2010ばんえいフォーラムの開催について

とかち馬文化を支える会・専務理事の旋丸です。

帯広では、ごく少数ながら「ばんえい競馬なんか廃止してしまえ」という人がいます。圧倒的多数は「ばんえい、あった方がいいんじゃない」という人たちだと私は認識していますが、廃止論者が大声で叫び、それをマスコミが取上げると、あたかも「ばんえい廃止の声が高まっている」ように見えてしまいます。

という訳で、NPOとかち馬文化を支える会では、本当の市民の声を聞くために、「ばんえい競馬は本当に必要か」と題してフォーラムを実施いたします。
貴重な馬文化であり、とかち馬文化を支える会の大きな産業であり、また、素晴しい観光資源である「ばんえい競馬」を、更に発展させ、地域に活用するために、皆さん、是非、会場にいらして、ばんえい存続の意志表明をして下さい。会場で拍手するだけでも、存続への大きな力になります。
お友達など、お誘い併せの上、22日、競馬場の帰りに、是非!!
forum.jpg

講演
(1)ばんえい競馬開催による十勝経済への波及効果(地域経済への効果)
耕野拓一(帯広畜産大学准教授)
(2)ばんえい十勝の可能性について
須田鷹雄(競馬評論家)

-休憩15分-

パネルディスカッション・フリートーク
高橋正夫(十勝町村会会長・本別町長)
秋元和夫(帯広信用金庫 地域経済振興部 執行役員部長)
大江史晃(未来の帯広競馬場デザインコンクール大賞受賞者)
古林英一(北海学園大学教授)
観光関係者 市民オンブズマンの会 ほか

2010年3月22日(月)18時30分~21時
とかちプラザ レインボーホール
(帯広市西4条南13丁目1番地 電話(代)0155-22-7890)

太田宏昭写真展『ばんえい競馬 光と砂』

写真家の太田宏昭さんのばんえい十勝写真展が、いよいよ11日から東京・銀座で開催されます。
今後、梅田、札幌、帯広で開催予定です。

太田宏昭写真展 『ばんえい競馬 光と砂』
期間:2010年3月11日(木)~3月17日(水)
時間:10:00~19:00(最終日は15:00まで)
休館:日曜祝日
会場:キヤノンギャラリー銀座
(東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング1F
TEL:03-3542-1860)
ohtahiroakigallery2010.jpg

太田さんは、できる限り会場にいるそうです。
馬文化を支える会会員の方は、ぜひ声をかけてくださいね!とおっしゃられていました。

また、11日19時以降は関係者を中心としたオープニングセレモニーが開催されます。
馬文化を支える会の会員の方で、参加したい方はいらしてくださいね、とのことでした。
(斎藤)

2010ばんえいフォーラムについて

当会では3月22日(祝日)に、「2010ばんえいフォーラム」~ばんえい競馬は本当に必要か~ を開催します。

売り上げ不振ばかりが取り沙汰される「ばんえい競馬」。
「経済波及効果65億円」「世界唯一の馬文化財」「十勝の貴重な観光資源」と言われながら公的資金の投入を巡って迷走するこの時期に、賛否両論者を招いて「ばんえい競馬がいかにあるべきか」を検証します。

ばんえい競馬の経済波及効果について帯広畜産大学の耕野拓一准教授に、ばんえい十勝の可能性について競馬評論家の須田鷹雄氏に講演をお願いします。
また、パネルディスカッションと参加者とのディスカッションも行います。
詳細が決まり次第、ブログにてご案内いたします。ご参加をお待ちしております。

2010年3月22日(月)18時30分~21時
とかちプラザ レインボーホール
(帯広市西4条南13丁目1番地 電話(代)0155-22-7890)
講演
(1)ばんえい競馬開催による十勝経済への波及効果(地域経済への効果)
耕野拓一(帯広畜産大学准教授)
(2)ばんえい十勝の可能性について
須田鷹雄(競馬評論家)

-休憩15分-

パネルディスカッション・フリートーク
高橋正夫(十勝町村会会長・本別町長)
秋元和夫(帯広信用金庫 地域経済振興部 執行役員部長)
大江史晃(未来の帯広競馬場デザインコンクール大賞受賞者)
古林英一(北海学園大学教授)
観光関係者 市民オンブズマンの会 ほか

第3回馬事知識普及公開セミナー報告

2月26日、とかちプラザにて第3回馬事知識普及公開セミナーが行われました。約40名の方にご来場いただきました。
3名の講師の方に、馬についての有意義なお話をいただきました。
旋丸巴専務理事は「北海道の馬文化」。働く馬や祭り、イベントの中での馬、信仰の馬など、人の生活にこれだけ馬が関わっているということをわかりやすく教えていただきました。
古林英一理事は「北海道の馬と競馬の歴史」。ばんえいの歴史について講演していただきました。「3競オート」と呼ばれる公営競技の中で、競馬法だけが法律の目的を示しておらず「自治体の財政のために競馬を行うとは書かれていない」ことに言及。売上が赤字でも、経済的効果がそれを上回れば存在の意義があるのではないか、経済の活性化の道具としてどのように活かすかを考えるべき、との話に参加者の方々が聞きいっていました。
河合正人帯畜大准教授は「道産馬(どさんこ)の世界」。北海道和種馬の現状や歴史、飼料の話を写真を交えてお話いただきました。
20100226.jpg

馬に対する新たな発見ばかりでした。来年度も全道で馬学セミナーを開催する予定ですので、ぜひお越しください。日程はブログにてご案内いたします。
(斎藤)

今年度最後の出前授業も終了

 2月24日、本年度最後となる「馬の出前授業」を帯広市立森の里小学校で実施しました。
 森の里小学校では、今年度、4年生が総合学習として「馬の学習」に取り組んできましたが、この日は、まず各クラス、1時間ずつ教室で馬について勉強。
 旋丸がこの授業を担当しましたが、子供たちから事前に、「馬について、もっと知りたいことは?」というアンケートを取り、それに答える形で授業を進めました。まずは、子供たちが興味を持った「馬の祖先」について、そして、一番「知りたい」というリクエストの多かった「馬の種類」について、続いて「馬の体の特徴」などについてお話しましたが、馬について詳しく説明する、というよりは、「進化と改良の違い」「どうして動物は進化するのか?」「どうして家畜は改良されるのか」という広い視野での理解を促進し、馬に興味を持ってもらうことは勿論、広く生物そのものに子供たちが楽しく興味を持ってもらうようプログラムを組み立てました。
 2009_100110年02月25日0019.JPG

 さて、そんな、ちょっぴり難しかった授業の後は、待ちに待ったリッキーとの「ふれあい体験」。既に6月に、一度、馬車体験をしている同校4年生ですが、前回は「ミルキーの馬車」だったのに対して、今回は「リッキーの馬ソリ」、しかも、ミニホースの小梅ちゃんも一緒、ということで、前回にも増して大はしゃぎの子供たち。馬ソリに乗って「遊園地みたい!」と歓声をあげたり、ボランティアで駆けつけてくれた大河原騎手や長澤騎手に色々な質問をしたり、リッキーや小梅にニンジンをあげてうっとりしたり……と、全ての子供が満面の笑みで授業を終えました。
 毎回、子供たちの嬉々とした顔、真剣なまなざしに出会う出前授業は、我々スタッフにとっても、「馬の魅力」を再確認できる楽しい事業です。これも、ばんえい関係者の協力なくしては出来ない事業ですので、ばんえい応援と表裏一体で、来年度も積極的に取り組んで行く所存です。
(旋丸)

2009_100110年02月25日0047.JPG