第2回馬事知識普及公開セミナー(恵庭)

 ご報告が遅くなりましたが、11月8日、第2回馬事知識普及公開セミナーを行いました。
 昨年から、帯広、札幌、浦河と北海道各地で開催してきた当セミナーですが、今回の開催地は札幌郊外・恵庭市。実馬を使ったプログラムを用意しました。
 まず、午前中は恵庭市民会館にて座学。以下の三つの講演が行われました。
1「農用雌馬の繁殖管理」 三宅陽一(帯広畜産大学教授)
2 「馬の感覚と行動特性」 柏村文郎(帯広畜産大学)
3 「えこりん村における馬の活用」濱塚亮治 (えこりん村)
 いずれも中身が濃く専門的でありながら判りやすく楽しい講演。馬に精通した方から、馬に興味を持ち始めたばかりの方まで、受講した皆さんに喜んでいただける講座となりました。

座学終了後は、バスに乗って市内にある観光施設「えこりん村」に移動。昼食後の最初のプログラムは、場内見学でしたが、この場内見学の「足」が馬車。ということで参加者全員、大喜び。コントアというフランスの農用馬2頭がひく大型馬車に乗り込み、広い園内を一巡。
そうして到着した厩舎で下車。様々な馬車を見学した後は、いよいよ、えこりん村見学のメインイベント「ホーストラクター実演」。
 ホーストラクターとは、前進力は馬で、テッターなどの後ろに取り付ける機械の駆動力はエンジンで、と、分担したエコロジー志向トラクター。2頭引き、テッターを装着してのデモンストレーションでしたが、新時代のトラクターに、参加者一同、興味津々。質問なども活発に飛び出して、意義深い講座となりました。
 そんな見学の最後は、牧場見学。前述コントア種を始め、アイリッシュ・ドラフトホースやフリージアンといった日本では珍しい農用タイプの馬が飼育されている牧場で、馬を満喫。馬品種マニアの旋丸にとっては至福の見学となりました。
 以上、充実の内容に参加者全員大満足のセミナーとなりましたが、惜しむらくは、今回のセミナーについて広報がうまく行かなかったため、参加者が少なかったこと。
 次回以降の馬学セミナーでは告知を徹底したいと思いますので、皆様、ふるってご参加下さいますよう、お願い申し上げます。     (旋丸)

今週は『とかちばん馬まつり』!

紹介が遅れてしまいましたが、今週のばんえい競馬は『とかちばん馬まつり』が行われています。
ばんえい競馬の紹介サイト
当会でも、獣医さんの診療と装蹄の実演など、イベントのサポートをさせていただいています。
ご来場をお待ちしております。

また、「馬文化新聞」第6号が発行になりました。
今回のテーマは「軍馬」。現在企画展「ほんべつ馬文化」が行われている本別町歴史民族資料館には、軍馬の資料がたくさんあるのです。戦時中本別にあった軍馬補充部にいた方にインタビューしています。
明日から競馬場にて配布いたします。また、会員の皆様には、11月末発行予定の会報7号と一緒にお送りいたしますので少々お待ち下さい。
                                   (斎藤)

「チャグチャグ馬コ in 帯広競馬場」について

懸案の「チャグチャグ馬コ in 帯広競馬場」の実施が決定いたしました。
スケジュールは
 10月10日~18日 帯広競馬場南側展示場にて「チャグチャグ馬コ」バネル展
 18日 チャグチャグ馬コ・パレード

パレードするのは、リッキー、ミルキー、それにポニー2頭の予定。
つまり、競馬場の馬達ですが、ただし、衣装は本場・岩手からお借りする正真正銘の本物。
本来なら到底、借りられない豪華絢爛の馬の衣装ですが、今回は、「ばんえい応援」のために特別に地元の方が持って来て下さる事になりました。

ということで、18日には、きらびやかなチャグチャグ馬コパレードを繰り広げる予定ですが……

そこで、唐突ですが、皆々様にお願いです。
前述のように、10日からは、チャグチャグ馬コに関する写真や資料などを展示いたします。
つきましては、皆様のお手元にあるチャグチャグ馬コの写真・資料などで、当会に寄付しても良いものがありましたら、パネル展に展示したいと思いますので、是非、ご協力のほど、お願い申し上げます。

全員参加をキャッチフレーズに蘇った「ばんえい競馬」。イベントも、みんなの手で成功させたいと思いますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。  (旋丸)

協賛レースのお知らせ

昨夜の騎手交流会は、一般参加者約20名、騎手・厩務員・調教師の方々が30人ほど(入れ替わり立ち代り…)の大勢で行われ、大変盛り上がりました。ありがとうございました!詳しくはまたブログにて紹介いたします。
朝は5時から、調教見学会が行われました。普段見ることの出来ない馬たちの練習風景に、皆さんがばんえいの新しい魅力を発見していたようでした。また、ちょうどフクイズミやトモエパワーなどの名馬の調教も見ることが出来ました。

さて、本日4Rで「支える会 騎手交流会記念」協賛レースを行います。
本日3時から行われる、交流会参加者限定バックヤードツアーが終わった頃の4時発走です。
ご注目ください。
2009年9月19日 (土) 帯 広 第4競走
支える会 騎手交流会記念 2歳 A-6

枠 馬 馬名 重量 騎手
1 1 ハクテンリュウ   490  松本秀
2 2 シマズステイ    510  長澤幸
3 3 ドウナンカチドキ  510  大河和
4 4 プリンセスラブ   490  細川弘
5 5 ホクトキッス    490  大口泰
6 6 シンエイジョージ  510  西弘美
7 7 ドーラファイヤー  510  安部憲
7 8 ダイヤミラクル   490 △竹ケ茉
8 9 シンエイミドリ   490  浅田達
8 10 ワタシハキレイデス 490  阿部武

公開質問状の回答

先日ブログでお知らせいたしました、帯広競馬場の位置する北海道11区の衆議院議員選挙立候補者にお送りした、ばんえい競馬に関わる公開質問状の回答を公開いたします。

回答を頂いた候補者(五十音順・敬称略)
・石川 知裕
・中川 昭一
・渡辺 紫

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石川 知裕候補者
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貴会の活動に心より敬意を表しますとともに、ご質問について次の通り回答致します。

        記

1. ばんえい競馬は地域にとって有用であるか否か。

有用である。
今や、ばんえい競馬(商業的に)が存続しているのは十勝・帯広のみである。
昨今の娯楽の多様化に伴い、ばんえい競馬の財政的な側面が厳しいことは周知のことであるが、開拓以来「馬」と共に十勝が、北海道全体が歩んできたことは忘れてはならない事実である。その証拠に、ばんえい競馬のみならず「十勝馬唄」のような生活に根ざした民謡も生まれている。そのような背景を考慮した場合、後世に北海道の歴史を伝える上でも有効と考える。

2. 地域活性化のために、ばんえい競馬をどのように活用すべきか。

商業的なばんえい競馬は、帯広のみでの開催である。
しかし、十勝管内そして北海道内各所で、村祭などの折に輓馬が開催されていることに鑑みて、時期を限って岩見沢・北見など移動開催を行うことで地域振興の一助となるのではないかと考える。

                           以上

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中川 昭一候補者
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1. ばんえい競馬は地域にとって有用であるか否か?

A. 有用
 存廃問題が出ていた3年前、市長が存続の最終決断をするに至った経緯の中で、市長に助言をさせて頂き、存続に向け尽力をさせていただきました。
 やはり、長い年月をかけて発展してきた北海道十勝の馬文化の歴史そして北海道遺産である、ばんえい競馬の歴史を後世に伝えるために、十勝の観光資源の一つとして、他の観光資源と連携を取りながら十勝観光の象徴としてのばんえい競馬に携わっている方々と共に力を合わせて残して行きたいと考えている。

2. 地域活性化のために、ばんえい競馬をどのように活用すべきか、具体的にお答えください。

A. 「ばんえい競馬」は世界中を見回しても帯広にしかないのです。この観光資源としての優位性をもっと上手に利用し、もっと積極的に海外の観光客を呼び込む戦略を立てるべきだと考えています。また受験の際、縁起が良いという理由で「ばんばの蹄鉄が欲しい」と言っている受験生がいました。ばんば関連のグッズは、売るための戦略を練れば、飛躍的に売り上げが伸びる可能性を秘めていると思います。
 また、「ばんえい=ギャンブル」というイメージを少しでも払拭する為に、馬券の販売は一切行わない「ファンサービスデー」のような日を作り、すこしでも親子が競馬場に来やすい環境を作るのも手ではないでしょうか。多くの子供達が、ばん馬とふれあい、楽しむことが出来れば、この十勝にばんえい競馬がある意味が更に増すと思っています。

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渡辺 紫候補者
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 貴会の日ごろの活動に心から敬意を表します。
 ばんえい十勝は、多くの市民のみなさんのばんばという馬文化、開拓の歴史を残して欲しいという熱い思いが重なり合って存続されたと考えています。存続に向けての議論が行われた07年度のばんば系の子馬の生産は、約2,400頭といわれており、十勝だけでなく全道で生産されております。全道のばんば系、ばん系種馬の結接点としてばんえい十勝があり、お祭りばんばの全道大会やちびっ子ばんば、ホーストレッキングなど馬にかかわる様々な取り組みが行われればと考えています。
 競馬法はその収益の使途を、畜産の振興、社会福祉の増進、医療の普及、教育文化の発展、スポーツの振興及び災害の復旧のための施策を行うのに必要な経費の財源に充てると定めており、その維持のために福祉の財源を投入することは想定していません。したがって、公営ギャンブルとしてのみ生き残りをかけるのは、言下の経済情勢、余暇の多様化などのもとで難しいものがあると思っています。
 ばんえい十勝は、北海道・十勝の馬文化、開拓の歴史の結節点として有用であると考えます。
 同時に、全道のばんば系、ばん系種馬の結接点として多彩な取り組みが行われるならば、全道からの集客に寄与し地域の活性化に役立つものと考えます。