1月14日 重賞スケジュール掲示開始

年明けからは高重量戦が続き、ばんえい記念に向けて熱い戦いが繰り広げられますが、この「ばんえいシーズン」に合わせて、今年も、帯広競馬場スタンド中央に重賞スケジュール表を掲示いたしました。ばんえい競馬のレース体系が一目でわかる重賞路線図ですが、レース前には、過去の優勝馬などを列記した「レースの歴史」を、レース後には勝馬やレース展開などを記した「レース結果」と「レース写真」を掲示し、ばんえい競馬への理解促進を図りました。

毎年、好評を得ているこの企画ですが、今年は、ばんえい記念終了後も、少し寂しくなった帯広競馬場を少しでも明るくできれば、と、3月末までそのまま掲示を続けました。

12月23日 クリスマスイベント「ポニー撮影会」 ~若手育成事業の一環として~

ここ数年、帯広競馬場のクリスマスイベントとして実施している「ポニー撮影会」ですが、今年も、当会所有のポニー=エクレアを使って、来場者に馬ふれあい体験と写真撮影を楽しんでもらいました。

ただし、今年は帯広農業高校や帯広畜産大学の生徒・学生さんも参加してもらい、馬を使ったイベントを体験学習してもらいました。つまり、ファンサービスと若手育成事業を併せて行う、当会としてはエポックメイキングな試み。

まずはポニーの安全な扱い方を指導者から学び、その後は、会場設営。そして、競馬場開門後はお客様の対応……と大忙し。ポニーを静かに立たせ、お客様に触ってもらったり、写真を撮ってもらったり、と、はた目から見れば簡単な作業ですが、退屈したポニーをじっとさせたり、馬を知らない幼児に怖がらず馬に触ってもらったりするのは、意外に大変。それでも、馬好きな高校生、大学生ですから、悪戦苦闘しつつも、楽しそうにポニーの魅力を皆さんに伝えていました。

 

12月4日 帯広農業高校「畜産研修班」馬学講座&懇談会実施 

帯広農業高校では、正規の授業である「研究班活動」において、昨年度から「畜産活用研究班」が発足し、この中で「地域における馬」を課題とした研究班活動を開始。当会との連携を模索して来られましたが、この日、課外活動として当会を訪問。講習を受けるとともに、今後の方針について懇談するなど、当会と連携した活動が本格始動しました。

まず、北海道の馬文化とばんえい競馬の関わりについて、当会専務理事・旋丸巴の講演を受講。その後、生徒さん達から、今後の活動についての希望や相談などが述べられました。生徒さん達の希望は多彩ですが、生徒さんの自主性を第一として、当会は、それらについて出来うる限りの支援をすることを約束しました。

12月23日~1月13日 クリスマス&お正月用 歓迎横断幕掲示

年末年始の帯広競馬場を明るく彩ろうと、毎年、掲示している歓迎横断幕。今年も、イラストレーターらんさんが描いてくださって可愛い ばん馬のイラストで横4メートルのピッグザイズの横断幕を作成し、場内中央通路にある当会掲示板に貼りだしました。

今年は、例年以上に大勢の観客でにぎわった帯広競馬場でしたが、子ども連れのお客様は勿論、多くの方が足を止めて、愛らしい馬達のイラストを楽しんでくださっていました。

おびひろ動物園に、ばん馬2頭が仲間入り ~当会へ帯広市から感謝状贈呈~

開拓時代から人と共に働いた馬。そんな姿を今日に伝える「ばん馬」だからこそ、十勝の動物園で飼育を。この想いが十年の月日を経て、やっと実現。12月2日には、これら、ばん馬を飼育展示する「馬ふれあい舎」のオープニングセレモニーが開催されました。

当会は、ばんえい振興室からの要請もあり、企画段階から動物園への「ばん馬の導入」に技術面、資金面などで様々に協力させていただいたため、この日のセレモニーにも三宅理事長が列席。米沢帯広市長の挨拶の後、当会と帯広工業高校への感謝状贈呈式も行われました。

また、当会から寄贈された漫画家・荒川弘氏のイラストを意匠した看板もお披露目。多くの人々の尽力で実現した「ばん馬飼育」は、引退競走馬のセカンドライフという観点でも、今後注目を集めそうです。