9月11日 帯広刑務所矯正展で、ばんえい競馬PRと馬車運行

毎年、帯広刑務所で行われる矯正展。受刑者が作った物品や作物の販売、刑務所見学などで賑わう刑務所の祭典ですが、ばんえいグッズを同刑務所と共同開発したことをきっかけに、昨年からは当会も、ばんえいPRを目的にグッズ販売などを展開。今年は、服部調教師の協力を得て、リッキー馬車の運行も実現しました。
当会のブースでは、ヒット商品である「ばんえいグラス」や「ばん馬マグネット」に加えて、新製品「ばん馬キーホルダー」など同刑務所と共同開発した、ばん馬グッズを販売し、訪れた人々の注目を集めていました。
また、リッキー馬車も大好評。刑務所の高い高い塀の外周を、ゆっくりと馬車で行くのも、なかなか赴き深く(?)、定員いっぱいの人を乗せてリッキーも大奮闘してくれました。
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リッキーに触れて乗って、壁新聞を書いて「芽室ライブラリートーク」

 大変遅くなりましたが、7月29日に行われました事業の報告です。

 馬を通じて、子供たちに豊かな感性と表現力を養ってもらおうと、芽室町のNPOめむの杜と共催したのが、「ライブラリートーク『ばん馬が町にやって来る』」。芽室町図書館を拠点として「ライブラリートーク」を展開するNPOの杜に、今回は、当会が協力し、子供たちに壁新聞作りに取り組んでもらいました。服部・辻本両調教師、大河原騎手など協力で、芽室町図書館にリッキーが現れると、子供たちのみならず、保護者や通行の人々までもが大興奮。さっそく、触って、乗って、そして、最後には、馬車で芽室市街を一周。またまた、通行の人々や車輌がびっくりする中。楽しい、ふれあいタイムが過ぎ……。
 そして、後半は、このリッキーとの体験を壁新聞に。「リッキーは、どんな形をしてた?」「どんなにおい?」「どんな手触り?」という講師の問いかけに、子供たちは五感をフルに使って記事の執筆に専念。絵も添えて、みんなそれぞれに「自分だけの壁新聞」を完成させていました。

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鈴木勝堤騎手引退式

ばんえい界を代表する名手・鈴木勝堤騎手が11月22日11レースの騎乗を最後に、引退されました。
1981年デビューの同騎手は、アサギリ、ミサキスーパーなど数々の名馬と共に40もの重賞を制覇。生涯成績17,850戦2,313勝、歴代6位の勝利数を記録した歴史に名を刻む名ジョッキー。
引退式でも、その引退を惜しむ声がそこここから聞こえましたが、勝堤騎手は
「今後は、生産や育成など、後方から、ばんえい競馬を支援します」と、さわやかに挨拶。
多くのファン、関係者から花束が贈ら、当会からも、ばんばショップでモデルを務めてくださったTシャツなど勝堤騎手ゆかりのグッズを進呈いたしました。

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引退式で「これからは後方から、ばんえい競馬を支援します」と挨拶した勝堤騎手。

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場内には勝堤騎手が制した重賞レースの肩掛けが飾られた。

1000勝記念!

先月末から今月初めにかけて、おめでたい記録が2つ達成されました。
10月23日に大口騎手が1000勝を達成。
11月1日には鈴木恵介騎手も1000勝を達成されました。

大口騎手の記念セレモニーは10月24日に行われましたが、当会からも、同騎手の勝負服に合わせたピンクと紫の花を使った花束を用意進呈いたしました。

また、11月7日に行われた鈴木恵介騎手の記念セレモニーでも当会から記念品を進呈。
現ばんえい界のプリンスにも激励の言葉を添えてプレゼントいたしました。

両騎手共に、1000勝にとどまらず、2000勝、3000勝と勝ち星を重ね、今後のばんえい界を牽引してくれることでしょう。

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写真提供 松井和実氏

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騎手交流会報告(遅ればせながらですが…)

ご報告が遅れて1ヶ月も経ってしまいましたが、10月8日に実施した「ばんえい騎手交流会」のご報告です。

 毎年、恒例になった騎手交流会ですが、今回は、「いつもNPOの皆さんにお世話になってばかりでは申し訳ない」と騎手会のメンバーが奮起。当会のメンバーと共に食料の買い出しに出かけたり、調理や会場準備に立ち働いたりと大奮戦して下さいました。
 そんな騎手さんの心意気が通じたのか、参加者も50名弱と、これまでの最高数を記録。定時18時は賑々しく開会となりました。
 まずは、藤本匠騎手会長の挨拶。

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乾杯が終われば、後は当会メンバーと騎手さんが作った海鮮鍋や藤野騎手が腕をふるう焼きそばなどを肴に歓談の時間。日頃は勝負に燃える厳しい騎手さんが見せる和やかな素顔に、参加者さんたちも大喜びで楽しい時間を過ごしておられました。

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生き別れの兄弟? と思うほど激似の藤島騎手(左)とファン。

 そんな歓談の合間には、恒例のお楽しみ抽選会も!
 いつもレアなプレゼントが用意されるこの会ですが、今回は、鈴木恵介騎手の勝負副など、いつもにも増して超レア、豪華な賞品が騎手さんたちから提供され、会場の熱気も更に上昇。佐藤希世子騎手のサイン入りパネルや、尾ヶ瀬騎手提供のフクイズミ優勝写真などなど、ファン垂涎の賞品の当選者が決まるたびに大きな歓声が沸きあがりました。

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プレゼントにサインを入れる安部騎手。(若いファンに、ちょっと照れ気味?)

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ファンとの記念撮影に応じる松田騎手。レースでは絶対に見られない、辣腕の勝負師のこの笑顔!

歴史を伝える貴重な馬文化、雄大な馬達が繰り広げる迫力のレース……ばんえい競馬には色々な意義や魅力がありますが、この気さくで楽しい騎手さんたちのキャラクターも、ばんえい競馬の大きな魅力です。
 今回参加された皆様には引き続きのご参加を、そして、今回されなかった皆様には、是非、次回のご参加いただき、ばんえい騎手さんの暖かい人柄を実感していただきたく、切にお願い申し上げる次第です。(旋丸)