ばんえい競馬今年度の話題をさらっているのは、何と言っても2頭の女の子。
1頭は、ばんえい競馬史上初の白毛馬ハクバビューティー。
一般に白馬と呼ばれる馬たちは「芦毛(あしげ)」。この馬たち、おとなになると白くなりますが、実は、生まれた時は黒かったり、茶色だったり。
しかし、ごく稀に、生まれた時から真っ白な馬体で生まれて来る馬がいて、これが「白毛」と呼ばれる毛色です。
サラブレッドでは、ユキチャンなど白毛の活躍馬も誕生していますが、ばんえい界では、今年能力検定を受かった2歳馬ハクバビューティーが初の白毛競走馬。まだ、小柄で勝ち星をあげてはいませんが、純白の馬体で観客を魅了しています。
もう1頭、注目の女の子が、エンジェルガガ。こちらも2歳馬で、かつ、ばんえい界では珍しいブチ毛。
彼女の母アローマドンナもブチ毛の競走馬として注目された、つまりはブチ毛二世馬。母が「マドンナ」だから、娘は「ガガ」と命名されたそうですが、この馬を管理する今井調教師によると「練習より勝負に行って頑張るタイプ。素直な頑張り屋さんです」とのこと。
前述のように白毛馬はJRAなどでも活躍していますが、ブチ馬の競走馬がいるのは、日本では、ばんえい競馬だけ。おそらく、世界でもブチの競走馬はいないんじゃないかと……。
それくらい貴重なブチ馬ガガちゃん。是非、本場に来て応援してあげてください。