6月21日(日)、帯広市内の八千代牧場にて、八千代牧場まつりが行われました。
写真はちょっどリッキーが門をくぐるところ
毎年恒例の十勝牛の網焼き配布や牧草ロールころがし競争をはじめ、帯広産小麦を使用したピザ作り教室、農畜産物の即売会、宝探し、小動物とのふれあいコーナー、乗馬体験など、イベントが盛りだくさん。たくさんの人が集まっていました。
同時に「第43回帯広家畜共進会」が開催されました。
家畜共進会とは、優秀な牛や馬、豚などを表彰するいわばミスター・ミスコンテストのようなもの。
今回の共進会は馬のみで、1歳雄馬、1歳雌馬、2歳雌馬の3部門に分かれて行われました。
大会長である帯広市長のご挨拶からスタートしました。十勝馬唄の歌詞に「馬の十勝にヨ」とある通り、馬の十勝であるからばんえいも残していきたいとのお言葉をいただきました。
今回出品されたのは11頭。馬の入る枠が24頭分ありますが、十勝馬事振興会長である佐々木理事によると、一番多かった平成11年頃には枠をはみ出して26頭が出品された年もあったそうです。(ちなみに生産のピークは平成6年)
まずは部門別に1頭ずつ審査。その後比較展示を行い、チャンピオンが決まります。
リッキー馬車が通ると、みんなリッキーにご挨拶?のいななきをしていたのに笑いました。
子どもたちは「おっきい馬いるー!」と喜んでいました。
馬のどこを見ればいいのか、リッキーを連れてきていた服部調教師や旋丸理事にお聞きしました。
まずは骨量があるかどうか。こんな大きな馬、骨なんてわからないよ!
と思いますが、人間で言うとすねの部分(管骨といいます)には脂肪が少ないので、ここの骨の大きさを見るそう。
また、昔から言われる良馬の体型を表す言葉として「長腹短背」があげられます。その名の通り、腹が長く背中が短い馬のこと。他にも成長力だとか引っ張る力がありそうとか、もう人によっても名馬条件は違うし、色々とあるそうです。
聞いていると、大きさやレースは違えどサラブレッドの見方と名馬の条件はほとんど同じだな、と感じました。
チャンピオンです。2歳雌馬の流星姫(父キタノキング母キタメムロ、帯広ファーム)。
長腹短背ですね!
表彰されています。
各地で行われていますこの共進会、十勝では毎年帯広が最後に行われるそうです。
そして各地のチャンピオンが集まった十勝地区の共進会は、7月20・21日に音更町の家畜共進会場アグリアリーナにて行われるそうです。一般の方も見学することができますので、未来のスターホースを探しに行ってみてはいかがでしょうか。
(斎藤)