当会では、馬耕技術伝承プロジェクトと題して、一昨年から馬耕技術の復興・伝承事業を進めてきましたが、今回は、更にそれらの事業を発展させる一歩として、馬による牽引技術について勉強会を実施いたしました。
場所は、前記プロジェクト開始当初から技術の習得に邁進してこられた蛭川さんの農場=
忠類道の駅からほど近いノースポールステイブル・ヒルカワ。当日はあいにくの雨でしたが、遠くは神奈川県、埼玉県からも参加してくださる当会会員さんもいらして、総勢50名に近い人が集まり、いざ、勉強会開始。
厚真町で馬搬業を営む西埜さんと共に蛭川さんらが、荒地で刈られた草をテッタ―で攪拌、集草機で集草、その後、プラウで耕作、ハローで整地と、お昼ご飯を挟んで、馬による様々な農作業を披露しました。また、後半部では、実際に参加者がプラウでの耕作に挑戦。畑までの行き帰りには舗道車に乗る方もいて、降りしきる雨の中、最後まで「働く馬」を体感してもらう意義深いイベントとなりました。
蛭川さんが集めた馬耕時代の様々な農機具も展示
ディスクハローなど様々な馬での牽引作業を、参加者一同、熱心に見学されていました