては最後まで応援させていただこうと、今年も僅かですが協賛金を出させていただきました。
 当日は、最後の大会を惜しむかのような霧雨が降っていましたが、それでも一旦、レースが始まると、会場には熱気が満ち、ばん馬競走の他、ポニーばん馬、北海道和種馬による速歩競技など、次々と繰り広げられるレースに、観客は惜しみない拍手を送っていました。
鹿追での草ばん馬風景も見納めか……
北海道和種馬による速歩競走
可愛いポニーばん馬

6月30日 帯広市立清川小学校で出前授業実施

昨年の同校出前授業では「来年は、ばん馬と一緒に来るからね~」と約束して児童たちに手を振って帰ったのですが……

残念ながら、今年度も、ばんえいPR馬(ハクウンリュー、フクスケ)は、出動自粛。ということで、今年も当会所有のポニーと共に、帯広市農村部にある清川小学校に行ってまいりました。

小規模校なので、通常は3・4年生複式での授業が行われているそうですが、この日は、2時間目に3年生8名が「草食動物と肉食動物」と題した理科を、3時間目には4年生7名が「馬が作った北海道」と題した社会科の授業を受けてくれました。どちらの学年も、クイズ形式の授業にノリノリでしたが、4時間目、いよいよ馬とのふれあいの時間となると、更にテンションが上がって……。とは言え、馬は、草食動物で臆病、という話を聞いたばかりだったので、嬉しさを内に秘めながら、触ったり引馬をしたり。

今回は、新機軸として、色々な草を用意し、その中からポニーが好きそうな草を選んで与えてみる、というチャレンジメニューを用意。子供たちは、「ヨモギは食べるよね」「この大きな葉っぱの草は食べるかな~」とプルーシートに並べた草を物色。ポニーがおいしそうに食いつくと「やった!」と歓声を上げ、反対にプイと顔を背けられると、「あれ~、こんなに美味しそうなのに~」と落胆。草食動物でも、全ての草を食べるわけではないことを知って、意外そうな、しかし、満足そうでもあった子供たちでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA