新体制のご報告

 本年度は役員改選の年に当りましたので、5月15日に開催いたしました総会で以下のように役員を決定いたしました。
 既に、郵便にてお知らせいたしましたように、新理事長に三宅陽一が就任。その他にも、若干、役員が変更いたしましたが、新体制のもと、今まで以上に、ばんえい競馬の応援、馬文化の啓蒙普及などに邁進する所存ですので、会員各位におかれましても、益々のご支援、お願い申し上げます。

【顧問】
  岡田 定一 ばんえい十勝調教師会会長
  大友 俊雄 観光コンベンション協会会長
  大野清二 ばんえい競馬馬主協会会長
  斎藤 修 (有)サイツ代表取締役
  高橋 勝坦 帯広商工会議所会頭
  藤本 匠 ばんえい十勝騎手会会長
  松井 和實 写真愛好家

【理事長】
  三宅 陽一 繁殖サポート・サービス代表
【専務理事】
  旋丸 巴 作家
【理事】
  阿部 力 北海道文化放送
  柏村 文郎 帯広畜産大学教授
  小枝 佳代 (有)オフィスボイス代表取締役
  佐々木 啓文 十勝馬事振興会会長
  林 繁徳 ばんえい競走馬生産者
  古林 英一 北海学園大学教授
  村上 貴擁俊 ㈱グラ・スタイル代表取締役
  矢野 吉彦 フリーランスアナウンサー

【監事】
  氏家 恵子 ばんえい競馬ファン
  国枝 恭二 ㈱帯建工業代表取締役

第一回馬学セミナーのご報告

ご報告の順序が逆になってしまいましたが、 開幕イベントに先立ち、4月23日、帯広市のとかちプラザにて第一回馬学セミナーを開講いたしました。
講演内容は以下の通りですが、両公演ともに、北海道の歴史において、馬がどのような役割を担ったかというテーマであったため、馬愛好家のみならず、歴史愛好家の方々も来場され、講演に聴き入っておられました。

当セミナーは、当初3月12日に予定されていましたが、同月11日の東北大震災の影響で延期に。一カ月以上遅れての再開催となりましたが、講演の後には、熱く馬や歴史について語って下さる参加者が何名もいらっしゃるなど、熱い講演となりました。

【講演内容】
1.写真が語る十勝の馬文化(作家・旋丸巴)
2.馬匹改良30ヶ年計画と北海道馬産(北海道産業史研究家・寺島敏治)

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総会出欠のお願い

既にハガキでお知らせいたしましたように、5月15日(日)に、とかちプラザにて平成23年度総会を行ないます。

会員の皆様におかれましては、是非、ご出席いただきたいと思いますが、ご欠席の場合も必ず委任状を提出していただくよう、お願いいたします。

委任状は、お届けいたしました往復ハガキの他、FAX(0155―67―6891)や、メール(info@umabunka.com)での返信でも結構です。
いずれの場合も、ご氏名の記入と捺印を必ずお願い申し上げます。

開幕を彩る「レディース・ポニーばんば」

開幕初の日曜日となった4月17日、ポニーばんば愛好家からの申し出を受けてレディース・ポニーばんばを実施いたしました。昨年のお盆にも実施した同レース、今年は「開幕に花を」ということで、この時期に行いました。
当日は、寒風吹きすさぶ生憎の天気でしたが、ポニー達は元気いっぱい。本コースの巨大な第2障害も元気に駆け上がり、観客の大きな拍手を浴びていました。

寒風の中、レースに参加して下さった女性陣と、ポニーを無償でご提供いただいた馬主の皆さん、そして、何より小さな体で力走してくれたポニー達に、心より感謝申し上げます。

小柄でも、第二障害を楽々と超えて……
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さすがは元騎手、見事な手綱さばきで佐藤希世子さん(タイガ号)が見事1着でゴール!
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現役騎手の意地(?)を見せて2着には竹ヶ原騎手(ハヤブサ号)が
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いつもながらの「男前」谷調教師(チョビ号)
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ちょっと小柄なアオノレクサス? (ハクリュウ号)と清水川由佳さん(厩務員、皆川調教師の次女)
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最後まで頑張ったサスケ号と長澤沙耶佳さん(厩務員、長澤幸太騎手の奥様)にも大きな拍手が巻き起こった
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馬が繋いだ支援の絆 ~チャグチャグ馬コ開幕に登場~

東北大震災で被災された方に配慮し、今年度ばんえい競馬は恒例の開幕パレードを自粛。当会も昨年行った「チャグチャグ馬コ・パレード」を取り止めましたが、本年度初開催となった4月16日、17日、岩手県滝沢村のチャグチャグ馬コ同好会の有志が、ボランティアで開幕に駆け付けてくださいました。
今回、来帯された4名の保存会メンバーは、自前のワゴン車に馬用衣装(馬装束)2頭分と、人間用衣装10名分を載せて岩手県を出発。給油制限が続く中、途中、ガソリンを補充しながら、当日朝到着。そのまま衣装を調え、リッキー、ミルキーにもあでやかな馬装束を付けて、競馬場開門と同時に観客を出迎えました。
一昨年、昨年と当会が主催した「チャグチャグ馬コ in 帯広」て、すっかり十勝の人々にもお馴染みとなった、絢爛豪華なチャグチャグの装束に、観客も皆さん、足を止め、写真を撮ったり、同好会の人たちから由来を尋ねたり、と、この貴重な伝統馬文化を堪能されていました。
また、16、17日共に、午後には、競馬場内でミニ・パレードを実施。きらびやかな馬装束に身を固めた馬に可愛い女の子がまたがる姿に、観客は笑顔で見入っていました。
「今回の震災では、帯広競馬場から200万円近い義援金を東北に送っていただき、そのお礼に来ました。まだまだ岩手県は死者より多い行方不明者がいる状況ですので、引き続き、支援のほど、宜しくお願いいたします」と話して下さったのは、同好会の斎藤喜次さん。
馬が繋いでくれた東北との絆を大切にして行きたいと、改めて痛感させられた2日間でした。
なお、本年度も当会では「チャグチャグ馬コ in 帯広」を実施する予定です。実施日など決まり次第、当ブログなどでお知らせいたしますので、是非、帯広競馬場で、ばんえい競馬と併せて、この東北の馬文化をお楽しみください。

4月16日、騎手、調教師と共に、観客を出迎えたチャグチャグ馬コ
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場内パレードでは被災地出身の安部憲二騎手と阿部武臣騎手、村上章騎手が馬達の手綱を握った。
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チャグチャグ馬コの豪華な馬装束を身につけたミルキー
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