7月27日~8月19日 岡田敦写真展「エピタフ 幻の島、ユルリの光跡」開催

岡田敦氏の著書『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』のJRA馬事文化賞授賞を記念して本展を開催いたしました。

岡田氏は、木村伊兵衛写真賞などビッグタイトルを獲得する気鋭の写真家として知られていますが、そんな氏が魅了され追い続けているのが無人島ユルリ島に放たれている重種馬たち。過酷ともいえる自然の中で凛として生きる馬たちが、しかし、岡田氏のレンズの前で見せる優しい眼差し。そうしたユルリ島の馬たちを含め、島の空気を丸ごと、そのまま凝縮した鋭い映像は、観る人を震撼させるほどです。

全国の馬好き、特に重種馬を愛する人たちが集う帯広競馬場。その片隅に建てられた「ばん馬ギャラリー」は、著名なアーティストが匿名で建設費を寄付し2015年に完成したものですが、その場で、重種馬アートの真骨頂とも言うべき本展が開催できるのは正に天啓。

開催期間中、過去に例を見ないほど多くの方が会場に足を運んでくださいましたが、岡田氏の切り取ったユルリ島の馬たちの息遣いを、視線を、そして、肌触りまでも、御実感していただいたと確信しています。

7月23日 岡田敦氏・大学生懇談会開催

7月27日から開催した「岡田敦写真展」のために来帯した写真家・岡田敦氏を囲む懇談会を実施いたしました。参加したのは、帯広畜産大学写真サークルの面々。同サークルは、当会の全面的な協力の下、毎年、ばんえいカレンダーを作成、同時に帯広競馬場で写真展を行うなど、ばん馬をモチーフとした作品作りに力を入れていますが、今回は、多くの賞を獲得する気鋭の写真家・岡田氏と間近でお話しできるとあって、最初は緊張気味。しかし、設営が終わったばかりの岡田作品が飾られた会場での懇談とあって、時間が経つに従って「この写真の、この光は?」「この馬たちへの想いは?」「どうやったら、こんな瞬間が捉えられるんですか?」など様々な質問が出始めました。そうした質問にも、岡田氏は丁寧に答えられ、なごやかでありつつ濃厚な会となり、学生たちは一様に、「いや~、勉強になりました」と、充実感に満ちた顔で、でも、ちょっぴり名残惜しそうな表情で帰って行きました。

 

7月20日 若手育成講座「馬体講座」開催

当会「若手育成事業」に参加してくれている学生さんからのリクエストで、「馬体講座」を開催いたしました。まずは初歩的な馬体についての解説ということで、今回は当会専務理事の旋丸巴が講師となり、帯広競馬場ふれあい動物園で開講。

乗用半血馬のツトム号に協力してもらい、馬体各部の名称から、各部の理想的な形質、歩様の良否などについて解説。 途中、何度も実際に馬体に触ってもらい、馬の皮膚の厚さや、腱の状態、蹄の質などについても理解できるよう、楽しみつつ体感できる講座としました。

十勝晴れの暑い日でしたが、参加した学生さん達は、いずれも興味津々。馬体にも積極的に触れ、予定の一時間を大幅に超える熱い講習会となりました。

 

5月4日 フェアプレー賞表彰式

「2023年度フェアプレー賞」の表彰式を、この日、帯広競馬場にて実施いたしました。例年通り、「ばんえいアワード」の表彰式と併せて行う式典ですが、今年からは、アワードが帯広市主催となったため、アワードのパンフレットにフェアプレー賞も記載されるなど、ばんえい主催者との一体感を更に強く感じる表彰式となりました。

フェアプレー賞を受賞した金田利貴騎手には賞状とスワロフスキーのトロフィー、そして賞金50万円を贈呈。特別奨励賞に輝いた今井千尋騎手には、賞状と盾、賞金10万円を贈呈いたしました。

「この賞を取ったら、地域に何らかの形で還元したいと思っていました」とインタビューに答えた金田騎手には、その爽やかな姿に、会場からも大きな祝福の拍手が贈られていました。

 

 

4月19日 歓迎開幕横断幕掲示

新年度ばんえい開幕に合わせて、今年も、歓迎横断幕を掲示しました。

場所は、いつもの通り帯広競馬場スタンド中央通路にある当会掲示板。イラストも、お馴染みのイラストレーターらんさんのものですが、しかし、今年は、ちょっと構図を変えて登坂ポーズの、ばん馬たち。勿論、全て実在馬がモデルですが、さて、あなたは何頭、わかりますか?