8月18日 愛馬感謝の集い

 昨年度から始まった「愛馬感謝の集い」を、本年度も帯広競馬場内馬頭観音堂にて行いました。実施に先立っては、西邑調教師や大口騎手の父上などが観音堂周辺を整備してくださったり、ばんえい振興室の有志の方々が旗竿を準備してくださるなど、皆さんのご厚意で行われた当集いですが、今年は、当会会員各位からも十数名参加いただくなど、昨年にも増して、盛大な会となりました。
 この集いは、日頃、我々のために懸命に働いてくれる馬達への感謝をこめて行うものですが、振興室、馬主協会、調教師会、騎手会など、ばんえいに係る全ての方々が一堂に会する集いとなりつつあります。こうした馬関係者を繋ぐ事業として来年度以降も実施して行きたいと考えていますので、会員の皆々様もますますのご支援をお願い申し上げます。

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8月12日マスターズカップ

 今年で第三回目となった当会主催のマスターズカップ。ばんえい競馬歴史に燦然と輝く金字塔をいくつも打ち立てた「ミスターばんえい」こと金山明彦調教師や、2000勝騎手だった岩本利春調教師など、往年の名手9名が勢ぞろい。火花を散らす熱戦を繰り広げました。
 レースは、序盤から各馬が一線に並ぶ白熱戦。第二障害まで一進一退の攻防が繰り広げられましたが、一斉に障害を駆けあがった馬群から最初に抜け出したのは、やっぱり我らが「ミスター」金山師が手綱を取るコトブキライアン。体を素早く左右に振るキレのあるフォームでゴールへ驀進。続いて坂を降りた金田師スギノファントムと服部師キタノドリーマーが鋭く迫りましたが、ミスターが貫録を見せて1着でゴール。第三回の覇者となって、優勝トロフィーと賞品ビール100本を手中にしました。

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8月9日 十勝学園訪問

 本年度、諸々の事情により「ばんえいキッズキャンプ」の実施が叶いませんでした。これに代わる事業と言えるか否かはわかりませんが、本年度の新しい教育的事業として、児童養護施設「十勝学園」への訪問を実施いたしました。十勝学園は、様々な理由から育児が困難となった両親に代わって子供たちを育てる施設。現在、同学園に50名を超す3歳から18歳までの子供たちが生活をしています。
 この時期、多くの子供たちが夏休みを利用して親元に帰るそうですが、一部の子供は親の事情で学園に残るとのこと。そんな子供たちに少しでも楽しい時間を提供すべく、この日は、服部調教師夫妻、今井調教師の奥様などとリッキー馬車で訪問。待ちわびた子供たち十数名は道路まで出てお出迎えしてくれました。
 他の学校訪問と同じくリッキーにまたがったり、ニンジンをあげたりして楽しんだ子供たちでしたが、最後はリッキー馬車に乗って学園周辺を一回り。服部先生の格別の配慮で、住宅街など、かなりの距離を馬車に乗って散策。「こんなに子供たちが喜ぶ顔を見るのは久しぶりだね」と施設の職員さんが驚くほどの子供たちのはしゃぎぶりでした。
 帰りには、小さな児童は勿論、高校生のお兄ちゃんたちも一斉に手を振って「また来てね」コール。夏休みの楽しい思い出がプレゼント出来たのではないかと、密かに自負した訪問となりました。

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鹿追町競ばん馬競技大会

 7月22日、鹿追町で行われた「鹿追町競ばん馬競技大会」に、例年同様、参加いたしました。当会が同競技会で実施したのは以下の3点。
 1.ばんえいPRブースの設置
 2.ばんえいグッズ販売
 3.優勝者への副賞の提供
 今年で第50回を数える同大会。東士幌での競馬が無くなった現在、十勝唯一の伝統的草競馬大会となりましたが、この大会を盛り上げるために、上記事業を実施。同会のブースからは、ばん馬レースは見えませんでしたが、トロッターによる速足レースや、軽種による駈歩レースなどを観戦しながら、楽しく、ばんえいPRや物品販売を行いました。

とかち馬文化を支える会のブース 
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天馬、空をゆくが如し。速足レース
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可愛いドサンコレースで勝ったのは仔馬
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7月18・19日 全十勝共進会に賞品提供

 当会では、農用馬生産支援として毎年、共進会などへの賞品提供事業を行っていますが、本年度第一回目の同事業は、7月18日、19日の2日間にわたって開催された全十勝共進会において実施されました。
 農用馬の主力馬産地である十勝全域から優良馬が集うこの共進会では、今年も農用馬「雄1歳」「雌1歳」「雌2.3歳」の3部門で審査が行われました。当会では、この3部門それぞれのチャンピオン=1等1席に輝いた馬に、ばんえいグッズの詰め合わせセットを副賞として提供いたしました。
 ささやかな賞品ではありますが、年々減少する農用馬の生産を少しでも応援するよすがとなれば、と念じて、生産者の方々に進呈いたしました。

審査風景
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共進会に提供された賞品群(中央、白い袋が当会提供賞品)
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