ばんえいに関わる公開質問状を、立候補予定者に提出

廃止の危機からなかなか脱しきれない「ばんえい競馬」ですが、このような現況を踏まえ、帯広競馬場が位置する北海道11区の衆議院議員選挙立候補予定者の方々が、ばんえい競馬に対して、どのようなご意見をお持ちであるか、公開質問状にてお伺い致しました。
質問状は、8月12日、配達証明にて郵送しておりますので、各候補予定者から回答が届き次第、当ブログ上にて公開する予定です。

                                   2009年8月11日
北海道11区立候補予定者各位
                  特定非営利活動法人 とかち馬文化を支える会
                             理事長 柏村 文郎
                    公 開 質 問 状

廃止の危機にあったばんえい競馬がばんえい十勝として生まれ変わり3年目のシーズンを迎えました。ばんえい競馬は北海道の大地と歴史が生んだ世界で唯一の競馬です。競馬は馬券収入に基づく自治体財政への寄与のみがとかく喧伝されますが,雄大な馬体を誇るばん馬とそれを御する人とがおりなすドラマは,それ自体大きな価値をもっているといえましょう。3年前の秋,廃止の危機に立たされたばんえい競馬がとにもかくにも今日存続し得たのは,十勝から全国に広がった存続を願う市民の声があったればこそでした。私たちNPO法人とかち馬文化を支える会は、そうした市民の声を結集し、十勝の馬と馬事文化を次代に継承し、地域の活性化に寄与することを目的に設立された団体であり、ばんえい競馬支援をはじめ、広く活動を行ってまいりました。
 しかし、ばんえい競馬をとりまく環境は依然として厳しいことも事実であります。
 そこで、今回の衆議院議員候補者各位に、ばんえい競馬に関わる以下につきまして、どのようなご見解をお持ちであるか、お尋ねする次第でございます。つきましては、お手数ではございますが、公示日までに、下記質問事項に対して書面にてご回答いただきますよう、お願い申し上げます。

【質問事項】

1. ばんえい競馬は地域にとって有用であるか否か、お答えください。
・ 有用と回答いただいた方へ
具体的に、どのような分野・場面において有用と考えられるか?   
・ 不用と回答いただいた方へ
      どのような点において、ばんえいは不用と考えられるか?

2. 地域活性化のために、ばんえい競馬をどのように活用すべきか、具体的にお答えください。
                                   以上